第98回アカデミー賞(2026)ノミネート紹介第4弾!(主演男優賞とか)
第98回アカデミー賞(2026)ノミネート紹介第4弾!
第98回アカデミー賞のノミネート紹介をします。第4弾は、主演男優賞、脚色賞、脚本賞、編集賞です。
主演男優賞
・ティモシー・シャラメ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』

ティモシー・シャラメ is マーティ・マウザー。端正なルックスと感情鮮やかなパフォーマンスで「エモボーイ」の名を欲しいままにしていたシャラメが、今回は自信家で、大きな夢を叶えるために人としてギリギリ"アウト"のラインを突っ走り続ける男を演じた。若さ特有のうざさと爽やかさを同居させるシャラメの魅力は、観る者の心に強烈なスマッシュを打ち込む。
・レオナルド・ディカプリオ『ワン・バトル・アフター・アナザー』

現代最高のパフォーマーのひとり、レオナルド・ディカプリオにおいて、ここ近年のキーワードは「情けない」だ。彼が演じる"元"革命戦士ボブは、一人娘を守る大義を掲げて、家にこもってマリフアナを吸い、かつての革命の日々を懐かしむ親父。娘が突然姿を消したことで、かつて自分の中にあった革命精神の暗号を解くのに必死になる。ブチ切れればブチ切れるほど面白いディカプリオの真骨頂、ここにあり。
・イーサン・ホーク『ブルームーン』

年を重ねるごとに味わい深さを増すイーサン・ホーク。本作では、時代を牽引した作詞家ロレンツ・ハートに扮し、哀愁たっぷりのパフォーマンスを披露する。長年共作してきた作曲家の成功が確実となる夜に、彼はこれまでの人生を振り返る。今にも切れてしまいそうな繊細な言葉をひとつひとつ紡いでいく。
・マイケル・B・ジョーダン『罪人たち』

冷静なスモークと衝動的なスタック。まるで同じコインの裏表のような双子のギャングをマイケル・B・ジョーダンが一人で演じ分ける。まるで「いとこ」のように似ていながらも、表情や身のこなしのちょっとした違いが、兄弟それぞれの考え方や経験の差を豊かに物語る。エンタメ大作に細やかなディテールを刻み込むジョーダンの演技は、いつも目を見張る。
・ヴァグネル・モウラ『シークレット・エージェント』

ブラジル軍事独裁政権下、政府からの迫害から逃れようとする元教授アルマンドを演じたヴァグネル・モウラ。ブラジルという国のアイデンティティーを体現する、優雅でスリリングな演技。混沌と複雑を極める情勢の中で、故郷への愛と記憶、価値観を継承しようとする不動の姿は、言葉以上のメッセージを伝える。
脚色賞

・ブゴニア
- ウィル・トレイシー
・フランケンシュタイン
- ギレルモ・デル・トロ
・ハムネット
- クロエ・ジャオ、マギー・オファーレル
・ワン・バトル・アフター・アナザー
- ポール・トーマス・アンダーソン
・トレイン・ドリームズ
- クリント・ベントリー、グレッグ・クウェダー
【ひとこと】総じて予想通りのノミネート結果。『しあわせな選択』は、落選で涙をのむ。アカデミーのパク・チャヌク スルーは今年も健在。
脚本賞

・ブルームーン
- ロバート・カプロウ
・シンプル・アクシデント/偶然
- ジャファル・パナヒ、Nader Saïvar、Shadmehr Rastin、Mehdi Mahmoudian
・マーティ・シュプリーム 世界をつかめ
- ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ
・センチメンタル・バリュー
- エスキル・フォクト、ヨアキム・トリアー
・罪人たち
- ライアン・クーグラー
【ひとこと】熾烈なノミネート最後の一枠を得たのは『ブルームーン』だ。ジャファル・パナヒのオスカーノミネートに乾杯。
編集賞

・F1/エフワン
- スティーヴン・ミリオン
・マーティ・シュプリーム 世界をつかめ
- ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ
・ワン・バトル・アフター・アナザー
- アンディ・ユルゲンセン
・センチメンタル・バリュー
- オリヴィエ・ブッゲ・クエット
・罪人たち
- マイケル・P・ショーヴァー
【ひとこと】実は作品賞を占ううえで重要な編集部門。『マーティ・シュプリーム』『ワン・バトル・アフター・アナザー』『センチメンタル・バリュー』『罪人たち』にとっては朗報だ。でもこの部門をあっさりとっていきそうなのは『F1/エフワン』...(レース映画は編集部門で強い)。
第5弾お楽しみに。
