プロレス観戦記 GCWジャパンツアー②(7.29 TOKYO SQUARE in Itabashi)
こんばんは。ヴァン・ダム推進委員会キュアナイルです。
今回は前回に続いてGCWジャパンツアーの2日目の観戦記です。
※この記事はデスマッチも扱うので、流血試合の写真も多数取り扱います。
苦手な方はご注意ください。
2日目
TOKYO SQUARE in Itabashi
2日目はインイタの愛称で親しまれているTOKYO SQUARE in Itabashi。
私はチョコプロ、TJPW、学プロUWFに続いて4回目です。


試合始まって知ったけれど、この日は東がカメラ正面。
元々インイタはECWアリーナを意識して作ったというお話がありますが、その色が強いGCWがインイタ初上陸ということで期待が膨らみます。

座席もスタンドの立見席以外にも南のアリーナエリアも立見席として発売していて、かなり現地のGCWを意識した客席に仕上がっていました。

この日のリングアナはDDTでもお馴染みの小菅一範。

本編開始前にはカウントダウンがなされ、試合開始前にはそれぞれの試合のプロモ映像が流れていました。
GCWの中継を観た事がある方にはお馴染みの光景がそのまま現地でも再現されている感じです。
翔太vs.ジェフリー・ジョン


事前に発表されたカードにはなかった試合。
翔太は前日はリングアナ、この日は試合です。
試合内容はオーソドックスな展開。

試合終盤に菊タローが乱入。
「Stop the fu**ing music!!!……あっ、これおれの曲やった」と小ボケをするも、このボケをする前に曲が止まってしまい変な感じに(前日もそうだけど、曲掛けたら止めたらするタイミングが変。打ち合わせがうまく行ってない気がする。)。


昨日、ヨシヒコの入場曲がかかるも登場せずに隙をつかれて負けた腹いせに登場した菊タロー。
翔太と共にジェフリーを痛めつけますが、そこにダーク・シークが登場しジェフリーを救出。
そして一悶着あった後に明日の試合は
ジェフリー・ジョン、ダーク・シーク、ヨシヒコ組と菊タロー、翔太、そして今空港に着いたというインビシブルスタン(2人いる透明人間の悪い方
)の3vs.3で勝負するという話に。
ヨシヒコとインビシブル・スタンの夢の対決です。
1コールド・マンダースvs.神谷英慶









昨日の樋口和貞戦同様にデカくて分厚いタイプの人選となった神谷。試合内容はちょっと似ているものの、リングとの距離感がFACEよりも更に近いので迫力が段違い。
肉体と肉体のぶつかり合いの衝撃波を肌で感じるし場外でのファイトは本当に接触しそうです。
山下実優、ダーク・シーク、ショッツィー・ブラックハートvs.ジョーダン・オリバー、アレック・プライス、MAO






女子チームvs.男子チームのミックスドマッチ。
こういうジェンダーレスな試合があるのは海外インディー感ありますね。

実は本来はMAOではなく前日のメインを張ったスペル・クレイジーが試合する予定だったのですが、急遽キャンセルに。その代役として呼ばれたのがMAO。
この日は19時に試合開始だったのですが、MAO曰くオファーがあったのはなんと18時(!?)。
マニアウィークで1日3試合くらいこなしていたのは知っていますが、その身軽さとタフさには驚かされます。

翔太vs.ジェフリーも予定になかったらいしい。


元WWEのスーパースターであるショッツィーですが、左腕の包帯には「INDY GOD」と書かれています(少し前に「INDY GOD」マット・カルドナに勝利した)。
今のWWEでは出来ないであろうお下品なやり取りもみせます。

ショッツィーの厚化粧を剥がすと宣言してロープに顔をこすりつけるMAO。
元WWEのスーパースターがこの距離でこんな試合をするのを観れるのは大変貴重。




TJPWでの試合以上に蹴りの出力が高い山下。
GCW仕様の山下はちょっと手が付けられない印象です。




前日に続いて息の合ったコンビネーションをみせるYDNP。
NOAHに上がってくれないかぁ。ルックスも良いし人気出ると思うんだよなぁ。
ロス・ゴルペアドーレスとの試合を観たい。
アティカス・クーガーvs.ドリュー・パーカー


前日竹串を使ってMAOを苦しめたアティカス・クーガーと、そのMAOを救出したドリュー・パーカーの一戦。
前日のやり取りもあり、明確にアティカスがヒールでドリューがベビーという構図が出来上がり、アティカスには終始ブーイングが飛び交っていました。





ドリューがダーツの矢をもって登場し、さっそく試合で使おうとしますが、逆にアティカス・クーガーに奪われて口の内側からダーツの矢を突き刺され左頬を貫通!うわっ!何だこりゃ!!




更には束になった蛍光灯のも登場。
「ボンッ!!!」という太い破裂音がインイタに響き渡ります。
ドリューが「ブレーンバスター!!」と宣言するもアティカスが太ももに竹串をさして逆にドリューを投げます。

その手のプロ故の安心と信頼。



竹串を巡る攻防の末に出てきたのが竹串が沢山刺さったボード(なにこれ!?)。
素人でも痛みがわかる試合が続きます。




ドリューが逆転を狙うも、今度は椅子に竹串ボードがセットされ、椅子ごと蹴り上げられてドリューがダウン。
そのまま3カウントで決着。

試合後、アティカスがまた隠し持っていた竹串をマットにばら撒くと、犬が後ろ足で土を掛けるように竹串をドリューに浴びせます。
アブドーラ・小林vs.エフィー



GCW世界王座戦と名打たれたセミファイナル。
日本では男色ディーノ絡みだったりとゲイとしてのキャラクターをクローズアップされることのほうが多いエフィーですが、デスマッチ界のレジェンドとの対戦です。



握手から始まるもエフィーが頭突き。
そしてアブ小の股間に顔をうずめるゲイムーブから試合がスタート。

その後は場外でアブ小が女性客に抱き着きながらエフィーから逃げたり、観客を巻き込んでのゴムパッチンをやったりと、観客参加型の混沌とした試合が展開され異様な盛り上がり。


「良い写真撮れよ!」とアブドーラ・小林がこちらに語り掛けてきて、目の前でエフィーの額にフォークを刺す、文字通りの出血大サービス!!
この辺から私も興奮しすぎてトランス状態になっていたと思います。


血まみれのエフィーですが、アブドーラ・小林からフォークを奪うと、お返しとばかりに額にフォークを刺して両者流血。
流血した両者が東側の客席になだれ込んできて会場は軽いパニック状態に。

そしてリングに戻るも、エフィーがフォーク攻撃を続けており、終いにはフォークが突き刺さって立つという凄い光景に。



そしてそしてフォークが大量に立てられているわけが分からない凶器が登場。
しかし、アブドーラ・小林がDDTでフォークボードにエフィーを突き刺します。



バカチンガー・エルボーでも勝負が決まらないので今度は蛍光灯が登場。
3本まとめて頭突きで割ったかと思ったら、今度は4本と血とガラス片が飛び散ります。



勝負を仕掛けたアブドーラ・小林は袴を脱いで、更には黒パンツまで脱いでコーナーに登りますが、エフィーが雪崩式ブレーンバスターを決めて、アブドーラ・小林がガラス片の上の尻からダイブ。
形勢逆転したエフィーが再び蛍光灯を叩きつけ、得意のサックライダーを決めて3カウント。
王座防衛となりました。





試合後はお互い友情が芽生えたらしく、両者キスからの「愛してま~す」締め。
ファニーさと凶器が入り混じり、観客も巻き込み異様な熱気が渦巻く凄い試合。
現地で観れて本当に良かった。
マット・トレモントvs.竹田 誠志

休憩時間が設けられ、メインイベントの設営が開始。
おびただしい量の蛍光灯が手際よくトップロープに縛られていきます。





GCWウルトラヴァイオレント王座戦として行われるとアナウンス。
開始早々に、これがゴングだ!と言わんばかりに両者が自らの頭で蛍光灯を割り試合が開始。休憩明けの会場が再び沸き上がります。



そしてロープに括りつけられた蛍光灯が次々と割られていき、破片が客席まで飛んできますし、割れた蛍光灯の独特のにおいが充満します。



場外でも蛍光灯を使ったファイトが繰り広げられ、セコンドも身体を広げて観客席を守ります。
普通の試合だと、セコンドはあまり観客の視界を奪わないようにしますけど、この手の試合は本当に危険なのでそれどころじゃありません。


「どこで売ってるんだろう……。」という超ロングハサミが飛び出し、刺すしたり、頭の上で引いてみたり更に流血。
一体どこまでやるんだこの試合。



床にばらまかれた蛍光灯をお互いがテンポよく拾っては相手の頭に叩きつけ、また拾っては叩きつけるという「死のリズム天国」がリング上で繰り広げられ、歓声や悲鳴、そして破裂音が永延と響きわたります。





ただでさえ巨体で凄そうなラリアットにプラスして蛍光灯が加わり、わけわからないことになってる技が飛び出し、最後は写真撮りそびれたけど、とレモントが蛍光灯が入った段ボールにデスバレーボムを決めて王座防衛。
セコンド陣が竹田を囲い、トレモントも心配そうな眼差しで見守りますが、トレモントもPROなので観客に声援を止めさせないようにアピール。

無事に竹田も立ち上がり、「I'm so Happy!」といい、マットに蛍光灯を叩き割り去っていきました。
そして、トレモントも自分の頭で蛍光灯を割りました。


パリパリガラスを踏みながら退場することに。
(隣の人がサンダルだったけど大丈夫だったのかしら……。)
サイン会
試合後はサイン会。
前日は行きませんでしたが、この日は自分も興奮しすぎておかしくなっていたのもあってついつい行ってしまいました。

ドリュー・パーカーにはこの日初めてデスマッチを観た事を伝え、葛西純との試合を観そびれたので、こうやって試合を観ることが出来て良かったと伝えたところ、「デスマッチ好きになりました?映像で観るのと実際とで違うでしょ?」と言った感じでデスマッチを好きになって欲しいという話をされました(因みに、有名ですがドリューは日本語ペラペラです。)。

また、ろくに英語は喋れませんがYDNPの2人のサインも貰いました。
主にジョーダン・オリバーが受け答えをしてくれて、「山下実優、メーガン・ベーン、ビリー・スタークスvs.YDNP,マーカス・マザースの試合が凄く良かったです。」と伝えたら「おれたちもあの試合は気に入っている。」と。
また、「山下の蹴りはめっちゃ痛いよ」とも言っていました。


アティカス・クーガーが凄い笑顔で写真撮影に応じていてそっちも行きたかったけど、きりがないのでこの日は帰宅。
(山下のサイン会はあったっぽいけど、早く切り上げたらしくこの頃には既に撤収していた。)
GCWの2日目でしたが、初のデスマッチ観戦というのもあってかなり衝撃的でした。
何度も書きましたが、インイタというリングとの距離がどの席でも近く感じられ、レスラーと観客の一体感がほかの会場では味わえないものですし、盛り上がり方も米国式というか、現地のノリに近いモノがあったと思います。
観客とレスラーの共犯関係のような繋がりを感じ、私も結構騒いでいたと思います。
私はストレートエッジなので酒は飲みませんが、アルコールが飲みたくなる雰囲気が漂っていますし、蛍光灯の割れる音、匂い、飛び散る破片……文字通り五感で感じるプロレスでした。
今年になって週一ペース以上に何かしらのプロレスを観に行っていますが、今のところ今年のベスト興行です。
自分のつたない文章とうまくない写真だと魅力が伝わらないのが歯がゆいですが、誰かに話したくなる興行でした。
視聴方法がTriller+のみなのでちょっとハードルが高いですけど、是非チェックして欲しい興行です。
(キュアナイル)
