学術雑誌出版界の変遷に驚いた話:20年前との大きな違い
フォローさせていただいている武智倫太郎さんの記事を読んで、衝撃的なこと、自身の不勉強を省みることがありましたので、短いながらもここに綴ろうと思います。倫太郎さん、ありがとうございました。
その内容とは、学術雑誌の出版社のことです。
先日、上記記事を投稿したときは、出版社にまで気が回っていませんでした。
何をそんなに反省しているかというと、「シュプリンガー・ネイチャー」をこれまで知らなかったことです。
自分が院生の時に、(今でもそうだと思いますが)世界3大学術雑誌といわれた「Nature」「Science」「Cell」ですが、それぞれ独立した出版社から発行されていました(ScienceはAAASからで、出版社とは少し違いますが)。
その周りに、ドイツのシュプリンガーグループ、イギリスのOXFORDグループ、多数のジャーナルを抱えるElsevier、その他専門の学会で発行しているそれぞれの専門分野のジャーナル、といった構図だったと記憶しています。20年前のことです。
そのシュプリンガーとNatureが合併をしていたことを、これを書いている今まで知りませんでした。しかも、合併から10年以上経っている。
いつのまにか、CellもElsevierの傘下に入っていました。
余談ですが、自分の専攻だったワクチンも、「Vaccine」誌として変わらず発行されていて安心しました。
念のためOXFORDグループを調べてみましたが、こちらは昔と変わらずでホッとしました。下記リンクはOXFORDジャーナルの1例です。
https://academic.oup.com/bioinformatics
なお、医学の分野で権威ある雑誌の2台巨頭、The New England Journal of Medicineは独立系の出版のようですが、もう一方のThe LancetはElsevierの傘下でした。
そしてこの他にオープンアクセスジャーナルがあるわけです。
平成終盤~令和の研究者は、出版社バイアス(こんなものはないと思いますが)にも留意しながら論文で実績を積み上げていかなければならないんだと考えました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※タイトル画像は、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。
