景色が変わった瞬間
ある朝、散歩をしていてふと思った。
道端の雑草も、本当は一つひとつに名前がある。
「最初から名札が書いてあればいいのに」なんて思ったりして。
見えない空気だって、窒素や酸素とか、菌もいたりする。
これは見えなくていいやつだけど。
目の前の車だって、鉄やアルミ、合成金属の塊だ。
さらに、豊かな日本語には、微妙な色の違いにまで細かく名前がついている。
私にはとても分からない世界だけど。
そうやって考えていると、どんどん見え方が変わってくる。
どんなものにも名前がある。
見えないものにも名前がある。
新しい名前もどんどん増えている。
細かく分類していくと、世界は果てしない「文字の集積」になるのだ。
もし自分の視覚がおかしくなって、この世界がまるごと「図鑑」のように「文字」として見えたら……想像するとちょっと面白そう。
でも、頭はおかしくなるだろうね。
それにしても、人間はよくぞここまで全てに名前をつけてきたなぁ。
そして私たちの目は、それらをなんて「大雑把」に、心地よく束ねて見ていたんだろう。
分類しないと気が済まないのが人間なのに、ほとんどの人達は知らないまま、一生を終えるのだろうね。

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毎日お疲れ様です!みんな頑張り過ぎなので、ゆっくり生きて下さい。