【育児日記】伊豆から宇宙へ
こんにちは!エルザスです。
うちの子は、特急サフィール踊り子のプラレールが大好きです。

「さふぃーるは、どこいくの?」
子ども部屋で遊んでいる時、ちょくちょくそう訊かれます。
「サフィール踊り子は、伊豆に行くんだよ」
「いず? いきたい! いずはどこにあるの?」
「ん〜、あっちのほう。西の方だよ」
部屋の中ではありますが、西の方角を指さして教えてみました。
「にし? こっちは?」
反対方向を指さします。
「そっちは東」
「こっちは?!」
だんだんテンションが上がってきました。
「そっちは北」
「こっち?!」
「南」
「キャハハハハハ!!!😆」
東西南北を教わっただけなのに、なぜか大爆笑です🤣
子どもにとっては、世界に新しい名前がついていくことそのものが面白いのかもしれません。
「すごいね。もう東西南北を勉強しちゃったね」
「いずは、にし!」
「そうだよ〜」
「こっちは?!」
天井を指さしました。
瞬間、真顔になる私。
えっと……
この流れだと「上」では芸がない気がする。
かといって「天頂方向」なんて言ったところで、3歳児には難しすぎる。
一瞬考えて、こう答えました。
「ん〜、まあ上にはお空があって、そのもっと上には、宇宙があるんだよ」
「うちゅう?」
「そう、宇宙。お月さまや星があるところ」
すると。
「いきたい!!」
おお、そうか!
宇宙に行きたいのか!
なんて素敵な夢なんだろうーーー
私が3歳の頃に「宇宙に行きたい」と言ったとして、現実的にはかなり厳しい夢だったと思います。
当時、宇宙への挑戦とはもっぱら国家プロジェクトであり、宇宙飛行士になるには、まず極めて優秀な人間になったうえで、厳しい試験と訓練を乗り越えなければなりませんでした。
もちろん今でも、宇宙飛行士への道は簡単ではありません。
でも、時代は確実に変わっています。
宇宙開発をリードする存在には民間企業も加わり、現にスペースXは巨大なロケットを何度も打ち上げています。
民間人の宇宙旅行も、すでに現実のものになりました。今はまだ一部の大富豪だけが体験できる特別なものですが、将来、航空機が大気圏の上層を水切りのように飛ぶ「スキップ航法」の技術が実用化されれば、宇宙は今よりもずっと身近な場所になると思います。
世代が下るにつれて、世界は確実に進歩している。
しみじみと、そんなことを思いました。
うちの子が大人になる頃、「宇宙に行きたい」という言葉が、いま私たちが「海外旅行に行きたい」と言うのと同じくらい自然な希望になる可能性は、十分にあるのです。
そう考えると、なんだかワクワクします。
いつの時代も、小さな子どもが想い描く夢のほうが、大人が想像する未来よりもずっと大きい。
科学技術がさらに進歩し、あらゆる夢に「そんなの無理だよ」と言わずに済む時代になっていくなら、それはとても素敵なことだと思います。
そんなことを考えている横で。
うちの子は、いつの間にかまたサフィール踊り子のプラレールを手に取って、転がして遊んでいました。
「いず!いずにいくよ!」
さっき覚えたばかりの言葉を叫びながら、レールの上を走らせています。
まだ、宇宙までは届かない。
でも、この子の線路の先には、きっと、私たち大人がまだ見たことのない景色が待っている。
未来への夢と希望が胸に宿った、ある日の夕方の一幕でした。
ではまた!
