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広がる薬剤師の活躍フィールド !! 院内急変対応チームの一員として

薬剤師の活躍の場は、近年大きく広がりを見せています。特に注目すべき変化として、院内急変時の対応に参画する薬剤師が増加しており、その実践報告も学会等で数多く見られるようになりました。

この変化の背景には、多くの医療機関でRRS(Rapid Response System:院内迅速対応システム)が整備され、院内急変への対応体制が確立されてきたことが挙げられます。

予期せぬ急変は、いつ、どこで発生するか分かりません。事前に前兆を捉えて介入できれば理想ですが、現実は必ずしもそうはいきません。

急変発生時、現場は当然ながら緊迫した状況に陥ります。しかし、そこには速やかに駆けつけるMedical Emergency Team(MET)の姿があります。METは現場のスタッフと情報を共有しながら、迅速に治療を開始します。
薬剤師もこの情報共有に加わりながら、必要な薬剤の準備に取り掛かります。救急外来とは異なり、物品の配置や手順に戸惑うこともありますが、院内では薬剤師の急変対応への関与が十分に認知されており、また統一されたユニフォームにより職種の識別も容易なため、看護師をはじめとする他職種から積極的なサポートを得られることは心強い点です。


具体例として、アナフィラキシーショックを疑う患者の院内急変時の対応を見てみましょう!!

 医師:「これはアナフィラキシーだね。アドレナリンください。」
薬剤師:「アドレナリン0.5mg、筋注、準備できています。」 
 医師:「0.5mg確認。筋注します。」 
 医師:「効果がない…βブロッカー服用中か?」
            「グルカゴンはある?早くちょうだい。」 
薬剤師:「グルカゴン1mg、静注、用意できています。」
    「後押し用の生食も用意しました。」
 医師:「了解!グルカゴン1mg確認。」
    「投与するのでモニタリングお願いします。」 
   医師:「気道が保てない・・・挿管しよう。」
      「ケタミンとロクロニウムで挿管するよ。」 
薬剤師:「準備できています。」 
 医師:「ありがとう。ケタミン、ロクロニウムを投与しました。」
            「90秒後に挿管します。」
薬剤師:「時間です。」
    医師:「挿管します」

この場面では、医師が迅速に指示を出し、薬剤師は冷静に状況を判断し、必要な薬剤を適切な用量で準備、投与経路の情報提供も行い、確認のためにアナウンスしています。

薬剤師はアナフィラキシーに関連する薬剤や挿管時に使用する薬剤に精通しており、詳細な指示がなくても薬の準備が可能です。また、緊迫した状況下でも医師とのダブルチェックを確実に行えることは、医療安全の観点からも極めて重要です。


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