【観戦記#1】その者達、青き衣を纏いて国立の野に降り立つべし
「5万3973人」
横浜FCが2点差のリードで進んだ後半80分過ぎ。
この日の入場者数と、そしてクラブ歴代最多入場記録が更新されたというアナウンスが場内に鳴り響いた。

1998年の暮れに創立した横浜FCはあと数年で30周年を迎える。人間で言う所の三十路というやつ。帰省する度に親から「結婚はまだか?」「孫はまだか?」と迫られ憂鬱になるであろう時間が過ぎた。知らんけど。
三十年。横浜FCがその大半をJ2で過ごしてきたのは事実だが、2018年からは4度挑み、最終順位が4位を下回ったことがない。ここ数年では二年に一度J1に絡み、二年に一度J2では”圧倒的”を見せつけてきた。 そしてかなり無茶ではあったが今年、新国立競技場でホーム開催試合を見事に成功させた。
二十数年前、当時混沌の中でこのクラブを作った人達の目には、今の横浜FCがどう映っているだろうか。
今の小学生は横浜FCが万年J2であったことを知らない。
須藤監督になり、昇降格のある新しいシーズンはもう始まっている。
20260816 vsジュビロ磐田
こんにちは
フリ丸の扶養になりたいKazukiです(5・7・5)
半年の特別シーズンを終え、夏スタートの2026/2027シーズン。先週アウェイ宮崎でリーグ開幕を迎え、アダイウトンのゴールで見事勝利を収めた。その他の試合も特別シーズンで各地方で猛威を奮っていたチームが尽く敗北するなど魔境がこちらを覗く大変見応えのあるJ2だった。
そんな中迎える第2節、この先横浜FCの歴史を語るならば外せないであろう新しいビックイベントが到来した。それが新国立競技場で主催でのホーム開幕。
どのくらいビックイベントかと言うと、普段ホームスタジアムとして使用している横浜市のニッパツ三ツ沢球技場の収容人数が大体1.5万人で、平均来場者数が7~8000人。それに対して、驚くがいい。新国立競技場の収容人数、脅威の66,727席!!6万人!!ざっくり4倍!!
この企画が発表されてすぐには、そんなに入るのだろうか、そんなに捌けるのだろうか。そういった不安がサポーターの中に蔓延していたのは確かだった。
備考だが直近で新国立競技場でイベントを行っていた= LOVE(イコールラブ)というアイドルグループは2日間で13万人の動員に成功している。桁違いだ。J1でも活躍できそう。
もう一つ備考だが横浜FCは数年前に一度、同じく新国立競技場で試合をした事がある。対戦相手は静岡県の清水エスパルスで横浜FCがアウェイという扱い。この時の来場者数は55,598人。これがJ2来場者数記録のトップなので目指すとしたらここである。
マジギュンギュンギュン、雨すぎて萎え
18時に試合が始まる。じゃあ18時に合わせていこう!というのは初心者。私くらい上級者になるともう国立で寝泊まりをしている。嘘である。前日くらいまでデジタルデトックスしてたのでイベント情報を確認していなかったが、混むのが嫌なのでとりあえず13時到着を目指して家を出る。
普段ホームとして使用しているニッパツ三ツ沢球技場、実は実家から徒歩圏内にあり、いつもだったら時間もあまり見ずスタジアムまでゆっくりブラブラ散歩しながら行けたが、この日は都内まで行かねばならない。電車のルートを確認し時刻表を確認し、持ち物をバックに詰め、いざ!
来たぜ開幕!
来たぜ国立!



横浜FCもジュビロ磐田もチームカラーは共に水色。一応ハマブルーとサックスブルーとお互い自称しているがほとんど同じである。つまり見渡す限り水色。天候まで水色だったらなと期待していたがそこは空気を読んでくれなかった。

普段使っていないスタジアムのため、正直何がどこにあるのながわからない。昼食を確保しコンコースで腹ごしらえ。
会う人会う人口を揃えて「まじ屋根最高」である。そろそろ三ッ沢も新スタの話の進展が欲しいですね。



さてさて
この日一番のイベントは何か?と聞かれたらもちろんサッカーなのですが、イベントという意味では、こちらも上げざるを得ない。
そう、
ポケモンである。

20262007シーズンはポケモンとのタイアップが発表され、各クラブにポケモンが一種類割り当てられるなど、開幕前から豪華な盛り上がりを見せていた。ちなみに横浜FCの担当ポケモンは”ピクシー”。ちょっと待てどこの名古屋グランパスじゃいと思った人多数。(知らない人は「サッカー ピクシー」で検索して)
そんなこんなで今回の国立はポケモンデーにも割り当てられていて、こうしてピカチュウの群れとエースバーンが来てくれたわけなのですが、どうやら公式の方々は制約が多いとのこと。(共演とか世界観とか)
~フリ丸タイム~
この日は本当に凄い人で、フリ丸のマスコットグリーティングも策が張られている中での決行。最早遠目から後方彼氏面することしかできなかったが、ゲストが多く来ていたので写真に残すことにした。









入場
余り並ぶのを避けたい性格が故、普段は入場待機列が掃けたくらいに入場するのですが、この日はクラブメンバーブロンズなのを思う存分に活かし、先行入場で悠々自適にスタンドに入ることができた。














今日を戦う漢達

ホーム開幕のスタメンがこちら。
前節宮崎戦とメンバーは変わらず、前シーズンから引き続きのメンバーがほとんどである。
そういった意味では着目するポイントは横山と島村の2026年唯一の新加入組。実力は未知数(あんまり他チーム事情を知らない筆者)なのと、ある程度場数を踏んだベテランの域に達する年齢である。横山はこの半年いないと困る選手と言えるくらいには十分な活躍をしたと言えるが、これからが本番。
既存組では、岩武新キャプテン率いるディフェンス組。杉田、細井と若手がしっかりとスタメンを勝ち取るのはかなり良い傾向だと思う。
スタメンも控えも、この半年活躍した選手達なので応援する側としても例年より信頼からくる期待が高まる。
試合


18:00 キックオフ!
個人的に、今シーズンが始まった。
前半を優位に進めていたのは横浜FC。
前節の反省点があるとしたら、攻撃回数と決定力。要は得点が欲しい所。すると、前半開始早々ルキアンのこぼしに横山がチャンスを作ると、立て続けに攻撃を展開する。
前半28分
ゴール正面ペナルティエリア外からのフリーキック。キッカーは髙江麗央。目にも止まらぬ速さで突き抜けた綺麗な低弾道シュートはポストに当たりゴールネットを揺らす!!
ゴーーーーーーーール!!
待望の前半での先制点!!
GOAL CLIP | 髙江麗央
— 横浜FC【公式】 (@yokohama_fc) August 16, 2026
5万人を沸かす直接FK弾💥#髙江麗央 選手の加入後初ゴールは国立で✨#yokohamafc #横浜FC #横浜FC磐田 pic.twitter.com/3Oqa1gcwm7


ハーフタイムを挟み、後半。
向かって手前に選手が攻めてくるため、前半よりより鮮明に見える。新加入坊主島村。ラインギリギリをドリブルで抜け、相手選手にプレスをかけられても粘り、ペナルティエリアギリギリで相手の反則を誘いPKを獲得した。

キッカーはルキアン。ゴール裏では誰が始めたのか、後ろを見たらみんなが座り始めていたため筆者も便乗した。シュートは相手GKの逆を付き追加点を獲得。ゴール裏は立ち上がり飛び上がり。大盛り上がり。
GOAL CLIP | ルキアン
— 横浜FC【公式】 (@yokohama_fc) August 16, 2026
追加点は恩返し弾!!#ルキアン 選手がPKを冷静に決める✨#yokohamafc #横浜FC #横浜FC磐田 pic.twitter.com/zDVyIxtnV1
横浜FCは止まらない。
さらにその後、相手のチャンス中に新保がボールを奪うと、そのまま無理やり突破、スペースが空いたところにすかさずルキアンへとボールを繋げる。そのまま一旦落ち着いたと見せかけて、後ろから激走してきた村田へ繋ぐと、最後は走り込んできた島村がネットを突き刺す。
祝・新加入島村初ゴール!!
第2節にして今シーズンベストゴールにノミネートされてほしいくらい綺麗な流れ、美しいゴール。最高である。
GOAL CLIP | 島村拓弥
— 横浜FC【公式】 (@yokohama_fc) August 16, 2026
試合を決める加入後初ゴール✨#島村拓弥 選手の美しいダイレクトボレー✨#yokohamafc #横浜FC #横浜FC磐田 pic.twitter.com/bMZwzvF625
ただ、世の中上手くいくことばかりでは無い。
後半20分過ぎ、前半で一枚警告を貰っていた岩武新キャプテンがペナルティエリア内で相手選手を倒してしまい、この日二枚目の警告で退場、PKのピンチを迎える。

失点
— 横浜FC【公式】 (@yokohama_fc) August 16, 2026
横浜FC 3-1 ジュビロ磐田
後半25分#yokohamafc #横浜FC #横浜FC磐田 #HAMASPIRIT
勝ち点ゲットだぜ!

うぉーーーー!!!!!!
いぇーーーーい!!!!!
ふぅーーーー!!!!!!
後半、10人で戦った横浜FCは、引いて守る選択をしたため、ピンチが続いたが、すべて防ぎ切り見事3-1で横浜FCの開幕2連勝、国立の華やかな一日は幕を閉じた。
試合終了
— 横浜FC【公式】 (@yokohama_fc) August 16, 2026
明治安田J2リーグ 第2節
横浜FC 3-1 ジュビロ磐田#yokohamafc #横浜FC #横浜FC磐田 #HAMASPIRIT pic.twitter.com/25VIfqqjQG
ちなみにお立ち台が目の前だったので、大変面白かった。




この試合に勝利したため、2026/2027の横浜FCは開幕2連勝である。
前回昇格した2024年はスタートダッシュに失敗し、同じ勝ち点6に到達するまで5試合かかっている。
目指すは2022年。ワールドカップで活躍した小川航基がまだ横浜FCにいた頃であり、開幕4連勝から始まる脅威の開幕13試合負け無しの大記録を打ち出した。ただこの時も決して完璧ではなかった。今の横浜FCならきっと超えれるはずだ。
38試合全勝まで残り36試合。
おいでよ三ツ沢
さぁ、ここからはいつもの日常が待っている。
22日のアウェイ山形戦が終われば、ホーム2連戦である。
まずは26日水曜ナイトが三ッ沢開幕。
試合はJリーグではなく、天皇杯。
相手は流通経済大学に勝利したクリアソン新宿。
チケットの席種はJリーグとは異なり、ゴール裏からバックスタンドまでが自由席になっている。普段と違う席で見たい人はオススメである。

そしてJリーグの三ッ沢開幕は29日。
相手はサガン鳥栖。
入場者特典でフラッグ風うちわや、歯ブラシがもらえる。
これは行くしかない(洗脳)


三ッ沢は良いぞ。
なにせ首都圏で唯一(たぶん)(知らんけど)の球技専用スタジアム。
国立の最前席が三ッ沢では最後列くらいの近さ。
一度くれば沼ること間違いなし。
三ッ沢は良いぞ
三ッ沢は良いぞ
三ッ沢はよいぞ
