月の味のドロップ∶シロクマ文芸部お遊び企画「月の味」に2作目参加します💓
「月の味がするドロップよ。」
美しい羽根を持った妖精は、そう言うと、ソラの手のひらにコロンとした丸いドロップをのせた。
「どうしようもなく悲しくて、寝られない夜 に、そっとお口にいれると、初めはレモン みたいに酸っぱいの。
それが次第に鼻を抜けるような爽やかな味 になって、少しだけ甘い花の香りがした ら、最後はハチミツを舐めている時みたい な満たされた気持ちになって、ぐっすり眠 れるわ。
どうしても…て時に、大切に舐めてね。」
「ありがとう。」
ソラは手のひらの中のドロップを見た。
ちょっと光に透かせてみると、キラキラと輝いている。
「ねぇ、でもドロップを舐めたまま寝てしま ったら、虫歯になっちゃわないかしら?」
ソラがそう言って妖精の方を見ると、もうその姿は見えなくなっていた。
いつもお庭に来ていたモンキチョウが、コスモスが咲いていたあたりを羽ばたいている。
そう言えば、あの妖精の羽根も綺麗な月の色だったな…
そんなことを思いながら、ソラは空いているジャムの瓶の中にドロップを入れた。
月の味がするドロップは、カラン!と小さな音をたてて、瓶の中に収まった。
小牧さん
私にしては珍しく💓おかわりお願いします💞
十六夜の月も綺麗ですね🌝
🌱お読みいただきありがとうございました✨
