『忘れられた記憶を探して』キャラクターコンセプト⑷ ——オレク
今回は自作の小説『忘れられた記憶を探して』第31話から登場するオレクの、キャラクターとコンセプトについて記事を書いていきます。
小説本編はnote系列のTALESと、カクヨム、ソリスピアに掲載しています。
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基本情報
名前:オレク・アイレ(Oleg Aire)
特徴:赤髪に翠の目
年齢:13歳
性別:男性
出身地:ルミナ公国(ヴァルトの貧民街育ち)
誕生日:3月3日(誕生花はモモ)
身長:137cm
魔導属性:地属性
テーマカラー:赤色
キャラクター紹介:
ヴァルトの貧民街『南ガルンスト』に住んでいた。
天涯孤独の身で、自分の仲間を『家族』と呼ぶ。
人の優しさにめっぽう弱く、自分の居場所を求め続けている。
姓として名乗っている「アイレ」は自称であり、本名ではない。
その小さい体には、強い意志と仲間を守る為の勇気を持ち合わせている。

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キャラクターコンセプト
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オレクのキャラクターコンセプトは、「何度折れても、立ち上がる子供」です。
その通りに、彼は何度も逆境に遭い、その度に傷付くことも多いですが、諦めない子です。
しかし、オレクが一度諦めた時があります。
それが、第33〜35話にかけて描かれています。
オレクは話している内に、目から涙を溢れさせた。涙は彼の額を伝って、紅髪を濡らした。
「オレには……家族ドーゼンだったあいつらが目の前で殺されて、生きる意味ももうねぇンだ」
家族同然だった同じ貧民街に生きる仲間たちを失ったところに、ニーナが彼が生きたいと思えるようにお願いするシーンが印象的です。
ニーナは俯いて、必死で考え込んだ。
オレクが生きていける方法を。生きたいと思える理由を。
「それで、おしまい?じゃあ早くあんちゃんら、離れないと魔獣に喰われて死んじまうぞ」
彼女は顔を上げて、オレクに話しかけた。
「待って、オレク……あなたには、お父さんもお母さんもいないの……?」
「ん?……当たり前じゃん」
ニーナは想定通りの答えに頷いて、言葉を紡いだ。
「それなら……私のお父さんを探すの、手伝ってほしい」
「え、なんで?」
反射的にオレクは疑問を突き付ける。ニーナは話を止めることなく続けた。
「私……お父さんが帰ってこなくなったの。もう死んでるんじゃないかって思ったこともあった。でも……」
間を置いて、彼女は話をする。
「私は、自分が生まれた国に捕まって、逃げたら追いかけられて……」
オレクは黙って聞いていた。彼女はオレクに分かる言葉を探して、彼に語りかける。
「だから今、ここにいるの。逃げている内に、お父さんに会えないかって。それに……」
「それに?」
オレクは彼女の言葉を待った。彼女は一拍溜めて、オレクに向けて無理に笑いかけて言った。
「……オレクなら頼りになるし、私、オレクの笑った顔、好き」
彼女の言葉に、オレクはポカンと口を開けたまま黙る。
それから、オレクはニーナとアルベルトを「家族」と呼びます。
「オレク・アイレ。今からオレは、オマエらの家族だ」と宣言した。
この、「アイレ」という姓は自称だと、基本情報のキャラクター紹介で書きました。では、何故オレクは「アイレ」と名乗っているのか?
「アイレ(Aire、アイーレの方が読み方は近い)」は、トルコ語で「家族」という意味です。
彼自身が家族を失って生きる内に、一番欲しいものを名前という形にしたのです。
もう一つ、特徴的なのは、オレクの身長です。
ニーナ(155cm)よりも低く、13歳(中学1年生か中学2年生くらい)で137cmとなっています。
これを現代日本人の平均に当てはめると、9〜10歳くらいの身長のようです。
この数字だけでも、彼がどのような過酷な環境で育ったのかが伺えます。
身長だけではなく、育った環境の違いによる周囲との教養の差もかなり大きく物語に表れています。
彼は口が悪く、じっと出来なかったり、周りの登場人物たちの話についていけないことも、多くあります。
セリフも、彼が話しているとかなり分かりやすいのではないでしょうか。
明るくてやんちゃなオレクですが、その小さな体には傷みと優しさを持ち合わせています。
その彼が、今後どのような運命を辿っていくのか、見届けていただければ幸いです。
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オレクのテーマソング
最後に、LiraAurora様が作ってくださったオレクのテーマソングを紹介します。
以下は、YouTubeのリンクです。
明るくて、疾走感のある曲調に、オレク視点から見たニーナとアルベルトの二人も登場していて、聞いていてとても気分が上がります。
