A story that begins with me #25|~LIVE Again~
春の息吹が混じる3月、
千代田区のビル群を背に、
僕は新天地の門を叩いた。
手渡された社員証。
そこに映る強張った顔は、
昨日までの自分を脱ぎ捨てた証だ。
「始まるんだ」
――胸の鼓動が、確かに加速を始める。
そこからは怒涛の数ヶ月だった。
業界の荒波に揉まれ、
知識を貪り、営業のイロハを体に叩き込む。
景色が飛ぶようなスピードで過ぎ去り、
迎えたある金曜日の夜。
僕の快進撃は、この瞬間から鮮烈に幕を開ける。
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