スコーンサンド図鑑
はじめまして。
マニアになりたい[スコーンサンド愛好家]です。
スコーン“サンド”に特化して、
年間100種類以上を食べ歩いています。
この図鑑を作るにあたって、
どのスコーンサンドを紹介するか、
本当に悩みました。
「この子も載せたい!」「いや、あの子も!」
もっと紹介したいスコーンサンドも
たくさんあります。
でも、それはまた次の機会のお楽しみ。
それでは、一緒にスコーンサンドの世界へ。
はじめに
みなさんは、スコーンサンドをご存知ですか?
ここ数年、スコーンは専門店も増え、
すっかり身近なお菓子になりました。
スコーンは、おいしい。
それだけでも、十分しあわせ。
でもそこに、クリームやあんこ、バター、
フルーツなどを挟んだら……
思わず浮かれはしゃぎたくなる、おいしさに。
スコーンをちょっと贅沢に楽しむための、
ひと工夫。
それが、スコーンサンドです。
最近では、専門店だけでなく、
カフェやパン屋さん、洋菓子店、
チェーン店などでも見かける機会が少しずつ
増えてきました。
それでも、
スコーンほど種類豊富に並ぶわけではなく、
スコーンサンド自体を販売していないお店もあります。
あっても一種類だけ、ということもしばしば。
だからこそ、ちょこんと佇む姿を見つけると、
しばらくしゃがんで見つめちゃう。
写真を撮りたくなるほど、
可愛らしいビジュアル。
手のひらにのせると伝わる、
ずっしりとした重み。
盛りに盛られたフィリングからは、
「たくさん楽しんでほしい」
というお店の想いまで伝わってくるようです。
食べ方は自由。
そのままでも、温めても、冷やしても。
それぞれ違った“おいしい顔”がのぞきます。
味わい方も、あなた次第。
上のスコーンをパカッと開いて、
まずはスコーンだけをひと口。
その次はフィリングだけを少し。
あとは、
自分の好きな塩梅でぬりぬり重ねながら、
お気に入りのひと口を探してみるもよし。
ガブッと豪快にかぶりつくのもよし。
フィリングがあふれたり、手が汚れたりしたら? へっちゃらへっちゃら。
食べにくささえ、愛おしい。
そんなふうに、
自分だけの“おいしい”を探す時間も、
スコーンサンドの醍醐味です。
食べる前からウキウキで、
どう味わおうか楽しく悩んで、
食べてる間は、もう至福。
食べればもっと、好きになる。
直径数センチ。
その小さな世界には、驚くほどたくさんの
「ときめき」と「おいしさ」が詰まっています。
この図鑑では、スコーンとフィリング、
それぞれの個性はもちろん、
組み合わせが生み出す味わいや食感、
そしてスコーンサンドだからこその楽しさまで、たっぷりご紹介します。
読んだら最後。
いてもたってもいられなくなるはず。
スコーンサンドを探し出す日々、幕開けです。
スコーンサンドの構造

スコーン
ハード系、ソフト系だけでは語れないのが、
スコーンのおもしろさ。
ザクザク×しっとり、ふんわり×ほろほろ……。
いくつもの食感と口どけが重なり合って、
その子だけの個性が生まれます。
ざっくり大きな子もいれば、
華奢で小さな子もいるし、
丸い・花型・四角い子など容姿もさまざま。
ときには、外見からは想像もしなかった食感とのギャップに驚かされることも。
それも、スコーンならではの魅力。
そのまま味わうのはもちろん、
リベイクして焼きたての雰囲気に近づけたり、
冷凍のままガリッとひんやり味わってみたり。
同じスコーンでも、
食べ方ひとつで新たな表情を見せてくれます。
今日はどんなあなたと、何話そう。
フィリング
スコーンをおめかしするのが、フィリング。
そのままでも十分素敵なスコーンですが、
フィリングをはさめば、もっと可愛く大変身。
スコーンといえば定番のジャムや
クロテッドクリームをはじめ、
あんバター・ずんだ・求肥などの和風系、
クリームやカスタード・生チョコなどの洋風系、
旬の果実が主役のフルーツ系、
それからアイスにお惣菜まで、
そのバリエーションはとっても豊か。
お気に入りのお洋服に着替えたみたいに、
スコーンサンドもフィリング次第で、
さまざまな装いに。
今日はどんなおめかしをしたスコーンサンドに
出会えるかな?
スコーンの個性と、フィリングのおめかし。
その組み合わせは、
ひとつとして同じものはありません。
ザクザク×とろり、しっとり×みずみずしい…。
組み合わせ次第で、デザートにも、ランチにも、
ときにはおつまみにも姿を変えます。
各ページでは、スコーンサンドを
・スコーンの食感(ソフト⇔ハード)
・フィリングの味わい(軽やか⇔濃厚)
・スコーンサンド全体の印象(軽やか⇔濃厚)
の3つの視点で整理しています。
これにより、
スコーンの食感とフィリングの味わい、
そしてそれらが重なり合って生まれる
「スコーンサンドとしての味わい」を、
ひと目で見比べながら
イメージできるようにしています。
さらに、
『スコーン』のサイズ・食べ方・口どけ、
『フィリング』の中身・量・系統、
スコーンとフィリングそれぞれの味わい、
両者が織りなす『ハーモニー』、
感じたこと『メモリー』まで、
丁寧にご紹介していきます。
さあ、あなただけのお気に入りを見つけに──
レッツ、ビバビバスクロール!
スコーンサンドコレクション
①aomugi菓子店

②ELMERS GREEN CAFE

③tobira 自家製酵母のスコーンのお店

④FRESHNESS BURGER

⑤CAFE LAYERED

⑥CHUNKY &CHEWY

⑦UTSUBO BAKERY PANENA

散布図
今回紹介した7店舗のスコーンサンドを、
「ソフト⇔ハード」と「軽やか⇔濃厚」の2軸で散布図にまとめてみました。スコーンの食感と、スコーンサンドとして味わったときの味の印象から、それぞれの個性を見比べてみてください。

番外編
スコーンサンドをめぐっていると、
「うわぁ……!」と口が開き、
気づけばにんまり見入ってしまう。
そんな出会いがあります。
しばらく見つめたまま、
食べる決心がつかなかったスコーンサンドたち。
今回はその一部を、番外編として集めました。


おわりに
同じようでいて、
まったく異なる個性を持つスコーンサンドたち。
その魅力を言葉にしていくうちに、
気づけばますます惚れ込んでいて、
小躍りしそうになりました。
書いている途中も、「あれ美味しかったな」
「今度はこの食べ方でも味わいたいな」と、
頭の中はスコーンサンド一色。
思い出した味わいにはお腹が鳴り、
膨らむ野望には
「今は書くのよ、ガマン、ガマン」
と何度言い聞かせたことでしょう。
あぁ、スコーンサンド食べたい!!!!!
知ってほしい、探してほしい。
そんな思いの一方で、知られすぎたら、
手の届かない存在になってしまう気がして、
さみしさもあったのが正直なところ。
でもやっぱり、スコーンサンドが好きだから。
もっとたくさんの人に、
この魅力を知ってほしい。
分かち合えたら、もっと楽しい。
その思いを言葉に乗せて、図鑑を書きました。
これからも、ひとつでも多くのスコーンサンドとのご対面を果たしたい。
そして、みなさんにもお気に入りのスコーンサンドを見つけてもらえたら嬉しいです。
あわよくば、それを私にも教えてください。
作者情報
マニアになりたい【スコーンサンド愛好家】
スコーン“サンド”に特化して、年間100種類以上を食べ歩く30代女性。
お店に問い合わせをすることも多く、
店主さんからは「スコーンサンド食べたい人」と呼ばれる。
スコーンサンドの本を出すのが夢。
今日もどこかで、スコーンサンドを探しています。
スコーンサンドについてあれこれ尋ねている人がいれば、それはおそらく私です。
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まだ見ぬスコーンサンドとの出会いを追い求めるための遠征費として、
大切に使わせていただきます。おいしいご縁を探してきます。