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【担任の先生はどこですか?】〜ポンコツ夫婦、入学式で迷子になる〜

こんにちは。ASD&聴覚情報処理障害(APD)の母と、ADHDで注意散漫な夫の、七不思議夫婦の日常を綴っています。

今回は、子どもの晴れ舞台「入学式」で起きた、ちょっと情けなくて、でも笑える話をお届けします。



入学式、情報ゼロで終了する夫婦

うちの子、ASD(自閉スペクトラム症)ですが、ありがたいことに勉強は良くできて、県内でも指折りの中学に合格しました。

ついに入学式当日。緊張と誇らしさが入り混じる中、私たち夫婦は並んで式に参加していました。

この時点で、なにかが起こる気はしていたんです。
だって、私には「相貌失認そうぼうしつにん(人の顔が覚えられない)+聴覚情報処理障害(話が聞こえても理解できない)」という、情報収集にはかなり不利な二重苦があり、夫は「ADHDで人の話を全力で聞けない」タイプ。

そして、事件は起こりました。

式中に発表された「新しい担任の先生のお名前」。
隣にいた夫に「今、先生の名前、なんて言った?」と聞くと

「え?……なんだっけ?」

じゃあ担当教科は?

「……理科?いや、国語だったかな?」

この人、まるで聞いてなかった。そして私は、聞き取れてない。

しかも私、先生の顔も覚えられない。夫はそもそも人の顔なんて見てない。

情報、ゼロ。


クラスが分からず、流れに乗って迷子になる

そして式が終わり、子どもの教室へ、…と思ったら、案の定、違うクラスの列にしれっとついていく私たち。

「あれ?うちの子、どこ?」
「この教室……なんか違くない?」

そうです。
わたしたち夫婦、入学式でまさかの迷子です。


ポンコツなのに「まとも」に見える七不思議

でも、こんなポンコツな夫婦なのに、なぜかそれなりにまとも
いやいや夫については立派にさえ見えるのです。
学歴も職業も、そこそこ。だからこそ、外からは「ちゃんとしてるご夫婦」だと思われるし、「困ってるなんて、まさか」とスルーされやすい。

この「ふり幅の大きさ」が、余計に生きづらさを招いています。
目立たないズレ、わかってもらえない困りごと、そしてそれをカバーする日常の工夫は、かなりのエネルギーを使います。


これが私たちの普通

誰かの当たり前が、私たちには高難度。
でも、そんな日常にこそ、笑いと工夫が詰まっていて、それが我が家のスタンダード。

「担任の名前、二人とも知らんってどういうこと!」と後で家族全員で爆笑しながら、「ああ、今日も私たちは、ポンコツなりに精一杯やってるなあ」と思うのです。


さいごに

もし、あなたも「普通のはずなのに、なぜか浮いてる」「一生懸命なのにズレてしまう」と感じたことがあるなら――。

たぶん、それは「ふり幅」がある証拠。
欠けているんじゃなくて、特性があるだけ。

今日もどこかで、似たようなポンコツ夫婦が、笑いながらなんとか暮らしています。

あなたの困りごとも、きっと、笑っていい日が来ますように。


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