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松屋のキムチチゲ、ラブ

好きです、松屋の牛豆腐キムチチゲ。

1年前、初めてコロナに感染し、丸2日絶食しきった体に3日目にして最初に流し込んだのが松屋のキムチチゲでした。

空っぽの胃から血液にかけてチゲが染み渡る感覚がしたのと同時に、あまりのおいしさに当時衝撃を受けました。初めてハッピーターンを食べた7歳の頃が走馬灯のように思い出されたくらいです。ハッピーターンの粉は司法で裁けないギリギリの粉だと思っています。


それから1年後、またチゲの季節がやってきました。病み上がりに食べたあの味を抱えたまま、こうして冬を迎えました。とはいえ、あんなにおいしかったのはコロナの苦しみを乗り越え、絶食状態で口にしたからでは…?という疑念が少しだけありました。

それを確かめるべく(もちろん素直に食べたい気持ちもあった)、今年もチゲを食べました。そして、やっぱりあのとき感じた衝撃は病み上がりマジックだけではないと確信しました。


味がうますぎる。海鮮だしを使っているみたいですが、家でこの味は再現できません。なんなんだ、この旨味。おいしさを確かめるうちに米が進み、チゲもいつのまにか器の底が見えています。決して濃すぎるわけではないのですが、味がしっかりしているのでとにかく米が進むのです。特盛なんて余裕で消えます。

そして、今のところ今季は3回チゲを楽しんでいます。


2回目のチゲは、はじめて店内でいただきました。ただ、自分は牛丼屋の店内で食べることに向いていないと気づきました。なぜなら構造上、隣の席との距離が近く落ち着かないのと、早く食べて出ないとという謎の使命感に駆られてしまい、全く味わうことができなかったからです。

10分前にテイクアウトした客が戻ってきて、割引クーポンが金額に反映されていないと店員さんに15分ほど詰め寄っている姿を横目に食べたから、というのもあります。結局、客に戻ってきたのは30円ほどでした。15分で30円か…と思いながら食べるチゲは味がしませんでした。


3回目は、前回の教訓を元に自宅でゆっくり味わいました。ただ、今度は別の失態を犯しました。チゲだけで十分米が進むのに、なぜかカルビもセットで注文してしまいました。年内の最終出勤が終わったこともあり、浮き足立っていたせいです。チゲだけに飽き足らずカルビも注文するなど、チゲに対する冒涜でした。松屋のキムチチゲは、チゲとごはんと温泉卵で十分です。それ以上でもそれ以下でもありません。

キムチチゲセットは、温泉卵と生卵のどちらか1つを選ぶことができますが、私はいつも温泉卵を選びます。卵の半熟状態をキープしながらチゲの味を楽しみたいという高尚な理由ではなく、ただ自宅で作るには面倒でなかなかお目にかかれないからです。

年が明け、春が近づいてくるとチゲに会えるのは次の冬になります。4回目は、サイドを何もつけず、キムチチゲセット1択にし、家でゆっくり楽しみたいです。


まだ行かないでほしい、松屋のチゲ。


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