合わせすぎる日本人、合わせない外国人。異文化チームで感じた「温度差」と「学び」
マレーシアで外国人とチームを組んで課題やプロジェクトを進める中で、何度も「価値観の壁」にぶつかった。
日本では当たり前だと思っていたチームのために頑張る姿勢が、ここでは必ずしも当然じゃない。
最初は正直モヤモヤもしたけれど、今振り返ると、自分の「常識」を見直すきっかけにもなった気がする。
外国人とチームプレイして感じた「温度差」
チームのために時間を作る?
マレーシアで留学をしていると、外国人とチームを組む機会が多い。最初の頃は、正直かなりしんどかった。
日本人ならある程度チームに合わせようとするものだけど、彼らは驚くほどマイペースだ。
会議をしようと言っても「ご飯食べてる」「外出中」「友達と遊ぶ予定がある」などの理由で普通に断ってくる。
最初は「いや、みんなでやってるんだから合わせようよ」と思っていた。
自分も忙しい中で時間を削って参加しているし、全員で頑張ってこそチームだろう、と。
価値観の違い
でも、やっていくうちにわかってきた。
これは単にやる気がないとか、責任感が薄いとかじゃなくて、価値観がまるで違うのだと。
彼らにとって、課外活動やグループ課題も“仕事”の延長線上にある。仕事は仕事、プライベートはプライベート。
だから「自分の時間を優先する」のは当たり前。そう考えてるのかは知らないけど、少なくとも私はそう受け取った。
日本人が「チームに合わせすぎる」だけなのかもしれない。協調性が強い反面、息苦しくなりやすいのはそのせいだろう。

外国人チームのすごいところ
そう書くとネガキャンみたいな感じになってしまうが、もちろん、彼らにも良いところはたくさんある。
意見が言いやすい
まず、意見が言いやすい空気がある。
日本人同士だと「これ言ったら失礼かな」とか変に気を使うけれど、なんとなく彼らとの間にはそういう壁があまりない。
年齢や上下関係の意識も弱まるので、ディスカッションがしやすい。
これはもしかしたら英語という言語の性質もなるのかもしれない。
間に合わせる能力
そしてもう一つは、間に合わせる力の異常な高さ。
前日の夜までスライドができていなくても、なぜか当日には完璧に仕上がっている。
リハーサルが一回しかできなくても、本番はしっかり決めてくる。
「それができるなら最初からやってくれよ」と思うけど、結果だけ見れば本当にすごい。
日本人だと、そもそもそんな綱渡りをしようとしない。
日本人も染まっていくという話
面白いのは、日本人もなぜか海外に来るとそういう影響を受けること。
例えば、マレーシアではご飯を残すのが普通なんだけど、日本人でも平気で残すようになる人がいる。
時間に対しても、日本ほど厳しくなくなる。「まあこれくらいでいっか」と思う感覚が少しずつ染みついていく。
もちろん、郷に入っては郷に従えだし、異文化に慣れるのは大事だ。
でも、都合のいい部分だけ吸収している日本人を見ると、ちょっと複雑な気持ちになる。
文化を学ぶのと、だらけるのは違う。現地に馴染むことと、自分の軸を失うことは紙一重だと思う。

結局、異文化チームは「鏡」みたいなもの
最後のところで話がちょっと逸れてしまったが、異文化のチームプレイは、やっぱり大変だ。
けれど、価値観の違いを肌で感じられる貴重な場でもある。
相手の行動を通して、自分の「当たり前」がどれだけ日本的なものかを思い知らされる。
自分にとっての正解が、他の国では全然通用しない。それに気づくだけでも、この経験には意味があると思う。
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