見出し画像

図案の写し方について

図案の写し方(トレース方法)には主に次の方法があります。

  • 光を使う方法−トレース台などを使って下から光で図案と生地を透かして消せるペンなどで図案を写すやり方。刺繍が終わったら図案を写したペンを所定の方法で消します。

  • チャコペーパーを使う方法−チャコペーパーなどを使って線を布に転写することで図案を写すやり方。刺繍が終わったら水につけるなどして図案の線を消します。

  • 水で溶けるシートを使う方法−お湯や水で溶ける水溶性のシートに図案を写し、布の上にシートを置いてシートの上から刺繍をするやり方。刺繍が終わったらシートをお湯や水で溶かします。


光を使う方法

光を使ったトレースは下から光を当ててイラストや 文字を透かして複写をする 「トレース台」と呼ばれる道具を使います。

【トレース台の使い方】
①トレース台に図案、布の順で重ねておく
②トレース台の電源を入れ、下から光を当てる
③図案を水で消えるペンや熱で消えるペンなどで布にトレースする
④刺繍後所定の方法でペンを消す

下から光で透かして写す

※熱で消えるペン(フリクションペンなど)はアイロン掛けで色が消えますが寒いところでは消した色が戻ることがあるので注意が必要です。
※濃い色の生地にはこの方法はあまり適していません。

【その他の光を使ったトレース方法】
・晴れた日に 日光の入る窓に 図案と布を押し付けて 透かしてトレースする。
・スマホやタブレットにトレース台の代わりにできるアプリなどを入れて簡易トレース代として利用する。

チャコペーパーを使う方法

チャコペーパーを使ったトレースは「チャコペーパー」という手芸用の図案写しや印付けに使う道具を使います。
刺繍図案のトレースには主に片面複写タイプ、かつ布用のものを使います。

【チャコペーパーの使い方】
①図案をトレーシングペーパー(写し紙)にペンで写し取る。
②布、チャコペーパー(インク面を布側にする)、図案を写したトレーシングペーパーの順で重ねる。
③トレーサー(もしくは ボールペンなど)で図案をなぞって写す。
④刺繍後、水で濡らして線を消す。

トレーシングペーパーに図案を写す
布、チャコペーパー、トレーシングペーパーの順で重ねてなぞる

※図案をなぞる際には強めの筆圧で行ってください。トレーシングペーパーが筆圧で破けてしまう場合はビニールなどを図案の上に敷いてその上からなぞるようにすると破けにくくなります。
※薄くしか写らないので見えにくいところは後からお手持ちのチャコペンなどでなぞって線を補強します。
※消すときは基本的には使用したチャコペーパーの消し方にしたがって消すようにしてください。軽く濡らして消えなければたっぷりの水につけて消します。それでも消えなければ洗剤で手洗いすると消えます。

水で溶けるシートを使う方法

水で溶けるシートを使った刺繍はキルターズシークレットなどの水溶性シートを使います。製品によっては水ではなくお湯で溶かすものもあります。ご使用になる製品によって使用方法が異なりますので商品の注意書きをよく読んでご使用ください。

【水溶性シートの使い方】
①水溶性シートに図案を写す−写す際に使用できるペンは使用する製品によって違うので商品説明に従う。
②図案を写した水溶性シートをまち針やしつけ縫いなどで布に固定しそのまま上から刺繍する。
③刺繍後所定の方法でシートを溶かす−水につけて溶かすタイプが主流。 たっぷりの水にシートが溶けてきたら指で軽くこすって落とす。
④布を乾かす

シートに図案を写す
シートの上から刺繍

※水につけるので布の縮みに注意してください。
※製品によってはプリンター対応のものやシール状になっているシートなどがあります。

まとめ

刺繍図案のトレース方法は様々で、それぞれの方法にメリットやデメリットがあります。
素材によって向き不向きもあります。

図案のトレースは苦手な方が多いですが、正確なトレースが仕上がりに左右するほどとても大切な工程です。
素材や自分に合ったやり方を探してみてください。

いいなと思ったら応援しよう!