見出し画像

先取り貯金が続かなかった私が変えたこと

「また今月もできなかった」を繰り返した私が、口座を分けただけで貯金体質になった話

正直に言う。

私は、貯金が一番苦手な人間だった。

給料日になるたびに、同じことを思っていた。

今月こそ、先取り貯金をやる。

本当にそう決めていた。スマホのメモにも書いていたし、カレンダーにも入れていたこともある。

給料が入ったら、まず貯金分を別口座に移す。

それだけ。

やることは数分で終わる話だ。
誰でもできる、簡単すぎるくらいの話のはずだった。

なのに、気づくと数日経っている。

「あれ?」

口座を開く。もう残高が減っている。

スーパーで買い物をした。
日用品を買った。
ちょっと外食もした。

特別な出費なんて何もない。
普通に生活しただけだ。

それなのに、貯金に回すはずだったお金は、いつの間にか生活費に混ざっている。
気づいたときには、もう取り返しがつかない。

これを何回やったか、もう数えていない。
挑戦した回数だけなら、5回じゃ足りない。
10回くらいは確実にやり直している。

そのたびに思った。なんで私はこんな簡単なことすらできないんだろう。

家計簿をつけても、何も変わらなかった

貯金できないなら、まず支出を把握しろ。

貯金の記事を読むと、必ず出てくる。
たしかにその通りだと思って、家計簿をつけた。
アプリも入れたし、レシートも溜め込んだ。

コンビニでいくら。

外食でいくら。

ドラッグストアでいくら。

数字は見えるようになった。
無駄遣いも見つかった。
ここまでは、よくある「お金の悩みを解決する記事」の通りだった。

でも、貯金額は変わらなかった。

家計簿を見て反省する。
翌月も同じことを繰り返す。
また反省する。

気づけば、家計簿を開くのも嫌になっていた。

数字を見るたびに、自分のダメなところを突きつけられている気分になる。あれは結構きつかった。
記録すればするほど、自分を採点されているような感覚に近づいていった。

正しいことをやっているはずなのに、なぜか追い詰められていく。
そのねじれが一番つらかった。

一番減ったのは、お金じゃなかった

今振り返ると、貯金できないことより、もっとしんどいものが減っていた。

自信だ。

今月もできなかった。

忘れた。

意志が弱い。

だらしない。

そんな言葉ばかり頭に浮かんだ。
誰かに言われたわけじゃない。
自分で勝手に責めていただけ。

でも、毎月続くと効く。

月初にアプリを開く。

残高を見る。

ため息が出る。

小さいガッカリが積み重なる。
これが地味に重かった。
お金が減っていく以上に、自分への期待が削られていく感覚だった。

ふと、違和感を覚えた

ある日、思った。これ、本当に意志の問題なんだろうか。

ここから先は

1,629字 / 1画像

¥ 300

本当にありがとうございます ☕️🌿 いただいた「スキ」やフォロー、そしてチップが、 次の記事を書く大きな励みになっています。 「読んでよかった」 そう思ってもらえる文章を、これからも丁寧に届けていきます。 ありがとうございます。