今日の新聞で見つけた「津山」 武論尊さんと本宮ひろ志さん、若き日の漫画づくり
新聞を読んでいて、思いがけないところで「津山」の文字と出会った。
8月14日付の産経新聞。著名人が自身の歩みをじっくり語る長期人物インタビュー連載「話の肖像画」で、この日登場していたのは漫画原作者の武論尊さん。
『北斗の拳』など数々の作品を手がけてきた武論尊さんの人生をたどる連載の第13回。その中に、「津山」があった。
武論尊さんと漫画家の本宮ひろ志さんは、航空自衛隊生徒時代の同期。本宮さんが漫画家としてデビューした後、武論尊さんもその仕事場に入り、資料集めなどを担当したという。
『北斗の拳』の原作者として知られる前のこと。
そこで関わった作品の一つが、本宮さんが宮本武蔵を描いた漫画『武蔵』。
男くさい人物や生き方を描いてきた本宮さん。武論尊さんは『武蔵』について、大きなヒットにはならなかったと振り返りながらも、本宮さんにとって好きな作品だったのではないか、武蔵に興味があり描きたかったのだろうと語っている。

そして、思わず目が止まったのが、『武蔵』の資料集めをめぐる話だった。
武論尊さんは、宮本武蔵が生まれたとされる土地まで、一人で足を運んだという。
「確か津山とかあの辺ですよね」
本宮さんから、どんなところだったのかと聞かれ、武論尊さんは「いや、山の中だよ」と答えた。
さらに二人は、「やっぱりあそこから出るには、野心を持って出ていかなければならない」――そんな話を交わしたという。
ほんの数行のエピソード。
けれど、後に日本の漫画界を代表する漫画家と漫画原作者になる二人が、まだ若かったころ、宮本武蔵という人物をどう描くかを考えていた。
若き日の武論尊さんが漫画の資料を求めて岡山県を訪ねた記憶。
その中に、「津山」があった。
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