「さよなら、スティーブ・アルビ二」彼が愛した「部屋の鳴り」とシニカルな魂を探す旅。
アルビニが亡くなってから、僕はずっと「あの音」を探している。
このジャリジャリした音、生々しいドラム。
腰にガムテープで巻きつけられたギター。

そして日本の寿司職人にもいないぐらいの角刈りヤングアルビニ

全てが素晴らしい。
しかし、もうこのバンドShellacは解散してしまった。
スティーブアルビ二の死によって。
彼は商業的作品を嫌っていたわけじゃあない。
バンドを仕事にする事を否定していたんだ。
アルビニ曰く「バンドで金を稼ごうとすると、売れるために音楽性を曲げなければならなくなる」
アルビニはレコーディングエンジニア
ベースのボブはレコーディング&マスタリング・エンジニア
ドラムのトッドはディストリビューションセンターで倉庫作業員、フォークリフトに乗っていたらしい。
彼らはバンドを本業にせず、仕事の休暇を使ってライブをする。
バンドは仕事の疲れを癒す休暇と考えられているようだ。
アルビニは自分を純粋なエンジニアだと自称していました。
「バンドが持って来た音を録るだけ、俺はプロデュースなんてしないよ」
その結果、彼の録る音はスタジオの空気さえパッケージングしたような振動までも記録する。
またプライベートではポーカーがプロ並みで大会に出てブレスレットを獲得するレベルらしい。
SLEEPのアルもバンド辞めてチェスばっかやってたよね。
そんな彼の貴重なインタビュー。
インタビュアは猫だ。
アルビニは猫と話せる。
って事でアルビ二ロスの皆様に送る選曲
「人を皮肉った音でアルビ二ロスを埋めよう」です!
Shellacという完璧な数学。その美学を繋ぐ、不器用で誠実なバンドたち。
The Jesus Lizard "Fly on the Wall" @ Garden Amp Garden Grove CA 06-09-2024
そんなもん言われなくともShellacの兄弟だろ!って話ですが
そもそもJesus Lizardの作品はアルビ二がエンジニアリングしていることが多い(Touch and Go期)
中でもアルバムDownの狂気性とポップさのバランスが素晴らしく
ベースのDavid Simsはアルビ二の狂気的バンドRapemanでも一緒だった
Tomahawk - God Hates A Coward (live)
そしてTomahawk、Jesus LizarのギターのDuane Denison参加のグループ。
言わずと知れたドラムは元Helmet、ベースは元Melvins。
ボーカルは自分がFaith No Moreやってる事をすっかり忘れてるMike Patton!
SPOILMAN / Flock Of Seagulls
そして日本からの刺客、SPOILMAN。
真剣にふざけてるようで怒り狂ってる
ビデオだけじゃなくライブも何が起こるかわからず
ギターの弦が切れたから曲中に持って来たので直すのかと思ったら
直さず叫ぶ。よだれを垂らしそうな目で笑う。
そして何もなかったかのようにライブは続く。
54-71 - ugly pray @ DO IT 2008
彼らはロックなのか論争は置いておいて、俺はロックすぎる程ロックだと思う。
アルバムenCloroxではアルビ二のスタジオでレコーディングされ
エンジニアはshellacのベースBob Westonが担当している。
メンバーはドキュメンタリーチャンネルVICEジャパンを立ち上げギリギリの取材をしている。
インタビューで取材で恐い事ないの?に対し「向こうが〇しに来るならこっちも〇すぞ」と言いった本気発言もしていた。
Uzeda - Time Below Zero
イタリアのおばさん。
まじで普通のおばさんがめちゃくちゃかっこいい歌を奏でてるんです!

イタリアのスーパーで野菜を物色してそうな見た目からは想像もできない緊張感。
野菜の鮮度を見てるおばさんの目も緊張感ありますよね。
Uzedaもアルビ二録音の常連。
Bellini - Clementine Peels
Uzedaのおばさんボーカルと元Don Caballeroのマシューがやってるバンド。
マシューはTouch and Goのバンドのアルバムアートを手掛けたり
教会に100本のギターを設置して演奏させたりとかなりアバンギャルドな方。
Belliniも彼のアートの一部なのかもしれない。
Urine Hell - Dreams Return
ニュージャージーのポストハードコアバンド。
普段はギャーギャー騒いでる彼らが急に出してきたソリッドなスプリット作品の1曲。
これ以外はギャーギャーなんだけど、この作品だけは聴いておいて損はなし。
ちなみにUrine Hellは日本語では尿地獄。
My Wife's An Angel - Good Advice
ピカピカに光る大切なゴミ。
マサチューセッツ州ボストンの至宝My Wife's An Angel。
彼らは音と言うよりもシニカル性がアルビ二を継承している。
楽曲Hey Jimmyなどは冤罪をしてしまった警察に対して
「自分で首を切って〇ね!」を連呼。最高だ。
と言うわけでアルビ二を失ってぽかりと空いた心の穴を埋めるバンドは見つかりましたでしょうか?
結局アルビニの息のかかったバンドばかりになってしまった。
俺らは一生アルビ二の呪縛から逃れられない。
アルビ二は今も生きている。
再生ボタンを押せば、そこにはいつも世間を皮肉った笑顔でこちらを見ているかもしれない。
皆さんはアルビ二ロス、どう解消してますか?
よかったらコメントで教えてください。
ではまた次回。
