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王の不在。最も癒してくれる絵はどれだ!R(Relax)−1グランプリー西美常設5月ー【博物館浴】

「博物館浴」という言葉をご存知でしょうか。博物館や美術館に行くとなんか心が落ち着いたり、温かい気持ちになると思います。最近、その「なんか」を科学的に分析するべく、九州産業大学で研究が行われている。去年から数回、国立西洋美術館で実証実験も行っているらしい(参加したかった)!

美術館に行けば、と言いつつも、やっぱり絵によっては不安だったり不快な気持ちになる絵だってある。激しい怒りの絵とか。リラックス値を計測することは研究でどんな機械が使われているのかを知らないのでなんとも言えないけれど、癒される絵を選別ことはできる!なので今回なすにきび的、リラックス絵画決定戦、R-1グランプリを開催します。

この大会、今開くことに意義がある。なぜか!西洋美術館によく行く人なら、わかる人もいるかもしれませんが、西洋美術館にある癒される絵と言われて絶対に最初に思い浮かぶ絵がある。それがこちら↓

ルーベンスの《眠る二人の子供》。これはもう言うまでもなく、可愛さと癒しとリラックスそのもの、王様。殿堂入りにしちゃっていい。そしてこの絵、現在は開催中の企画展「西洋絵画どこからみるか?」展の方に展示してあるので、常設に出てくることがない!そのほかにも多くのレギュラーメンバーの不在のなか、常設展で私たちを誰が癒してくれるのか!空席の王座決定戦ということ。

リラックスといっても、二人の子供みたいに愛らしさからくる癒しと、緑豊かな自然を見て癒されるのは全く別の種類。人それぞれ基準はあると思いますが、今回はなすにきびの好みと独断でどんどん候補を出していきます。その日の気分。
↓出場選手一覧

エントリーNo.1 
ヒリス・ファン・コーニンクスロー
《「パリスの審判」が表された山岳風景》 16世紀末-17世紀初頭

森がとても丸っこくて優しくて癒される。全体的な画面のファンタジック感や細かいところまで道が続いていく感じとか絵本みたいで好き。いろんな種類の植物が生えていたり、虫や犬に動きがあって飽きない。ずっと見ていられるという意味でも癒し点が高い。

エントリーNo.2 
ヤン・ステーン《村の結婚》

目に優しいよりも心があったまる作品。笛吹きやバイオリン弾きがいるので幸せな音楽が流れているんだろうな。赤ちゃんとか子供とかは全然興味ないところとかもリアルで好き。一番好きな顔は中央左寄りの一番奥にいるびっくり顔のおじいちゃん。

中央左寄りにいるおじいちゃんの顔

エントリーNo.3 
ジャン=オノレ・フラゴナール《丘を下る羊の群》1763-65年頃

爽やかつ広大な山と空。そしてもりもり羊軍団と犬が可愛い。どたどたと、音を想像すると全然リラックスではないけれども。羊に光が降り注いでいるのもなんか素敵。

エントリーNo.4 
ジャン=フランソワ・ミレー《春(ダフニスとクロエ)》1865年

ミレーにしては明るい!と思う絵だけれどそんなのどうでもよくて、やっぱり緑と少量の色とそれと動物。幸せと癒しの要素がふんだんに詰まっている。餌を求める雛達も可愛いし、砂浜と海が描かれていて奥行きが広いのも目に気持ちいい。後ろで牛?やぎ?の親子触れ合いが描かれているのも癒し。個人的に最高なのは後ろの石像の顔がとても優しいところ。二人の恋愛模様を微笑ましく見守ってるみたい。

エントリーNo.5 
ジョン・エヴァレット・ミレイ《狼の巣穴》 1863年

これはーすごい。凄まじい。寝てる女の子とか、狼の男の子とかちょっと前面に出しすぎ感もあるけれどそれも含めて可愛い。可愛い選手権だったら超有力候補なんだけどね。癒しでもあるんだけれど今回はどうだろう。

エントリーNo.6 
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー
《ナポリの浜の思い出》1870-72年

コローの作品の中でも結構好き。渋くて暗めの色合いだけど逆に素敵な癒し効果。奥に広がる浜から吹き抜けてくる風の匂いにとても癒される。どんな素敵な思い出なのこれ。母と子、そして手を繋いでいる女の人はどういう関係?とか考えちゃう。妹?友人?花なのか記憶の着色なのか、ピンク色や黄色が散らされているのも綺麗だし面白い。

エントリーNo.7 
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《木かげ》1880年頃

人物画も十分癒されるルノワールだけど、今回の気分はこれでした。点描かと思うくらい小さくて見るたびに印象が変わる癒し画面。

エントリーNo.8 
アクセリ・ガッレン゠カッレラ《ケイテレ湖》1906年

綺麗。この日は上野もめちゃくちゃ雨が降っていて、こんな感じ、これよりすごい水たまりができていました。靴もめっちゃグチュグチュになってめっちゃ嫌だったけれど、なんとか絵に癒されることができた。

厳正なる審査の結果、
第一回  なすにきび R−1グランプリ 
西洋美術館常設展編・王者は、、、

エントリーNo.4
👑ジャン=フランソワ・ミレー《春(ダフニスとクロエ)》1865年
春なので!GWは上野で博物館浴を。

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なすにきび...勝手美術 偏った美術愛ですが、面白いなと思っていただけたら、いいねフォローなどよろしくお願いします。大変はしゃぎます。