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モネ《睡蓮》②「大蓮華展」、モネの頭に極楽浄土はどれほどあったのか?【勝手妄想美術館】

「睡蓮」「蓮」と聞いて最初に思い浮かべるのは、モネ?仏様?両方植物学的には全く違う種類の花とされつつも、見た目も似ているし仏教でも「蓮華」として一括りにされている。「大蓮華展」は古今東西のイメージを集めることで、人々を惹きつける睡蓮と蓮の魅力に迫る展覧会。(勝手脳内)

仏教はもちろん、もはやクロード・モネも日本人の心に根付いていると言っても過言じゃない。物心ついた時からなんか知っていたという方も多いのでは。展覧会を開けば混雑必至、日本でゴッホ、ピカソと並び最も人気のある画家と言ってもいいくらい。国立西洋美術館の《睡蓮》も美術館の顔。

逆にモネの睡蓮と極楽浄土の蓮華、どちらを先に知ったか分からない。何となくなすにきび的にはモネの睡蓮が先のような記憶があるし、何なら睡蓮も蓮も近場に植っていないので、この二つのモチーフを知った後に本物の存在を見た気がしている。

そんな感じなので一周回った疑問として浮かんでいたのが「モネは、極楽浄土のことを流石に知っていた?」ということ。そもそもジャポニズムとか日本庭園を家に作ったとか日本大好きそうだけれど、モネが直接的に極楽浄土を意識して睡蓮を描いたということは、あんまり聞かない。けれど睡蓮を描いた画面に水平線や、他の要素が出てこないのが、神聖な世界への意識からきているのとかも思ったり。

この疑問に対しては、美術評論家山田五郎さんがYoutubeなどで「多分あったでしょ」みたいに言っています。↓

西洋美術館のコレクションの元となったコレクター、松方幸四郎も極楽浄土が日本人に根付いているからこそ、モネが日本でもウケると思ったんだろうか。なので「大蓮華展」、1番の目的としては、モネの睡蓮と如来像を並べてみたい。ただそれだけ。

第1章で、仏教とモネというそれぞれ馴染み深い蓮と睡蓮を見た後に、第2章ではそれぞれの文化としての始まりに迫る。なすにきび自身、世界史や宗教に詳しくなく、あんまり知らないのですが、睡蓮は古代エジプト、蓮は古代インドでその神聖さが崇められていろんなモチーフになってたっぽい。

そして第3章では日本美術で蓮が描かれた絵を集める。狩野山楽、伊藤若冲、酒井抱一、東東洋、、、近代日本画では竹内栖鳳、下村観山、、、キリがない。

下村観山《鷺》


↑こちら最近松岡美術館で見た、下村観山が描く蓮。日本の画家が描いた睡蓮の絵でもいい。奥村土牛や新版画の吉田博。↓↓

花を描くとき、日本はそこに生えているものを描き、西洋は花瓶や標本といった死んだ花を描く、とよく言われる。睡蓮・蓮もこうして見ると、モネの睡蓮は結局睡蓮を内包する時間・空間、光を描いているのに対して、花の花弁だとかそういうところをクローズアップしているのはやっぱり日本美術の魅力だと感じる。モネ以外の西洋画家が描いた睡蓮を見たことないのだけどどのくらいあるのだろう?

そして第4章では外に水辺が用意してあって、本物の、そしていろいろな品種の睡蓮と蓮が展示してあるというまさかの構成!東博、科博、西洋美術館と上野総動員で織りなす貴重コラボの「大蓮華展」。何とか作品集めてできないかなーーー、という雑な勝手妄想でした。音声ガイドはもちろん目黒蓮。

モネといえば、今は京都市京セラ美術館に「モネ 睡蓮のとき」が巡回中だし、最新のニュースで京橋アーティゾン美術館で「クロード・モネ -風景への問いかけ」展が来年2026年2月から開催決定!没後100周年でオルセーから来日するらしい!楽しみ!

睡蓮①もぜひみてほしいです↓





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なすにきび...勝手美術 偏った美術愛ですが、面白いなと思っていただけたら、いいねフォローなどよろしくお願いします。大変はしゃぎます。