奇想の系譜が結局大好き!東博に18世紀のスター大集合【東博コレクション展】
4月1日から東京国立博物館の常設展の名称が「総合文化展」から「東博コレクション展」になんか変わっていた。いつも窓口で「総合文化展」の名前が出てこなくて「常設展お願いします」と言っていたので、分かりやすくなったなーと。


それと一緒に本館11号室がリニューアル。入り口通って右を向くといきなり、金剛力士立像の姿が目に入って迫力があった。側面にも、1番奥に文殊菩薩騎獅像および侍者立像がまるまる並んでいるところとかは以前と同じかな?博物館の中に小さな寺があるような展示。とは言い過ぎた。
さらに!個人的により興奮したのは、4月8日からの展示替えで特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」の開催に合わせて、蔦屋重三郎と同時代を生きたたくさんの画家たちの展示特集が登場している!5月25日まで。
展示室7室には応挙の《朝顔狗子図杉戸》、佚山黙隠の《花鳥図屏風》、狩野〈栄川院〉典信の《龍虎図屏風》の3点が並ぶ。



展示室8室の一角は若冲、蘆雪、蕭白などスター達の作品がずらり。3人はもろ奇想の画家でとで2019年の奇想の系譜展を思い出す、面白くて大好き。蘆雪の師の応挙、基一の師の抱一の傑作も見れる。全員最高。


伊藤若冲は《玄圃瑤華のうち水葵・糸瓜》、《玄圃瑤華のうち玉蜀黍・葵鬘》。板橋区立美術館で今開催されている「エド・イン・ブラック」には玄圃瑤華のうちの他のものが出品中。若冲自身が絵柄描きも彫りもやったという天才感がある話。糸瓜の模様?のてんてんと、蔦のくるくる感、蜂の細かさもすごい。

円山応挙と長沢蘆雪は師弟隣同士での展示。応挙の《雪中老松図》は、応挙お決まりの紙の白のこし雪。これは1765年の作品だけどいつこの描き方発明したんでしょう。生み出した時流石に踊り狂っただろうな。天才。

隣の長沢蘆雪もやっぱり天才。もう完全に可愛い動物のイメージが定着したけれど、動物の表情上手い人はそりゃ人間の表情も上手いよね。近くで見てもほつれた髪の毛の動きが素敵だった。

曾我蕭白は流石、奇想レベルMAXの屏風。いつでも最高点を出してくれる。蝦蟇仙人に操られるカエルには薄く体の周りに纏うものがある。オーラみたいな概念はこの頃からあったんだろうか。


熊斐の《浪に鵜図》。魚を丸呑みする鵜の嬉しそうにも苦しそうにも見える表情と、最期を受け入れた魚。よく見ると水面下の胴体と脚もうっすら描き込まれていてる。

伝小田野直武筆の《布袋図》。東博一、そして布袋尊中でも一番悪い顔をしている。人々から福を吸い取ってしまいそう。恨みでもあるのか。影がすごい黒ずみ。
同じ部屋には酒井抱一の書とかも展示中、必見。続・奇想の系譜展とかやらないかな!↓「奇想の系譜」と2019年に東京都美術館で開催された展覧会。
https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_kisounokeifu.html
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