初めて、今津景 タナ・アイル展を見れて嬉しい
初台のオペラシティアートギャラリーでやっている「今津景 タナ・アイル」を見に行った。今津景は現代美術館で一点だけ見て以来、まとまった作品群を見るのは初めてだったので、初めて尽くしの感想、嬉しい。絵画に散りばめられたモチーフは歴史的な美術作品や各国の工芸品、ネットの拾い画像を使ったらしく、何が何か全部わかったらすごいし楽しいだろうなーと思った。
《Last Universal Common Ancestor》(2022) が好きだったのでスマホのカメラで写真に収めた。すると、実際に目に映るより綺麗に見えた。複雑な情報が絡み合う画面なので手のひらサイズに縮まったら分かりやすく見えたのかな。平面作品を撮ると当たり前に実物とは全く違うものが映っている。特に色が鮮明になって全く別物に見えて本物で見ておいて良かったと思う事ばかり。しかし!今回の画面はなんだかスマホで写した写真の中の絵の方が綺麗に見えて好きだった。このことが、肉眼で見ている画面の元のイメージがデジタルで弄りまわした画面だから起こる現象だとしたらすごく面白い!
今津景の作品を見ていくうちに、頭の中に長谷川白紙とか浦上想起とかめちゃすご打ち込み系音楽が思い浮かんだ。今津景のやっていることって音楽で無理やり表すとするなら、パソコン上でメチャクチャにいじった曲を実際の楽器で頑張って演奏するみたいなことだよね。最近は音楽はストリーミングサービスばっかり、美術のイメージもスマホで写真を撮ったのを見返したり、プリントされているものを見ることの方が多い。デジタルが主流の時代だけど、自然に触れないうちに、勝手に脳みそがデジタルで処理されたものに適応して、求めることに慣れてしまうのは怖い。だからと言って現在の芸術に対しての生活を変えるのは、なかなか難しい。それは置いといて、歴史的に評価された美術作品や逆に歴史に埋もれたモチーフをあえてデジタルで取り込んでから、もう一回油絵に書き起こす、、、この2重作業には視覚的な実験を超えた意義がある気がする!画面だけの面白さでいったらデジタルで作ったまんまのコラージュとか見てみたいけれど、発表しているのだろうか。
背景や床の色が柔らかいピンクやベージュの作品がいくつかあった。一番大きな部屋の床の色も作品内のものと同じようなピンク色だった。ドーナツが描かれた作品もあったけれど、お菓子作りとかするのかな。美味しそうだった。
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