50代の山歩き|あじさい咲く大河原高原から歩く、徳島のやさしい山旅
四国もようやく梅雨明けしました。
先週は梅雨らしい雨の日が続き、楽しみにしていた山歩きもお休み。
久しぶりに青空が広がった休日、「今日は歩こう。」と思い、大河原高原へ向かいました。
今回歩いたのは、旭ヶ丸と高鉾山。風車が回る高原から、夏の山歩きのスタートです。
若い頃のように「標高の高い山に登りたい」とか「何時間も歩きたい」という気持ちはあまりありません。
景色を楽しみながら、自分のペースで歩く。
そんな山歩きが、今の自分にはちょうどいいような気がしています。

青空と風車が迎えてくれました。
この景色を見るだけで、来てよかったと思えます。
大河原高原に着くと、ちょうどあじさいが見頃。
青や紫の花の向こうには、大きな風車がゆっくりと回っています。
徳島に住んで26年になりますが、この景色を見るたびに「やっぱりいい場所だなあ」と思います。
東京に住んでいた頃は、休日にこんな景色を見るには早起きをして遠くまで出かける必要がありました。
でも徳島では、車を少し走らせるだけで、この景色に出会えます。
これも徳島暮らしの魅力の一つなのかもしれません。

登山口から歩き始めると、道はよく整備されていて、とても歩きやすいコースです。
急な登りもありますが、息が切れるほどではありません。
鳥の声を聞きながら、木漏れ日の中を歩いていく時間は何とも心地よく、仕事のことも自然と頭の中から消えていきます。
歩いていると、不思議と頭の中がすっきりしてきます。
急いで答えを出そうとしていたことも、「まあ、何とかなるか」と思えるようになるから不思議です。
山歩きは体を動かすだけでなく、気持ちを整える時間にもなっています。

木陰の道が続き、夏でも気持ちよく歩けます。
最初に着いたのは旭ヶ丸。
派手な山頂ではありませんが、「ここまで歩いてきた」という達成感があります。
少し休憩をして、次の目的地、高鉾山へ。
歩いている時間は、不思議といろいろなことを考えます。
家族のこと。
仕事のこと。
これからの暮らしのこと。
そして、東京と徳島の二拠点生活ができたらいいな、
なんてことまで。
歩くスピードがゆっくりだからこそ、頭の中も少しずつ整理されていくような気がします。

高鉾山の山頂に到着。
立派な展望台があるわけではありません。
でも、山頂の標識を見ると、「今日も無事に歩けたな」と少しうれしくなります。
若い頃は、山頂に着くことが目的でした。
でも今は、山頂までの時間そのものを楽しんでいる気がします。

派手な景色はなくても、「歩いてきた」という達成感があります。
下山して大河原高原へ戻ると、放牧されている牛たちがのんびり草を食べていました。
広い草原に牛。
その向こうには徳島平野。
そして、空には大きな雲。
時間がゆっくり流れているような景色です。
こんな場所が車で気軽に行けるところにある。
改めて徳島っていいところだなあと感じました。

山歩きだけでなく、この景色を眺める時間も大河原高原の楽しみです。
最近、「どこかおすすめの山はありますか?」と聞かれることがあります。
そんな時は、まず大河原高原をおすすめしたくなります。
あじさいや風車を眺めるだけでも十分楽しめますし、少し足を延ばせば旭ヶ丸や高鉾山まで歩くこともできます。
本格的な登山というより、景色を楽しみながら歩く山歩き。
50代の今の自分には、これくらいがちょうどいい。
さあ、また明日からも、無理をせず自分のペースで歩いていこう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

