「歴史は繰り返す」と痛感する場所です。/壇ノ浦古戦場跡
「平家茶屋」への入店待ちの時間を利用して散策しました。平安時代末期の1185(寿永4)年、源氏と平家の最後の戦いとなった「壇ノ浦の合戦」の跡です。現在は「みもすそ川公園」として遊歩道が整備されています。公園前の海は関門海峡の一番狭まったところで、潮の流れが速く、潮流の変化が激しい海の難所です。公園内には、源義経・平知盛両雄の像とともに、「安徳帝御入水之処碑」が配置されており、海峡の激しい潮流を背景に源平最後の合戦に思いをはせることができます。
最初は平家の船団が優勢でしたが、味方の寝返りと潮流の反転が重なり、源義経の奇策に混乱した平家軍は次第に追い詰められました。敗戦を覚悟した二位の尼(平時子)は、「海の底にも都はあります」と8歳の安徳天皇を抱いて海峡に身を投じました。「壇ノ浦の合戦」に敗れ、平家一門は滅亡。それは、古代から中世へ、貴族から武士へと、時代が動いた瞬間です。武士の時代は徳川幕府の大政奉還までの約700年間続きます。そして、その終りを招いた明治維新は、同じこの関門海峡で勃発した攘夷戦(下関戦争)を引き金に始まりました。ここ「壇ノ浦古戦場跡」は、幕末の攘夷戦で外国船に砲撃した砲台跡でもあります。
歴史は繰り返す・・・、まさにそう感じる場所です。
















2021.11
