人生を変えなくていい、ただ余白があればいい
昔、気分がひどく落ち込んでいた時期があった。
何が原因か、はっきりしていたわけじゃない。
ただ、朝が来るのがしんどくて、今日を始める理由が見つからなかった。
そんなある日。
重い体を引きずるようにして、たまたま入ったカフェで、コーヒーとモーニングを頼んだ。
正直、何かが変わるなんて期待はしていなかった。
でも、その一杯のコーヒーを飲んで、あたたかい朝ごはんを食べている間だけ。
こわばっていた心が、ほんの少しだけ緩んだ。
悩みが消えたわけでも、問題が解決したわけでもない。
それでも、「この時間だけは、大丈夫」。
そう思えた。
あの朝のことを、今でもよく覚えている。
人は、人生が変わるような劇的な瞬間じゃなくても、一瞬の余白に救われることがある。
答えじゃなくていい。解決じゃなくていい。
ただ、心がふっと軽くなる瞬間。
それがあるだけで、人はもう一日、生きていける。
ぼくは、人を喜ばせたい気持ちが、たぶん人一倍強い。
大げさなことじゃなくていいし、テンションを無理に上げる必要もない。
でも、その人の一日が、ほんの少しだけ前向きに始まるなら。
「今日、ちょっといい日になるかも」
そう思えるなら、それだけで十分だと思っている。
朝の時間って、少しだけ、その人の一日を左右する気がする。
将来大きなお店を持ちたいとか、立派な夢があるわけじゃない。
ただ、身の回りの大切な人たちに、自然に振る舞えるようになりたいと思っている。
ぼくの元に来てくれた人への恩返しとして。
元気な人には、そのままのテンションで。
少し疲れている人には、無理に話しかけず、そっと。
何かをしてあげる、というよりも。
その人が安心できる空間や、心が少し緩む時間を、心地よい距離感ごと差し出せたらいい。
朝の始まりに、そういう真っ白な余白があったら、それだけで十分なんじゃないかと思う。
それが、今のぼくが思う「最高のモーニング」だ。
人を幸せにしたいという気持ちは、ときどきエゴになってしまう。
だから、押しつけないこと。
急がせないこと。
期待しすぎないこと。
その人が、その人のペースで、一日を始められるように。
もし今、朝がしんどい人がいたら。
今日を始める理由が見つからず、立ち止まっている人がいたら。
一杯のコーヒーでも、静かな空間でも、小さなモーニングでもいい。
人生を無理に変えようとしなくていい。
ただ、「今日は大丈夫かも」と思える瞬間が、ひとつあればいい。
それだけで、人はちゃんと前に進めるから。
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もちろん、記事を読んで、
心が少し軽くなった、
それだけで、ぼくは十分幸せです😊🧡