施設を出てから感じた社会の厳しさと、それでも支えてくれた人たちとの関わり

施設を出てからの毎日は、正直言って甘くはありませんでした。
働かなければ生活できないことは分かっていましたが、現実は想像以上に厳しかったのです。

初めての職場では、仕事を覚えるのに必死で、失敗しては怒られ、心が折れそうになることもありました。
周りの同僚は当たり前のように仕事をこなし、楽しそうに会話をしているのに、自分だけが取り残されているような感覚に陥る日も少なくありませんでした。

それでも続けられたのは、支えてくれる人の存在があったからです。
根気よく仕事を教えてくれた先輩、悩んでいるときに何気なく声をかけてくれた同僚、そして時々会って話を聞いてくれる友人。
彼らの言葉や態度に「自分はひとりじゃない」と感じられる瞬間がありました。

社会に出ることで、孤独や不安はむしろ強くなることもありました。けれど、それ以上に人とのつながりが心の支えになることを学びました。
厳しい現実の中で支えてくれる人がいる。その存在は、僕にとって何よりも大きな力になっていました。

「けれど、本当の意味で“自分の居場所”を見つけるまでには、まだいくつもの壁がありました。その続きは、また次回お話しします。」

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