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かなりうまくいっていたのに、止まらなかった|ギャンブル依存症を受け入れて生きる⑥

ギャンブル依存症を受け入れて生きる⑥|行政書士になったのに、全部手放した話

記者の仕事を2年ほど続けた頃、会社の業績が悪化した。

僕を含め2人が辞めることになった。

残ったのは社長と事務員さんだけだった。

また無職になった。

とりあえず自販機補充のバイトを見つけた。
スロットしながら、なんとなく過ごしていた。

そんな頃、知り合いがやっているスナックに通うようになった。

ある日、はじめて見る子がいた。

かわいいやん、と思った。

その日のうちに「今日終わったら遊びいこう」となって、
気づいたら「付き合って」と言っていた 笑

ただ、告白した後に言われた。

「実はバツイチで、4人子供おるんよね」

もう引けなかった。

「よかよか」と言った 笑

子供たちが可愛かった。

一気に自分の子供が4人できたようで、戸惑いもあった。

どこに行くのも一苦労、デートも一苦労だった 笑

でも、4人を食わせていくには
ちゃんとした仕事をしなければという気持ちが芽生えてきた。

そんな頃、一冊の漫画と出会った。

「カバチタレ」だった。

行政書士!法律家!かっこいいやん!外聞もいいやん!

お花畑の単細胞が発動した。

よっしゃ、それになったる。そう思った 笑

将来を想像して、楽しみで希望に満ちていた。

学校に行くのは面倒だから、通信販売でテキストを買って独学で始めた。

なぜか受かる自信があった。

弁護士は無理でも、行政書士くらい取れるやろって 笑

自分のことはわかっていた。

1回落ちたら、もう諦めるやろなって。

だから、1回で受かって見せると決めた。

その1年間、スロットにほとんど行かなかった。

勉強に集中していた。

法律科の大学でもない。専門学校にも行っていない。

完全な独学だった。

それでも、1年で合格した。

でも、消費者金融からの借金はずっと残ったままだった。

憧れの事務所開業だった。

行政書士は弁護士とは違って、そこまで見栄えがいいわけじゃない。

でも、一応法律家の端くれだ。

これで俺も立派な独立や!って、意気揚々としていた 笑

でも、現実は甘くなかった。

コネなし。金なし。経験なし。

ただ「かっこいいやん」という理由だけで開業した阿呆に、
仕事が来るわけがなかった 笑

それでもなんとかしようとした。

新聞配達をした。

県会議員の事務所にお世話になった。

人脈を作ろうとした。

議員事務所である程度やっていると、
そろそろ秘書をちゃんとやるか、行政書士をやるか、
どっちかにしなさいという話になった。

やっぱり俺は自由やねって、行政書士を選んだ。

今思えば、秘書を続けていればその先絶対よかったのに 笑

ちなみに、その議員は今、糸島市長になっている 笑

知り合いの行政書士事務所を手伝いながら、経験を積むことにした。

自分の仕事の営業もしようと思って、しばらくお世話になった。

ちなみにその人も今は市議会議員になっている 笑

そこで手伝いながらいろいろ経験していく中で、
なんか違うなって思い始めた。

軽い気持ちで始めたけど、この仕事は責任が重い。

人の人生を変えてしまうかもしれない。

俺にはそんな重い仕事、無理やなって思ってきた。

でも、彼女と4人の子供のために
なんとか頑張ろうとしていた矢先に、別れることになった。

行政書士へのやる気もなくなった。

スロット三昧になった。

自分でも単純でアホすぎると思う 笑

でも、これが依存症の現実だ。

やめたいのに、やめられない。

大事な人のためでも、家族のためでも、やめられない。
自分を責めても、やめられない。

それが依存症だ。

自分で言うのもあれだけど、一度行動すると決めたら、行動力は半端ない。

でも、スロットに行きたくなったら、その気持ちも半端ない。

だから止められない。

それも、僕という人間だ。

次の記事では、生協の配達をしながらネット物販を始めた時期のことを書く。

またゼロから這い上がろうとした日々のことを。

同じように苦しんでいる人に、少しでも届けば嬉しい。

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