知っておきたい!ハウスダストに含まれる「4つの由来別」アレル物質
家の中に潜むハウスダストは、単なるホコリではありません。主に以下の4つの由来からなる「アレル物質の混合物」です。
1. 虫体(ちゅうたい)由来
ハウスダストによるアレルギーの最大の原因です。
チリダニ(ヤケヒョウヒダニ・コナヒョウヒダニ): 死骸やフンが乾燥して粉々になり、空中に舞い上がります。
その他: ゴキブリやガなどの死骸・フン。

ヤケヒョウヒダニ・コナヒョウヒダニの生態
項目内容(2種ほぼ共通)
大きさ約0.2〜0.4mm(肉眼ではほぼ見えません)
寿命(死ぬまで)約2ヶ月〜3ヶ月(成虫になってから)
産む卵の数1匹あたり 約50〜100個
一生の糞の数1匹あたり 約500〜1,000個(1日平均20個前後)
因みに痒みでダニに刺されたと言われる方がいますが
ハウスダストの主要原因のこの2種類のダニは刺しません
この種類のダニの最大の問題は旺盛な繁殖力による急速な個体数の増加、それに伴う死骸、糞便の恐ろしいほどの数量にあると言えます
顕著な例として、パンケーキ症候群 と呼ばれるものがあります。経口ダニアナフィラキシーとも言われますが、原因はこれらチリダニ系が小麦粉内で繁殖し死骸や糞が体内に取り込まれることで呼吸困難、蕁麻疹を発症するものです
では次に下記の内容を見てください
8畳あたりの生息数(推定)
ダニの数は掃除の頻度や湿度、季節で激変しますが、一般的な住宅での目安は以下の通りです。
1. フローリング(8畳)
推定数:約数千匹〜数万匹
特徴: ツルツルしているためダニがしがみつけず、掃除機で吸い取りやすいため、畳に比べると圧倒的に少ないです。ただし、ホコリが溜まる部屋の隅や家具の下には集中しています。
2. 畳(8畳)
推定数:約数百万匹〜数千万匹
特徴: 畳の内部は湿度が高く、エサとなるフケや垢が入り込みやすいため、ダニにとって最高の繁殖場所です。1㎡あたり数千匹から、条件が悪い(湿気が多い)と数万匹以上になることも珍しくありません。
補足:アレル物質の注意点
ダニそのものよりも、「死骸」と「糞」がアレル物質(アレルギーの原因)になります。私は昔100匹のダニをつぶしてダニアレルゲン反応を測定したことがありますが全く反応が出ませんでした。つまりダニの生体はアレル物質ではないと言う事です。生きているダニを減らすことも大事ですが、死んでからアレル物質になるものがより厄介です。なぜなら掃除が有効ではありますが場合によってはまき散らしていることになり逆効果になる場合もあるからです。
ダニの死骸や糞は乾燥して微粒子になりますが空気中の水分と結びついて『水溶性たんぱく』となります。これが皮膚に付着したしたものが人間の免疫システムにより痒み、発疹、クシャミ、鼻水などを誘発し、体内に入った場合は喘息や発作、最悪死に至る場合もあります

2. 人間由来
ダニを増殖させる原因にもなります。
フケ・垢(アカ): 皮膚から剥がれ落ちたもの。これ自体がアレル物質になるほか、ダニの格好のエサになります。
毛髪: ホコリを絡め取る核になります。
3. ペット由来
非常に細かく、空気中に長時間漂うのが特徴です。

毛・フケ: イヌやネコ、ハムスターなどのもの。付着力が強く、衣類などについて移動します。あと唾液も大きな原因の一つです
4. 植物由来
季節や室内の環境によって変化します。
花粉: 外出先から持ち込まれるスギやヒノキなど。
カビ(真菌)の胞子: 結露やエアコン内部で繁殖し、胞子を飛散させます。
繊維くず: 衣類や布団(綿・麻)から出る綿ホコリ。
由来を書いて思いましたがこれって避けるの不可能じゃね?て思ったりします。空気清浄機は確かに強力でいいのですがどうしてもホットスポットが出来てしまったりフィルターの掃除を怠るとたちまちアレルゲンを拡散させることにもなりかねません。現代の生活は夏も冬も密閉空間であることを考えると堆積されるアレル物質はすごいことになってると思われます。
