さよならの前に、まだ夢を見てる💝ラップ・デュエット+フォト・エッセイ

さよならの前に、まだ夢を見てる
ねえ
終わるってわかってる恋ほど
どうしてこんなに綺麗に見えるんだろう
触れたら消えそうなのに
消えそうだからこそ
忘れられないね
視線が合うたび夜が伸びて
何もないふりだけ上手くなって
近づいたら壊れそうで
離れたままでも苦しくて
大人になれば楽になれると
思っていたのはきっと嘘で
失くし方だけ覚えたくせに
欲しい気持ちは子どものままね
あなたの声は低いままで
やさしいほど胸が痛くて
言わなくていいことばかり
心の中に降り積もって
似合わないよね こんな迷い
笑ってしまえばそれでいいのに
帰る場所ならあるはずなのに
なぜかあなたへ傾いていく

強がるたびに滲む midnight
余裕の顔して崩れる inside
触れない距離が火を育てる
届かないから夢が熟れる
「大丈夫」なんて言葉の裏
本当はずっと揺れてたまま
引き返せると知ってるのに
引き返さない目をしてた君
飲み込むほどに熱を増して
忘れるたびまた思い出して
名前を呼べばただの現実
呼べないままなら美しい fiction
そんな狡さもわかってるよ
それでも惹かれてしまう tonight
正しさだけじゃ救えないなら
せめて心に嘘はつかない
好きと言えたら
壊れてしまう
言えないままでも
壊れてしまう
どちらにしても同じなら
せめて今だけ
夢の中で笑わせて
さよならの前に まだ夢を見てる
叶わないほうが綺麗な恋と知ってる
でもその横顔に 明日を重ねた
愚かな私を まだ責めないで
さよならの前に 火を灯して
冷たい理性を少しだけ溶かして
愛と呼べなくても 構わないから
この胸の揺れだけ 本物でいて
今夜だけでいい
永遠みたいに抱きしめて

街の灯りが滲んで見える
泣いてないのに泣きそうに見える
肩が触れそうなその瞬間に
言えない願いが息をひそめる
きっと私はあなたの中で
都合のいい夢でもよかった
それでも一度 信じたかった
選ばれなくても 心は向かった
遅すぎたねと笑う未来を
先に想像してしまうのがつらい
幸せよりも鮮やかなもの
それが切なさだと知ってしまった
もう会わないと決めたあとほど
記憶はやけにやさしくなるの
香りも癖も沈黙の意味も
夜の底でまた息をするの
守るものなら増えていくのに
守れない心も増えていく daily
大人の恋は静かなままで
静かだからこそ深く刺さって
君の弱さに触れたかった
いや 本当は弱さごと欲しかった
だけど願うほど遠く見えて
手を伸ばすほどに朝が来るね
報われるとか報われないとか
そんな言葉じゃ足りないくらいだ
一緒にいたい ただそれだけが
こんなにも言えず胸を焦がした
終わりの匂いが近づくたび
なぜ始まりみたいにときめくんだ
失う予感に鼓舞されながら
最後の一歩を踏みたくなるんだ

ねえ あなたは
私を忘れてしまうのかな
季節が変われば
この痛みも名前をなくすのかな
忘れるために時は過ぎる
だけど全部は連れていけない
きっと残るよ
君といた夜の
言葉にならない光だけ
正しい人でいたかったのに
正しいだけじゃ足りなかった
それでも出会えてしまったね
だから余計に終われないまま
心だけがまだ
あの日の続きを見てる
さよならの前に まだ夢を見てる
届かないほどにあなたが綺麗で
触れた指先に 季節が止まった
帰れない想いを そっと抱いてる
さよならの前に 名を呼ばせて
二度とは戻れぬ夜に印をつけて
愛じゃなくても 嘘じゃないから
この痛みだけは 消えないでいて
終わるためじゃなく
忘れないために恋をしたい

朝が来たら
きっと何もなかった顔で
また日常へ戻っていくんでしょう
でもね
あなたに揺れたこの心だけは
誰にも消せない
さよならの前に見た夢が
いちばん綺麗だったって
いつか静かに思い出すの
