【血液ガスの読み方】pH→PaCO₂→換気の"3行思考"で呼吸性を即断する(ICU基礎思考 Vol.1-①)
「どう思う?」が怖かった夜勤
夜勤中
人工呼吸管理中の患者の血液ガスを見てみた
pH 7.29
PaCO₂ 58
横にいた医師から「どう考える?」と聞かれた
その瞬間、頭が止まる
pHは低い
PaCO₂は高い
でもそれをどう整理して答えればいいのか分からない
間違えたらどうしよう
的外れなことを言ったらどうしよう
沈黙が数秒続く
その数秒がやけに長く感じた
もしあなたが
✔ 血液ガスを見ると少し緊張する
✔ PaCO₂は理解しているのに自信がない
✔ ICUで自分だけ遅れている気がする
そう感じたことがあるなら
それは能力不足ではありません
順番が整理されていないだけです
血液ガスが苦手なのではない
私は臨床工学技士として25年間、人工呼吸療法に携わってきました
多くの若手臨床工学技士を見てきて確信していることがあります
血液ガスが苦手なのではない
「どう考えればいいか」を教わっていないだけ
多くの教育は
・呼吸性アシドーシス
・代謝性アルカローシス
といった分類から始まります。
しかしICUで求められるのは
「判断」です
このギャップが若手CEを迷わせます
ICUで評価されるのは知識量ではない
ICUで評価されるのは
✔ 知識量
ではありません
✔ 思考の整理力です
血液ガスは最初の3行で判断の8割が決まります
ICUで通用する血液ガスの「3行思考」
ICUで血液ガスを見るとき
最初に見るのはこの3つです
① pHは危険域か
② PaCO₂は原因か
③ 換気量をどう動かすか
代謝性?補正?代償?
今はまだ深追いしなくていい
まずは「呼吸性を即断できる人」になる
それだけでICUでは十分通用します
血液ガスの分岐点はPaCO₂
pHが低い
PaCO₂が高い
この関係が即座に整理できるか
ここが分岐点
しかし多くの若手はここで迷います
「代謝性もあるのでは?」
「HCO₃も見た方がいい?」
「補正式は?」
迷っている間に判断のタイミングを逃します
ICUで重要なのは
「完璧さ」ではなく「方向性」
🔒 ここからが本当の分かれ道
ここまで読んで
「なるほど、3行か」
と思ったかもしれません
しかしICUで自信を持って答えられる人と
いつまでも自信が持てない人の差は
この“3行の中身”にあります
なぜpHから見るのか
なぜPaCO₂を優先するのか
どこまで考えて、どこで止めるのか
ここが曖昧なままだとまた迷います
ここから先は若手の医療従事者が
ICUで本当に通用するための
“血液ガス思考の中身”を解説します
症例を使いながら
✔ 判断の順番
✔ 医師への答え方
✔ 若手がハマる思考ミス
まで落とし込みます
“なんとなく分かる”ではなく
“整理して答えられる”レベルへ
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