指を切って気づく、自分の料理の限界点
先週末は客人を自宅に迎え、楽しくも慌ただしい週末だった。
一段落した月曜日、お好み焼きを作ろうと思ってザックザックとキャベツを刻んでいたときに事は起きた。研いだばかりで切れ味鋭い包丁が私の親指の第1関節外側の皮膚をえぐった。
すぐに痛みは感じないが、じわじわと血がにじんでくる。「あーあ、やってしまった」という感じ。こういうのは、油断したときに起こるものだ。普段は親指第1関節に包丁の側面を当てて切っているのだが、このときは大きなキャベツを切るので包丁の歯が親指よりも高い位置に上がってしまった。
この前の土日は客人に振る舞う料理を作るため、いつもよりも工程の多い調理作業をしていた。その疲れと、それを乗り越えたという気のゆるみがアクシデントにつながった要因かもしれない。
料理のマルチタスク度はかなり過酷で、同時に複数のメニューを作ろうと考えると、頭も体もフル回転しないと追いつかない。作るメニューの調理時間や行程を見極め、必要とされる作業を組み込んでいく必要がある。
「これとそれには玉ねぎを使うから同時に切って用意した方が手間が少ない」とか「○○をやっている間にオーブンを温めておこう」といったことをしっかり考えてやらないと、ほころびがどんどん大きくなって破綻してしまう。今回はうまくいったが、工程のほころびが見た目や味として現れるのだから、料理は楽しいが残酷でもある。
飲食店のシェフはすごいし、日々、料理している人もすごい。料理が得意な人は、頭の回転が相当早いのだろう。現在の私には、同時調理は2つのメニューが限界だなと感じる。今回は一気に3つを作ってキャパオーバーになりかけ、疲弊した気がする。
幸い傷は大した深さではなかったので、現在はかさぶたになって治りかけという状態だ。包丁を扱う際は注意しなければと、文字通り痛感させられた。
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