猛暑のアメリカと日本の竹うちわ
ここ3日、アメリカ北東部を猛暑が襲った。熱波によるもので、6月としては記録的な暑さだったようだ。

体感だと、23日は湿度がやや高めで日本のような暑さだった。最も気温が上がった(38℃くらい)24日は肌を突き刺すような強い日差し。空気は前日よりも乾燥し、息を吸うと喉がかわいてくる感覚がした。25日はいくらかましになったものの、35℃程度まで上がった。

自宅の冷房はフル稼働である。これは細かい調整が効かないもので、「ガーッ」と勢いよく音を立てて動き、温度が下がると「プツン」と急に止まる。風情はないが、個性はある。
この猛暑で、日本から持ってきた竹のうちわが出番を迎えた。「少し暑いが冷房の温度を下げるほどでもない」というときにうちわは良い。そして、竹のうちわはプラスチックのうちわとは風当りが違う。しなやかな竹の質感によってうちわの先端が滑らかにしなり、送られてくる風が柔らかい。この繊細さが好きだ。

しかしながら、竹のうちわはプラスチックよりも製造が難しそう。加えて、小型のハンディー扇風機やデスク用扇風機が普及しており需要は減少傾向と想像する。生産の維持は大変だろうが、情緒あふれる竹のうちわはなくならないでほしい。日本から遠く離れた場所で、うちわをあおぎながら願う。
参考
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