大盛りでよろしいでしょうか?
日本に一時帰国し、連日おいしいものを食べまくっている。アメリカの物価に慣れると、日本は破格の安さだ。日本でここぞとばかりに外食をしているのは、物価的な側面も大きい。アメリカではほとんど外食をしていないのだ。
さて、日本ではおかわりのごはんを無料で提供しているレストランがある。コメ好きの私には大変ありがたい。体重は気にしつつも、いただかないともったいないという思いが上回ってしまうのが常だ。
先日訪れたローカルチェーンのファミリーレストランでもおかわりを頼んだ。夕食時だったが、店内は家族連れやカップルなどがちらほら見える程度。混雑しすぎず、ゆったりと食事を楽しめた。
最初に提供された1杯目を食べ終えてから、店員におかわりをお願いした。やってきた店員は私を見るなり、言葉を発した。
「大盛りでよろしいでしょうか?」
身長180センチ、体重85キロという体型の私は、自分でも「大盛り」を食べそうな風貌だと自覚している。本当は普通盛りでもいいと思っていたのだが、脊髄反射のように「はい」と答えていた。胃袋に食べられる余力があるということはもちろんだが、店員の「この人は大盛りだろう」という期待に応えなければとも思った。
よく食べる人が食べる量を減らすのが大変なのは、こうしたことが積もり積もっているからでもある。自意識過剰なのだろうが、たくさん食べることを期待されている気がするのだ。そして自分自身、食べることが好きだからその言葉に流されてしまう。
自分で食べ過ぎないように気をつけることはできても、誘われたことを断るのは、さらに1段階上の気持ちの強さが必要だ。大盛りを断る勇気を持ちたい。多分無理だけれど。

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