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clamini
果てしなきフィールド#毎週ショートショートnote【下僕並べ】
「おや、妙な顔合わせになりましたな」
大型商業施設のフードコートに同じマンションの初老男五人がテーブルを囲む。
「おたくもですか」「そうなんですよ」
妻、娘、息子の嫁に付きあわされ孫の面倒を見ながら運転手や荷物持ち、財布係に連れ出されていた。
「全く、我々の老後は使われるばかりですな」
「まるで使用人ですよ」
「孫が可愛いのが救いですかな」
「しかし世話は下僕のごとく一日中でしょ?文句も言えず」
「辛いねぇ」
「下僕に徹しないと居る場所すらはく奪されますよ」
「嫁、娘にねぇ」
「「「「そのとおり!」」」」
あなた!ちょっと!じいちゃん!おとうさん!あんた!!
一斉に後ろから声がかかる。
マトリックスを組んでいた五人は各々一秒で反応し席をたった。それぞれの妻や娘、孫たちの前に整列する男たち。
「何?並んでどうしちゃったの?」
「いや、五つならんで上がり…なんちゃって…」
「人生詰むまであがれないわよ!」
彼女らの笑いがフードコートに響き渡った。
本文410文字 字下げ空白除く
しんどいよ……横になりたいなあ…
ちょっと!掃除機!
はい……
