ときめく時 #毎週ショートショートnote【ときめきトゥーシューズ】
「うわー、ママ、きれい。素敵。アヤカも早くトウシューズで踊りたい」
「そうね、綾香もトウシューズでレッスンできるもんね」
白鳥の湖の公演を親子三人で見に来た。トウシューズをはいてのレッスンを来週から許された娘は白鳥の湖のオディールが踊る「グラン・フェッテ」に夢中だ。キラキラと瞳を輝かせた娘は舞台のオディールの特に足元に見とれる。可愛らしい「パ・ド・ブーレ」に娘は自分も足を合わせ席でステップを踏んでいた。
「ねぇ、パパ 素敵でしょう?」
「ああ、なんて素敵なんだ」なんとパパも舞台上のオディールのヴァリアシオンに見とれてる。
「ねぇ、パパ、アヤカのトウシューズ買ってくれるんでしょう?」
「ああ、勿論。いっぱい練習して綾香もあんなお姉さんになれるといいな」
うん? なんか変だ。
綾香がトウシューズにときめいているのはわかるが、パパはオディールにときめき?
「ねぇパパ、パパ」
「へ?」
やっぱオディールにやられてるし。男はほんとにもう。
完410文字
※白鳥の湖 オディールは黒鳥。王子をだましちゃう方です。オデットに比べ少々セクシーな感じと言えばバレエ好きから叱られるかな。
※グラン・フェッテ くるくる~と回るやつです。詳しい解説はできません。
※パ・ド・ブーレ つま先でちょこちょこって歩くやつみたいな。これも詳しい解説はできません。
※ヴァリアシオン ソロのダンスのことを言うそうです。
バレエはほんと知らないので聞きかじりですけど動画でみるバレエはほんと素晴らしいし美しいし、ダンサーの身体能力の半端ないのもえぐいと思います。死ぬまでに本物を一度見ときたいなとも思います。
田原にかさんの毎週ショートショートnoteのお題「ときめきトゥーシューズ」に参加させていただきました。これより前に一作書いてますけどこちらが字数410文字の正規作ということでお願いします。
番外編はこちら
Perfume あーちゃん 結婚おめでとう。 綾香の名前使わせてもらいました。
