ダミアンの誇りを信じている人が、まだいた
約23時間前、公式がXにイラストを投稿した。プロメイアと主人公のお出かけ。その場を設けるために、(文章がわかりづらく、そうではないかもしれないが)照はダミアンに任務を振った——という設定で。
【イラスト公開】
— ゼンレスゾーンゼロ公式 (@ZZZ_JP) May 1, 2026
休むことも仕事のうち|氷の温もり
「プロメイアみたいにいっつも『働いてる』人こそ、今日は思いっきり楽しまなきゃ!…本当の意味での、お休みをね!」
「休み…か?照は『ダミっちに任務を振った』と言っていたけど…」… pic.twitter.com/56Z0OAejst
私はこれに引用RTをした。
今までさんざん理由つけて隅に追いやっておいて今更ダミアンの人気にすり寄るのやめてもろてええですか? 作中でもっとも丁寧に腐敗が描写された組織であるクランプスの黒枝さんと真面目コンプラ人間のダミアンが合わさるとか事故やんけ!
念のため補足しておく。腐敗した組織が架空の作品に登場することを、私は否定していない。問題にしているのは別のことだ。その腐敗を、作中の誰一人として疑問に思わず、指摘もしない。それが問題だと思っている。ただしXのポストでそこまで書いたことはない。言葉はかなり選んでいる。描いている作品の核心に触れると、作品そのものが死ぬ。
クランプスの黒枝の腐敗体質への批判は、Xではほとんど伸びない。ずっとそうだった。
それでも投げ続けていた理由がある。
悪しき構造を悪しきと認識しないまま楽しく消費し続ける人が、現実の似たような構造を前にしたとき——企業でも、行政でも——同じように飲み込まれるんじゃないか。そういう不安が頭をよぎる。上から目線だと思われるのはわかっている。でも私はそれが消えない。
だから投げていた。可視化されない。届いているかわからない。たまに言ってすっきりすることはあった。それも本当のことだ。ただ気持ちのいい作業ではなかった。言うたびにフォロワーは減った。
このポストに、100を超えるいいねがついた。
いいねが同意を意味するとは限らない。野次馬かもしれない。文体が面白かっただけかもしれない。それは重々わかっている。
それでも。
ダミアンが誇り高い人物であることを、ちゃんと見ている人がいる。公式の描写がそれを無視していることに、静かに苛立っている人がいる。そういう人間が、このタイムラインのどこかに確かに存在していた。
それで十分だった。
今朝、こう投稿した。
このポストに100以上のいいねをありがとうございます。いいねが同意であるとは限らないと重々承知ですが、ダミアンが誇り高き人物であることを無視するエコチェンを前に叫ぶだけの虚しさから解放された気分です。
ダミアンの誇りを信じている人が、まだいた。
それだけの話だ。
