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【ゼンゼロ】ゲーム内ログと音声書きおこしの格納庫


※照とダミアンとポーセルメックスと、たまにTOPSに関わるものばかりのログです。



【注意事項】

  • 人の手による書きおこしなので、間違っている可能性がある。

  • プロキシはリンを選択。

  • 会話ログボックス文末に「。」がない場合、「。」を足している。

  • ナレーション文章と選択肢には「。」を足していない。

  • 個別会話ウィンドウの改行は反映させていない。

  • 「すべて・全て」「える・得る」「あなた・貴方」「このたび・この度」「つけて・付けて」「おばか・お馬鹿」「お礼・御礼・バカ」「ほう・方」「わかった・分かった」など表記ゆれに見えるもの、全てゲーム内テキストに基く表記。

  • アラビア数字はログ上で全角のサイズになっているものに基いて、全角表記。

  • アルファベットはログ上で全角サイズになっているが、視認性のために半角表記。

  • スクリーンショットを見て書きおこしているので、撮影の都合文字切れは、本文中で※をつけて説明記載。

  • 章のなかの「話」のタイトルを確認していないので、見出しタイトルはこちらで雑に命名したもの。




シーズン2 第一章の一部

澄輝坪で採掘員と企業の言い合いを見かける

(※この労働者と社員のやりとりのみ、社員の台詞の一部しか保管していなかったため、動画音声から書きおこしています。)
不安な労働者:約束の賠償金はまだなのか。
不安な労働者:あの金は薬に当てたいんだ。家で病人が伏せってるってのに…いつになったら振り込まれるんだよ。
TOPS関係の社員
:そう焦るな。賠償金の手続きは時間がかかる、もう二日ほど待てとダミアン様は仰っている。
不安な労働者:もう散々待ったのにか。このまま泣き寝入りさせようって魂胆じゃないだろうな。
臆病な労働者:あんまり人を舐めるなよ…そっちがその気ならこっちだってブン屋にタレこんでやるからな。
TOPS関係の社員:ふん、よく考えた方がいいぞ。
TOPS関係の社員:ダミアン様が賠償されると仰った以上、それは必ず守られる。ポーセルメックス責任者としての彼の責務だからな。
TOPS関係の社員:お前たちがその責務を軽んじ、いたずらに事を大きくしようとするのなら…後にどうなろうとも、それはお前たちの責任だ。



適当観を訪ねてきたダミアン

儀玄:ああ。メイフラワーからの依頼で、ラマニアンホロウの調査に来た。
儀玄:正式な委任状は、後ほど弟子に送らせよう。
ダミアン:なるほど、なるほど…しかしですね。ラマニアンホロウの状況は、いささか特殊でございまして。
ダミアン:生産エリアには、我がポーセルメックスの所有する輝磁の採掘・加工設備があるのです。トラブルを避けるためにも、無用な立ち入りはご遠慮いただきたく…。
ダミアン:なにせ…輝磁の安定した生産と供給を保証することが、私共の役目なのですから。
橘福福:安定?でも、さっき街にでたときホロウで労災があったって聞きましたよ!
橘福福:ひょっとして、無茶で危ない採掘とかしてたんじゃないですか?何かあってからじゃ遅いんですから!
儀玄:そうだ。
儀玄:弟子の言う通り事故があったのなら、ホロウへの影響も懸念される。我ら雲獄山も介入すべきだ。
ダミアン:…労災、ですか。ええ、確かにありました。しかし私共はすでに、規定に基づいて鉱区を封鎖し、労働者の救助および損害の補填を行っています。
ダミアン:安全への懸念がある以上、やはり現在の輝磁生産エリアには立ち入るべきではないと…改めて申し上げておきます。
ダミアン:そして最後に。言うまでもないかもしれませんが――輝磁資源は、TOPS財政ユニオンにとって最も重要な産業の一つです。
ダミアン:雲獄山であれ、誰であれ…深入りすることはおすすめしかねます。
ダミアン:こちらは私の連絡先となります。本日はこれにて失礼…。


採掘員のパロ

パロ:はい…長時間のホロウ内活動にあたっては、防護服の着用と抗侵蝕薬の服用という規定があります…
パロ:ただ…僕たちホロウで働くことを厭わない人間は、そのほとんどが旧都陥落のときに侵蝕を患って、侵蝕緩和剤による長期的な治療が必要です。
パロ:僕たちがこうして身を乞何して働いているのも、ポーセルメックスから緩和剤の支給があるからだったんですが…どうも今回、その緩和剤に問題があったようなんです。
パロ:薬を飲んだ同僚がすぐにバタバタ倒れて、中にはそのまま侵蝕の発作が起きたやつまで…彼らを病院に運ぶだけでも大変でした。
パロ:なのにポーセルメックスは何て言ったと思います?彼らはずぐに箝口令を敷いて、他言無用だと言い放ったんです!
パロ:いつもお世話になってるロア先生から、薬に問題があると聞いたのはその後でした…ひどい粗悪品らしくて、あの悪徳企業…僕たちの命なんてはなから眼中になかったんです!

選択肢:そんな…

リン:そんなひどいこと…ポーセルメックスは、平気でやってたって言うの?
パロ:ああ。それにダミアンは事故の起きたエリアを封鎖したし、あそこは廃棄されたの一点張りでもはや近づくこともできません。

選択肢:それだけに留まらないはず

リン:とことんマズイ感じだね…やっぱり何とかして、問題のエリアに行ってみなきゃ。
リン:ほんとは私ね、市長さんに派遣された調査員なの。目的は、ホロウの中で何が起きたのかハッキリさせること。
リン:協力してくれたら、きっと私たちも力になれるよ!それこそ、十分な補償を勝ち取ってあげるお手伝いとか!
パロ:そ、それは…
狛野真斗:市長の、調査員だって?
狛野真斗:こりゃチャンスだぞ、パロ!ここで賠償金が勝ち取れりゃ、アンタの家族も侵蝕の治療ができるかもしれねぇ!
パロ:そう、ですね…うん…雲獄山の先生方には、旧都陥落の時もずいぶんお世話になったことですし…
パロ:わかりました!ホロウ内にあるロープウェイまで来てください。こっそり乗せてもらえるよう、同僚には頼んでおきます!
パロ:僕では侵蝕エリアの中までお連れできませんが、助けてくれそうな人を知ってるんです。それに、彼なら今回の侵蝕事故についても詳しい!


聞き込みから戻った姉弟子たち

潘引壺:すみませんお師さん、おれんとこはボウズで…
橘福福:あたしもですぅ…ポーセルメックスがしっかり箝口令を敷いてるみたいで、何があったかだ~れも教えてくれません!
橘福福:ホロウにあるロープウェイも行ってみたんですけど…どさくさに紛れて入るのは、ちょっと無理がありそうでした…。
橘福福:ホロウに入る方法から考えないとダメですねぇ。うーん…このあいだの船頭さんに、またお願いしちゃいますか?

選択肢:その必要はないよ

リン:大丈夫。労働者さんたちと話して、助っ人を見つけたよ。ホロウの中まで連れてってくれるって!
リン:それに…その人、労災の現場にもいたみたい。TOPSが支給してた侵蝕緩和剤が原因で、侵蝕症状を起こした労働者がいっぱいいたんだって。
橘福福:なるほど…だからみんな賠償金だけじゃなくて、医療費も欲しいって言ってたんですねっ。
儀玄:リン、その情報は確かか?

選択肢:まだなんとも

リン:もちろん嘘をついてるようには見えなかったけど…現場を調べないことにはなんともだね。
リン:そういえば、こんなこともあったよ。その人、私が適当観から来たって言ったら、急に親切にしてくれたの。昔助けてくれたからって…
儀玄:ああ、まさに昔のことだ。
儀玄:旧都が陥落したあのとき、雲獄山は山を下りて住民たちの避難を手伝った。当時生き残った人々は、衛非地区にも移り住んでいる。


ラマニアンホロウに入ったプロキシたち

エリック:よかった、おかげでポーセルメックスと交渉ができそうだよ。

選択肢:あなたは?

リン:あれ、どちらさま?
エリック:エリックだ。ポーセルメックス従業員互助会の責任者をやってる。普段は困ったことがあったときの支援や、救助活動なんかを組織してるのさ。
エリック:このあいだの労災については、もう知ってるだろう?
橘福福:だいたいの経緯は聞きましたっ。侵蝕緩和剤に問題があって、ホロウで採掘をしていたみなさんに侵蝕症状が起きちゃったんですよね?
エリック:そうだ。労災が起きてからこの方、みんなを集めてダミアンに賠償のことを直談判しようとしてるんだが…
エリック:やっこさん、のらりくらりとかわしてやがる。どうせ賠償金を渋れるだけ渋ろうって魂胆だろう、何か打つ手がないか探してるとこなんだ。
エリック:行動を起こすときだ。これ以上好き勝手させてたまるものか。

選択肢:どうするつもりなの?

リン:なにかプランはあるの?
エリック:ポーセルメックスが強硬な態度を取れるのは、なんといっても俺たちに証拠がないからだ。
エリック:奴らにかかれば、労働者たちの集団入院も偶然、旧都陥落の後遺症が…ってことで片付けられちまう。
エリック:だからポーセルメックスの薬に問題があるって証拠を探すんだ!確固たる証拠さえあれば、みんなでやつらの不正にバシッと抗議できる!
橘福福:でもでも…侵蝕の後遺症がある人たちにとって、安価な緩和剤が必要なことは変わりないんですよね?
橘福福:証拠をつかんでも交渉が決裂しちゃったら、しばらくお薬に困っちゃうことになりませんか?
エリック:そう、それが今までみんなが我慢してきた理由なんだ。ところが最近、事情が変わってきてな…!
エリック:ロアさんというお医者先生が、俺たちにもっと安価な侵蝕緩和剤を提供してくださったんだ!
エリック:ポーセルメックスの支配を振り切る決心がついたのは、彼のお陰と言っていい…いまや互助会でも中心的な存在だよ。

選択肢:それはすごい

リン:すごいね…!そのロア先生が、どうやって安く緩和剤を配れてるのかは気になるけど。
エリック:専門的なことは俺にもわからない。人を集めて独自に薬を作ってるとか、ポーセルメックスがホロウに廃棄した設備を流用しているとか聞いたな。
橘福福:それ…あんまり安全じゃなさそうに聞こえますけどね…。
エリック:そんなの気にしちゃいられない!ここで抵抗しなかったら、本当に俺たちはお先真っ暗なんだ。
エリック:そうそう…ロア先生はちょうど事故のあったエリアで、ポーセルメックスを追及できる証拠を探すそうだ。もしよかったら、そこで色々聞いてみちゃどうだい。

選択肢:それなら、別件でもう一つ…

リン:わかった。色々ありがと。もう一つ聞きたいんだけど…この写真に写ってる人、見かけたりしなかった?
リン:それか、撮られた場所がわかるだけでもいいの。

例の写真をエリックに見せた。

エリック:うーん…少なくともこのへんでは見かけてないな。ただ、かなりミアズマが写りこんでいるようだし、場所はラマニアンホロウの深部じゃないか?


ロア先生と接触

ロア先生:とにかく、そうして作った薬を僕は「解悩水」と名付けたんだ。ポーセルメックスのイカサマから、より多くの悩める人々が抜け出せるよう願って。

選択肢:イカサマ?

リン:イカサマって…どういうこと?
ロア先生:君たちは考えたことがないか?ポーセルメックスは侵蝕緩和剤を提供してこそいる、だが彼らにとってホロウで働く人々を治療するメリットはあるのだろうか…と。
ロア先生:せいぜい病気の進行を遅らせる程度の弱い薬があれば、彼らを生かさず殺さず長期間労働に従事させることができる。
ロア先生:結局のところ、旧都陥落で侵蝕された人々ほど都合のいい労働者なんていないのだから…。
ロア先生:ポーセルメックスが賠償を先延ばしにしていることだって、まとまったお金を手にした人々…つまり安価で息の長い労働者が離れていくことを懸念してのことに決まっている。
ロア先生:(※ログ記録、見えている後ろの行のみ)自分たちで侵蝕緩和剤の製法を確立する必要があるんだよ。
ロア先生:もちろん合法ではないし、リスクも大きい…ただ、少なくともそこに希望はある。
儀玄:ロア先生とやら。ポーセルメックスが賠償を先延ばしにしている…とは、なにか証拠があってのことか?
ロア先生:もちろんある。友人が現地の病院で働いていて、ポーセルメックスの医療記録を見る機会があったんだ。
ロア先生:被害者のカルテはすべて改竄され、彼らが発症した具体的な原因は伏せられていた…それで補償が進むわけがない。
ロア先生:我々の手で証拠を見つけ出さない限り、賠償金なんて夢のまた夢なんだ。
ロア先生:とはいえ事故のあったエリアはずでに放棄され、エーテリアスだらけになっている。僕だけでは調査に行けない…


現場調査完了

ロア先生:エリックたちはちょうど交代で休んでいるだろうから、このままホロウを出て調査の進捗を伝えてくるよ。
ロア先生:そうなればいよいよ、皆を集めてポーセルメックスとの賠償についての協議だ。
ロア先生:雲獄山の皆さんも、手伝ってくれてありがとう!
橘福福:いえいえ!元々、今回の事故を調査するつもりで来たわけですし…ちょうどよかったですね。
ロア先生:本当になんとお礼を言ったらいいか…おかげで、計画はスムーズに進みそうだよ。

選択肢:計画?

リン:計画?計画ってなんの?
ロア先生:エリックたち互助会のメンバーと一緒に、ポーセルメックスに抗議するプランを考えたんだ。


一度目のラマニアンホロウ調査から戻って澄輝坪

エリック:やあリンさん!あなたのお陰で、ポーセルメックスとTOPSが隠蔽しようとした事故を貼れて白日の下に晒すことができたんだ!
(※ログ一部省略)
パロ:そうなんです!ロア先生が教えてくれましたよ。放棄されたエリアに入って、薬害の証拠を見つけてくれたと!
パロ:証拠があれば、より多くの被害者たちと団結してダミアンに直談判できます!
パロ:なにせ、主導権は僕たちにあるんですから!絶対に逃がしません。
エリック:そうだ、ぼちぼちダミアンのところへ行く頃合いなんだが…ロア先生に声を掛けてくれないか?自分の診療所にいると思う。
エリック:なにせ近頃は電話を使うのも怖くてな…ほら、ポーセルメックスがどこで聞き耳を立ててるかわからないだろ?

選択肢:わかった…

リン:じゃあ伝えてくるね。大丈夫、私電子機器ならお手の物だから、盗み聞きされるようなヘマはしないよ。

適当観に戻る

リン:よかった~…ほんと、無事に来られて何よりだね。
リン:こっちはホロウに入って、侵蝕事故が起きた証拠を見つけてきたよ。
リン:ロア先生っていう人がね、ポーセルメックスの供給してる侵蝕緩和剤に問題があって事故が起きてからも隠蔽が続いてる…って教えてくれたの。
リン:今もロア先生とエリックさんたちは、賠償金を求めて抗議するために人を集めてるんだって。
リン:まあ、私はまだちょっと…引っかかってるとこがあるんだけどね。
橘福福:そうなんですか?あのダミアンさんって人が黒幕なのは、もう誰が見ても明らかだと思いますけどねぇ~…
橘福福:お師匠さまたちが乗ってる飛行船を襲ったのも、視聴さんに労災のことがバレたら困るからに決まってます!
葉釈淵:あまり結論を急ぐものではありませんよ、姉弟子さん。視聴の調査員を妨害しようとした剣については。TOPSの仕業とするにはいささか挑発的なやり方でした。
儀玄:ああ…私の知る限り、TOPSはビジネスマンと大差ない。何をするにも利害とコストの連中だ。
儀玄:それが、飛行船にミサイルをぶっ放す?
儀玄:ないな。それだけ派手にやれば、かえって自分たちの首を絞めることくらい連中はわかっている。
橘福福:そ、それじゃあ、他に黒幕がいる…ってことですか??
儀玄:そう前のめりになるな。そのうち向こうから説明に来てくれるさ。
橘福福:向こうからって、そんなの誰が…
儀玄:ダミアンだ。
橘福福:あ、あのダミアンさんが?わざわざ?
橘福福:お、お師匠さま、ひょっとしてそれも占いで…
儀玄:TOPSのやり口というやつを、ただ知っているだけさ。
葉釈淵:ええ、基本は力を誇示して優位に立とうとしますが、不利と見るやすぐ下出に出て和解に持ち込もうとする…そういう「やり口」ですね。

その時、適当観の外が何やら騒がしくなり、潘さんが状況を確認しに行った。

潘引壺:て、てえへんだお師さん!大当たりだよ!たったいまダミアンの野郎が表に来て、おれたちに合わせろだとさ!

潘さんはダミアンを適当観に案内した。


一度目の調査を聞きつけて再びダミアンが適当観を訪ねる

ダミアン:…お伺いするのが遅くなってしまい申し訳ありません。少しばかり「事務処理」があったものですから。
ダミアン:聞くところによると、皆様は危険を顧みずホロウに立ち入り調査をされたとか…事前にお知らせ頂けなかったのは、ひとえに私の不徳の致すところ、でございましょうか。
ダミアン:まあひとまず無事に戻られたようで何よりです。万一何かあれば、上に責任を問われるのはこの私なのですから。
ダミアン:さて皆様。なにやら廃棄されたエリアにて、弊社の無効になった生産プランを発見されたとか…ええ、従業員からそのように聞いたものですから、これはご説明せねばとお伺いしたのですよ。
ダミアン:あの生産プランは、いずれもTOPSに帰属する機密事項となります。今回の所謂「労災」とは、全く…本当に全く関係のないものですので、何卒誤解のなきようお願い申し上げます。

選択肢:やけに態度がいいね?

リン:これはこれはダミアンさん、急に小さくなっちゃってどうしたの?この間の威勢が影も形もないけど…。
橘福福:そうですよっ!あのゴーガンフソンっぷりはどうしちゃったんですか?あたしたちがポーセルメックスに不利な証拠を見つけたとたん、目の色まで変えちゃって…。
ダミアン:何をおっしゃいますやら…この私がかつて、雲獄山の皆様に非礼を働いたかのような口ぶりですね?
ダミアン:仮にそう映っていたのであれば…責任者としての立場がある以上不自由なこともあった、とだけ申し上げておきたく。
ダミアン:ですが、今や状況が変わりました。労働者たちが社に対して抗議を始めており、私たちは補償の手続きを進めるため最善の努力を尽くしています。

選択肢:補償?

リン:補償の手続き…って、あんたたちが事故の記録をもみ消して有耶無耶にしてたんじゃないの?少なくともロア先生はそう言ってたよ。
ダミアン:なんですって?誤解もいいところですよ。すでに補償は申請済みであり、一連の承認を受けている真っ最中…ただ、そのフローがまだ終わっていないというだけです!
ダミアン:責任者として、私は従業員の待遇保障に最善を尽くしているのですから。
ダミアン:ロア氏から聞いたと言いましたね?彼は他になんと?

選択肢:医療行為を妨害したって

リン:あんたたちに脅迫されたり、侵蝕症状の治療を妨害されたって言ってたよ。
ダミアン:まあ、それについては間違っていませんね…。
ダミアン:なにせロア氏は正式な医師免許を持っていないのですから。違法な治療が提供されているなら、止めるのは私の仕事です。
ダミアン:それに私は常々、彼が従業員を治療するやり方には問題があるのではないかと疑っていまして…。
橘福福:なんですか?問題って。
ダミアン:「解悩水」…ご存知ですね?弊社の従業員に対し、彼がTOPS製侵蝕緩和剤の代わりに進めている薬品です。
ダミアン:その効力のほどは定かではありませんが、侵蝕事故が起きて以来少なくともリピーターを獲得していると聞きます。
ダミアン:ですから、さぞ荒稼ぎしていることだろうと思いきや…。
ダミアン:なんですあの価格は?薬に含有される成分を考慮したら、それこそタダで配っているのと大差ありません。何か目的があってのことなのか、不気味ったらありゃしないですよ。
ダミアン:私共としては目下性急に調査すべきと考え、その全貌を明らかにする途上にあったのですが…ええ。そこへ雲獄山の皆様が、ありがたくも首を突っ込んでくださったというわけです。

(※選択肢と内容未記録)

ダミアン:ご理解が早くて助かります。私から見れば、ポーセルメックスの薬に問題があるとする彼の告発は、弊社と従業員間の対立を煽っているだけのように思えてなりません。
ダミアン:互助会の連中も、これを機に多くの賠償金を勝ち取れると考え、彼の一挙一同に共鳴する始末…。
ダミアン:はあ。雲獄山の皆様におかれましては、そう簡単に私の主張を信じることはできないでしょう。ですからどうぞ、何もかもご満足のゆくまでお調べください。
ダミアン:その証拠として、侵蝕事故の関係者名簿と賠償の進捗がわかる資料を皆様にお送りします。
ダミアン:もし今後何か問題がございましたら、いつでも私までご連絡ください。

ダミアンは資料を残して、適当観を去った。

橘福福:ど、どういうことなんでしょう…?まさかロア先生が嘘をついてたなんて、そんなことあり得ませんよねっ?

選択肢:調査が調査が必要だね

リン:結論を急ぐべきじゃないね。とにかく、まずはダミアンのくれた資料を調べよ。(※ログの行は続いているが未記録)


ラマニアンホロウで解悩水を飲んで幻覚を見る労働者を確認して、ロアを追い、澄輝坪のロアの診療所に入った後

アキラ:リン、調査のほうは何か分かったかい?危険な目には遭わなかっただろうね?
橘福福:危ないことはなんにもなかったですけど、たいしたものも見つからなくって…。
橘福福:診療所で見つかったそれっぽいのは、このメモリディスクだけなんです。中身もなんなのやら~…。
アキラ:よし、僕が中身を解読してみよう。
橘福福:はい!お弟子さんにお任せしますね!それで、潘さんたちの方はどんな感じでした?
葉釈淵:この辺りの労働者には伝えましたが…やはりそう簡単には受け入れてもらえませんね。「ポーセルメックスの流したデマだ」と、取り合ってくれなかった方もいました。
潘引壺:ああ。あのロアとかいうヤブ医者、ずーっと前から労働者たちに吹き込んでやがったんだ!「TOPSはきっと、あの手この手でお前らの治療を阻んでくる」…。
潘引壺:「どんなネガキャンも、ダミアンが捏造したやつだから信じるな!」ってな!用意のいいこった。

選択肢:そんな…

リン:そっか…讃頌会が仕込みを始めたのは、昨日今日のことじゃないみたいだね。そんな風に信じ込ませて、こんなにたくさんの人を巻き込んで…
潘引壺:安心してくれ。おれたちを信じて、みんなに伝えると請け負ってくれた人もいるぞ。
潘引壺:ただ、この時間はまだほとんどの労働者がホロウにいる。広めてもらうにしても、交代まで待つ必要がありそうだ。
葉釈淵:エリックさんや互助会の方々にも連絡しようとしたのですが、彼らもホロウにいるようでして…。

選択肢1.:大丈夫 選択肢2.:方法はきっとあるはず
(※どちらでも台詞同じ)

リン:大丈夫。エリックさんたちの誤解さえ解ければすぐにたくさんの人たちに広まる…そうなったら、きっと私たちのことをみんなに信じてもらえるはず!
葉釈淵:その通りです、お弟子さん。ですが、僕にはもうひとつ考えがあります。
葉釈淵:此度の真相を、ダミアン氏に知らせるのはどうでしょうか。
葉釈淵:あれでも、企業から衛非地区における責任者を任された人物です。情報を広めるうえで、効果的な手段を持っているかもしれません。
潘引壺:つってもよお、兄弟子ぃ…ヤブ医者が何を吹き込んだにせよ、ダミアンのやつに人望がないのは元からだぞ。あいつを頼っていいもんかね?

選択肢:それがいいかも

リン:大兄弟子の言う通りだね。讃頌会を止めるためなら、動かせる人は総動員していかないと。
リン:ダミアンを完全に信用したわけじゃないけど…讃頌会を止めるなら、あいつの力でも借りたい気持ちかな!
橘福福:そう、ですね…お師匠さまにも聞いてみましょうか…って、あれ?お師匠さまは?


ホロウのミアズマで具合が悪くなった儀玄との会話


儀玄さんはしばらく沈黙した。次に紡ぐべき言葉から意図的に逃げてるみたいに。

儀玄:リン、かつて私はこう言ったな。衛非地区にいる労働者の多くは、旧都陥落のときに雲獄山が助けた人々だ。
儀玄:だがその後、雲獄山は適当観を…衛非地区を放棄し、そこに住む人々の一切を気に掛けなくなった。それどころか、あの場所をTOPSが支配することを許したんだ。
儀玄:これはすべて、我ら雲獄山がかつて犯した過ちに起因する。
(※ログ一部省略)
儀玄:にもかかわらず結果として任務は失敗し、雲獄山の十二代門下生は全員が零号ホロウの中で犠牲となった。…私を除いてな。
儀玄:これにより雲獄山の伝承が殆ど失われたばかりか、任務の失敗はTOPSにも財政的損失をもたらした。
儀玄:死に人である先代宗主は、それでも責任の追及からは逃れられず、最終的に我らは、TOPSと協定を結ぶことになったのだ。
儀玄:雲獄山は衛非地区から退去し、その代わりにTOPSが輝磁生産のかたわら、難民の収容を引き受ける…。

選択肢:ということは、あの記憶は…

リン:じゃあ、私が記憶の断片で見たあの人って、もしかして…。
儀玄:ああ。先代宗主、儀降だ…。



澄輝坪にて、夜、解悩水を飲んだ人たちの体調が急変し、雲獄山で解決したその翌日朝

橘福福:お弟子ちゃん、エリックさんを見つけてきました。それと…パロさんのことも、もうお伝えしてます。
エリック:みんな…騙されてたんだ。
エリック:もうどこも、ポーセルメックスの薬が悪いって噂でもちきりだ!街であった騒ぎも、全部そのせいだと思われている!
エリック:それもせいぜいまた労災が起きたか、って程度のもんで…くそっ…讃頌会なんてのが暗躍してるなんて、みんな夢にも思っちゃいない…!

選択肢1.:やっぱりまたこの手を… 選択肢2.:またこうなったね…
(※どちらでも台詞同じ)

リン:やっぱり…讃頌会は、ポーセルメックスを悪者に仕立て上げようとしてるんだね。
リン:こうなってくると最初の侵蝕事故も、あいつらが薬に細工してたように思えてくるね…。
リン:エリックさん、あなたは互助会の責任者でしょ?エリックさんの口からみんなに説明してもダメなの?
(※ログ一部抜けている可能性あり)
エリック:さっきも連絡してみたんだが…何度か鼻で笑われたあげく、そのまま電話を切られちまった!
橘福福:そんなぁ!ほ、ほんとに責任者なんですよね…?
葉釈淵:どうも妙ですね…エリックさん。もしかすると互助会の構成員は、あなたを除いてすべてロア先生側の人間だったのかもしれません。
葉釈淵:言うなれば、あなたは彼らに祭り上げられた神輿…ポーセルメックスの身元調査をかわすための、偽りのリーダーに過ぎなかったのかと。

選択肢:一理あると思う

リン:その可能性はあるね…ロア先生の影響力を見る感じ、讃頌会は相当な数のスパイを送り込んでるもん。
エリック:そんなバカな…俺たちみんなは労働者のため、賠償を勝ち取るために、一丸となってポーセルメックスと戦おう、そう誓い合ったのに…。
エリック:何もかも、あのカルトじみた連中に利用されてたってことか…!
(※最後の行以外ログ保管なし。話者不明):互助会の動きで、何か新しい情報はないですか?
エリック:あ、ああ…互助会は今夜にでもみんなをホロウに集めて、大規模な抗議デモについて話し合うらしい。

選択肢:ホロウで?

リン:ホロウで集まって、そんなの…だってロア先生は今までも、治療だって言って患者をホロウに行かせてたんだよね…?
リン:もしかしたら、また誰かを生贄にしようとしてるんじゃ?
橘福福:福福もそう思います!きっと追悼とかなんとかいって、みんなを焚きつけて…たくさんの人を集めようとするに決まってます!
潘引壺:だめだだめだ!そんなこと、絶対にやらせちゃならんぞ!

一同が話し合っていると、突然電話が鳴り出した…

ダミアン:どうもどうも皆様…大変お久しぶりです。
橘福福:あれぇ、ダミアンさんじゃないですか?
ダミアン:事の次第は既に聞き及んでおります。本来は直接お伺いすべきなのですが…なにぶん、いま弊社と私は文字通り矢面に立たされておりますので。
ダミアン:ロア氏の動機が、そう単純なものではないことは薄々勘付いてはいましたが…なるほど讃頌会がらみでしたか。
ダミアン:目下こうなってしまった以上、私ごときに風説の流布を止めることは難しいかもしれませんね…。
ダミアン:それに今しがた、ホロウ内に設置していた侵蝕緩和剤の供給地点が、何者かに破壊されたとの情報が入ってきたばかりです。

選択肢:まあ讃頌会だろうね

リン:十中八九讃頌会だろうね。あらかじめ緩和剤の供給を断っておけば、今夜の集会でみんなを「解悩水」漬けにできるもん。
ダミアン:ええ、ええ…私もまったく同じ考えに至りました。
ダミアン:風説の流布にはもはや対処しかねますが…地区内でこれ以上の医療インシデントを予防すべく、侵蝕緩和剤を緊急配布することは可能です。
ダミアン:そこで大変ぶしつけなお願いなのですが…緩和剤の供給地点を、適当観のそばに設けさせていただくことは可能でしょうか?少なくとも、それで悪意ある破壊活動からは守られるはずですから。

選択肢:私たちがそれを見張るの?

リン:つまり、薬の配布を私たちに見張っててほしいってこと?
ダミアン:ええ、ご安心ください。緩和剤は市政当局から供給されるものを、市民全員に無償でご提供したく。
ダミアン:これに生じるコストや損失は、すべてポーセルメックスが全額負担させて頂きます。
橘福福:侵蝕緩和剤を無料で!?すっごい大盤振る舞いですね…!でもこれなら、みんなあたしたちの話を聞いてくれるかもしれません!
ダミアン:では、適当観の先生方各位…何卒よろしくお願いします。


ロアの行動を阻止するためホロウに入る

ロア先生:ちょうどいい…雲獄山の皆さんにも我々の偉業を見届けてもらおうと思っていたところなんだ!共に、始まりの主がくださるお言葉を傾聴しようじゃないか!
橘福福:なーにが偉業ですかっ!あなたはみんなを騙してただけなのに!
橘福福:今すぐ、おとなしくお縄を頂戴してくださいっ!
ロア先生:はあ…司教様の仰る通りだ。もう何年も経つというのに、君たち雲獄山は一向に悔い改める気配がない…。
ロア先生:忘れたとは言わせない。君たちが旧都陥落からかろうじて救い出し、衛非地区に住むこととなった難民たちのことを…。
ロア先生:彼らはTOPSの下で日々労働を強いられつつ、かろうじて生き延びている。そこに人としての尊厳があるように見えるかい?
ロア先生:彼らの多くは「解悩水」の副作用を知ってなお、僕から買い求めることをやめなかった。そうまでして、美しい過去に浸っていたかったんだ。


ロアは身を捧げ、雲獄山は仕切り直したあと讃頌会司教と決着をつけた。その後

橘福福:エリックさん、集会にいた人たちはどうですか?みんな無事なんでしょうか?
エリック:ああ。さっき、ホロウから出てきた奴らに会ったばかりだ。彼らも脱出の道中、讃頌会が妙な儀式をやってるのを見たらしくてな…。
エリック:おかげでようやく、俺たちの話を信じてくれるようになったよ!「解悩水」を飲んだ人たちは問題がないか、緊急で検査を受けに行くことになった。
エリック:それになんと、ポーセルメックスが検査費用を負担すると言い出してな。なんでも、これを機に信頼を取り戻したいそうだ。
エリック:俺たち衛非地区の人間が、この災厄を乗り越えられたこと…すべて雲獄山の先生方のおかげだ…!
エリック:あの時のように、またもう一度みんなを助けてくれた…本当に、なんとお礼をすればいいか…。
興奮している市民:そうだ!先生方がいなきゃ俺の友達は今頃ホロウでオダブツだった!
(※ログ一部省略)
エリック:確かに…つい興奮しすぎたな、俺たち。
(※ログ一部省略)
橘福福:心配いりませんよ、お弟子ちゃん!讃頌会が何をこっそり企んでようと、あたしたちは見て見ぬふりなんてしませんっ!
橘福福:讃頌会の司教だろうとなんだろうと、一人で来るなら一人ずつ倒しますし、二人で来るならまとめて叩きのめすだけですっ!
アキラ:師匠、いいかい?いまダミアンから連絡があった。僕たちと通話したいらしい。
儀玄:繋げてみろ。何を言い出すのか聞いてやろう。
ダミアン:コホン…雲獄山の先生方。ホロウにて無事讃頌会の司教を撃退したとお聞きしました。
ダミアン:衛非地区を救ってくださったこと…そして間接的に私共TOPSの信頼回復を成し遂げてくださったこと…ポーセルメックスを代表し、謹んで感謝を申し上げます。
ダミアン:この地に暗躍する讃頌会という病巣に、ポーセルメックスは雲獄山の協力を得て毅然とこれに対処…災厄の芽を摘むことができたのですから。
ダミアン:二度とこのようなことが起こらないよう、私共は輝磁産業へ追加資本を投入し資源の管理を強化していく所存です。
ダミアン:今なら…この私でも、上層部と対等に渡り合うことができるでしょう。
橘福福:話だけ聞いてると…ダミアンさんってなんだかんだ、今回の件で得してませんか?
ダミアン:何を仰いますやら。私はただ弊社従業員の福利厚生を鑑み、より多くのリソースを確保せんと奔走しているに過ぎません。
ダミアン:とにかく、今回はたいへん実りある業務提携となったかと…雲獄山の先生方とは、次も手を携える機会が来ることを願ってやみません。
儀玄:さあな。次などないに越したことはない。
儀玄:それから労働者の待遇を改善する件、くれぐれも有言実行することだ。この私が目を光らせておくからな。
儀玄:我ら雲獄山は、既に衛非地区へと舞い戻った。過去に会ったことについても、放っておくつもりはないぞ。
ダミアン:あなたと雲獄山は、私の大切な賓客です。決して反故にはいたしませんよ。
ダミアン:では、私は処理すべき事案が山積しておりますので…雲獄山の先生方各位、またお会いしましょう。
橘福福:したたかな人ですねぇ…あんなことがあっても、ちゃっかり自分のキャリアにしちゃうんですから。


フリー探索に点在するNPCたち

ポーセルメックスの派遣スタッフ:止まれ。関係者以外立入禁止だ。
リン:いつものんきにしてる衛非地区の鉱員さんも、本当はいろいろ大変なんだね。
噂好きの作業員:ねえねえ、ミアズマのコブの中には魂が入ってるって知ってた?
緊張気味の労働者:この前ミアズマが人の形になるのを見たんだ!
ポーセルメックス主任:おい、そこ!!何をぺちゃくちゃ話してる?
TOPS長官:これから危険区域に入る。行動規範を厳守するように。
TOPS調査員たち:はい、長官!!
TOPS長官:ミアズマを発見次第、すぐに位置を特定し、私に報告するように。
TOPS調査員:調査はTOPSが担当します。関係者以外の方はこの場を離れてください。
ポーセルメックス主任:この先が前回ミアズマを発見した場所です。ミアズマはかなり危険ですよ。人の体を乗っ取れるようなので。
TOPS調査員:そうですか。では案内をお願いします。
ポーセルメックス主任:え?

サブクエスト:孫じいさんと話そう

孫じいさん:家に伝わる『十三字エーテル風水秘術』に幼い頃より親しみ、その術を使いこなす――わしはホロウの地形を観る「風水師」だよ。
孫じいさん:だが残念ながら、それも長くは続かんかった。ポーセルメックスが現れたのだよ。わしにはさっぱり理解できん原理で動く装置と巨額の資金を武器に、競争相手をことごとく打ち負かしていきおった…。
孫じいさん:金が途絶え、仲間を助けるために貯金も使い果たした。今や若いもんの間でわしを知る者などおらんようになったのう。それもこれも、あの無情な男のせいだ…。
孫じいさん:お前さんも見たことがあるだろう?あの青い髪の男…名前を口にするだけでも運が逃げていくわい。だが、わしの可愛い娘があやつの下で働いておるのだ…。
(※ログ省略)
(※澄輝坪に戻ったあと)
顔色の悪い女性:私が仕事の話をするたび、すぐイライラして話を遮っては上司の悪口ばかり…ダミアンさんは私がこれまで会った上司の中で一番いい上司なのに。
顔色の悪い女性:それに、いつもブツブツ言いながら、ホロウの中をうろついてる父の方がよっぽど人に心配かけてるじゃない。
顔色の悪い女性:…え?そう…お父さんが、そんなことを…何考えてるのかしらね。私は娘なんだから、そんなこと…。

目の前の女性は突然驚きを恥じらいを見せたかと思うと、その後大きく溜め息をついた。

顔色の悪い女性:父は未だ「風水術」への未練を断ち切れないのね…。
顔色の悪い女性:父を信頼してくれてるお隣さんや友人たちは皆、父の人相占いは当たるって褒めてくれるの。はぁ…私にもいつも「気持ちを楽に、疲れを貯めちゃいけない。運気が去ってしまうよ」って…。
顔色の悪い女性:そうね、そうよね…ふぅ、空にお腹が空いてきちゃった。久しぶりに父の作る土鍋ご飯が食べたいわ。今日は父と2人だけで食事がしたいから、招待できなくてごめんなさい。でも…本当にありがとう。

適当観復興工事に携わった白祇重工の澄輝坪奮闘

(※ログはところどころ抜けている状態)

少女:引き受けてくれたのって、こんな美少女だったの!?どうしよ、取り下げた方が…でも依頼は出しちゃったし…ええい、なるようになれ!
少女:あの、本当にちょっとした依頼なんだけど…白祇重工って知ってる?
少女:アンドーさんって方が、ちょうど近くにいたの。朝練中だったらしいんだけど、とっさに私を抱えて瓦を避けてくれて…じゃなかったら、私は今頃病院送りだったかも。
少女:だ、だから…私、白祇重工の皆さんに、特にアンドーさんに…プレゼントを贈りたいの!それで元気になってもらえたらなって!
少女:「みなさんの仕事ぶりは、素晴らしいものです!」っていち市民として、この気持ちを届けたいの!

アンドー:だんだんと白祇重工の名とサービスの質は広まったんだが、一緒に仕事をしようぜって話になると、どいつもこいつもはぐらかす。

アンドー:ああ、大方その線だろうな。ただ、そいつが何者なのか見当がつかねえのが問題なんだ。仕事の合間に調べては見たんだけどよ…
(※ログでは「見たんだ」。原文まま。)
アンドー:とはいえ、こっちでの作業も片付いたし、次の依頼もある。調査はひとまず止めて、衛非地区を離れるしかねえな。

アンドー:おっ、いいのか?プロキシお前は相変わらず、いいやつだなあ!そういうとこ大好きだぜ!
アンドー:聞き込みに行くなら、オレらのチームの宿と食事を手配してくれてた、衛非地区の下請け業者がいいかもな。

宿の下請け業者B:あれ…でも、泅瓏囲の人って旧都済だった人のはず…どこでルールを知ったんだろうね…。
宿の下請け業者A:いい仕事をする、気持ちのいい若者たちだったが…もう一緒に仕事をする機会もないだろうな。
宿の下請け業者A:ここ数年、よそから来た建設会社が衛非地区で足場を固めるのは難しい。宿を営む俺でも分かるほどに。
宿の下請け業者A:アンドーって兄ちゃんも同じこと聞いてきたよ。ただ、その話は可能性があるというだけで、証明はできないんだ。
宿の下請け業者A:衛非地区には小さな建設会社がたくさんあって、それでこの地区の建設業は成り立ってる。
宿の下請け業者A:だいたいは、親子とか親戚で営んでる小さな会社さ。それから鉱夫をやめた泅瓏囲の人も少なくない。人件費も安く済むから、よその会社じゃ太刀打ちできないだろう。
宿の下請け業者A:TOPS傘下でもない建設会社が市場で幅をきかせるのは、ポーセルメックスにとっても嬉しくはないだろうな。
飲食の下請け会社:白祇重工はもう帰っちゃうのかい?今度は観光にでも来てくれ、衛非地区はいいとこだぞ~。
飲食の下請け会社:それは…あー…商売人としちゃあ、運気が下がりそうな話は避けたいとこだな。でも、アンドーのあんちゃんなら、勘づいてんだろ?
飲食の下請け会社:あんたがたじゃ、衛非地区の建設会社にゃ勝てないよ。
飲食の下請け会社:帰ろうと思ったら、車のタイヤは穴開けられて、フロントガラスも粉々で、おまけに運転席にゃ死んだ魚だ…俺にも家族がいる。ありゃ、おいそれと商売できる相手じゃない。
飲食の下請け会社:ただ、昼夜問わず働いてるからか、いつもくたびれてんだよ…それでも働かなきゃ食ってけない。キツかろうが、耐えるしかないのさ。

アンドー:今までの話の中でなんか怪しい点とか、突破口になりそうなとこはあるか?

選択肢:地元の建設会社が関係してる

アンドー:やっぱ、そう思うよな。実は、兄弟たちにヤツらの現場を見張らせてたんだ。だが、やってることはオレらとたいして変わらねえらしい。

アンドー:つまりホロウをうろちょろしてるかもしれねえのか…しっかしなあ、なんでただの建設会社がホロウなんか入るんだ?オレらはあいつらの秘密の仕事の邪魔をしてたのか?
アンドー:ホロウを探せば、その秘密もみつかるかもしれねえな!うちのディミトリも、その可能性は考えてたんだ。確かな証拠はまだみてえだが…
アンドー:おいプロキシ、ディミトリを探すぞ!まずはホロウだ!

ディミトリ:ハァ…ハァ…命拾いした…。
ディミトリ:すみません!でも、兄貴聞いてください。俺、見たんですよ、衛非地区の建設業者がホロウに入ってくとこを!
アンドー:まったく…頭が切れるのに、運が悪いよな、お前はよお。
アンドー:だが、よくやった!とはいえ、危ねえ目に遭ったのも事実だ。自分の安全を守る方法をしっかり覚えてもらわねえとな。

アンドー:プロキシ、この辺調べるぞ。

選択肢1.(辺りを見渡す)選択肢2.うん、わかった

アンドー:ちょっと見てみよう…制服だけど、ポーセルメックスのものではなさそうだ…胸のバッジのデザイン要素を見る限り、建設会社の制服のようだぜ。

アンドー:ああ、ここは輝嶺石の採掘場だからな。輝磁を採った跡もばっちり残ってる。
アンドー:それだけじゃない。手法を見ると…これは鉱夫がやったものじゃなくて、建設チームの仕事のようだ。

アンドー:ひとまず結論から話すぜ…輝磁を建材として調達してるヤツがいるってのが、オレらの見立てだ。それもホロウ外で使うためにな。
ゴアンゼン:ンナ!(すげえ変なやり方だ!)
アンドー:コストがかかりすぎるし、輝磁の採掘なら、コソコソやるもんでもねえ。
アンドー:それにだ、輝磁が欲しいなら、なんで正規ルートのポーセルメックスから買わねえ?
ゴアンゼン:ンンンナ…ンナ!(アンタらが集めた手がかりから考えると…衛非地区のどこかで輝磁が山になってるかもな!)
アンドー:これは、あのレシートから推理したんだ。あの店は建築会社は遠いし、あの辺で新しい工事もねえ。やるとしても、せいぜい道路とか下水溝の修理くらいのはずだ。
アンドー:まったく、オレらは同業、いわば仲間だぜ?輝磁協会のお役人でもないのに、どうしてこうもオレらを目の敵にすんだ?
アンドー:ハハッ、まだまだ調査は続けてみるつもりだ。オレら白祇重工のモットーは、誠実な経営と顧客第一だからな。漢らしく正々堂々と勝負つけてやろうじゃねえか!
アンドー:おう!心配すんな!ヤツらが悪さできねえように、オレらで目え光らしとくぜ。それと兄弟たちと話し合って、ここの建築を学ぶことにした。
アンドー:そういや、ゴアンゼンがお前ら適当観の運営が気になるらしい。こっちにいる間、なんでも手伝ってくれるってよ。
ゴアンゼン:ンナ!ンナンナ!(オレたちが修繕した建物がどんな風に使われてるのか、すげえ気になるんだ!経営も全力で力になってやるぜ!)



シーズン2 第二章の一部

ダミアンからの招待状

潘引壺:お弟子ちゃん、ダミアンの野郎は覚えてるよな。ほれ、ポーセルメックスが衛非地区を任してたやつだよ…あいつから何が来たと思う?なんと晩餐会の招待状だ!
(※ログ一部省略)

選択肢:それと晩餐会との関係は?

リン:そっか…でも安全調査と晩餐会になんの関係があるの?
潘引壺:それはだな、お弟子ちゃん…大々的に調査する以上は、衛非地区に関係者がたくさん来る。ポーセルメックスもホスピタリティってもんを見せにゃならんわけだ。
潘引壺:雲獄山は安全調査に噛んじゃいないが、抜け目ないダミアンのことだし…ついでに媚びでも売っとけって算段だろ。
アキラ:前に釈淵さんから聞いたんだけど…例の件が終わってすぐ、ダミアンさんから豪華な謝礼が届いたそうだ。とはいえ師匠は受け取らなかったから、晩餐会はどうしたものかと話していたんだ。
アキラ:師匠の方針に照らせば、雲獄山とポーセルメックスはあまり「お近づき」になりすぎるべきじゃない。とはいえ、僕たちが衛非地区で活動する以上、ダミアンさんも無下にはできないところだ…。

飲茶仙で開催の安全調査晩餐会

アキラ:こんなに大勢の人が来ているなんて…今回の安全調査とやらは、相当な規模で実施するみたいだな。
(※ログ一部省略)
アキラ:ああ、そうだな。讃頌会が暴れていなくとも、労働者とポーセルメックスの間には安全上の問題が多々あった。今回でまとめて解決できればいいけれど。
アキラ:そうだ、リン。ダミアンさんから招待をもらったわけだし、挨拶くらいはしておこうか。
潘引壺:あー、弟子たちよ。ちょっとおれは遠慮させてもらうぞ――ダミアンの野郎とはあんまり反りが合わんしなあ、わざわざ揉めに行くようなもんだ。

ダミアン:これはこれは、雲獄山の先生方。
アキラ:なんだいダミアンさん。師匠の出席が叶わなかったことに、失望の色があるようだね?
ダミアン:ハッハッハ…何を仰いますやら。遥か雲獄山より、儀玄先生が信頼できるお弟子さまを遣わしてくださったのです。どこに不満や失望がありましょうか。
(※ログ一部省略)
リン:ありがとダミアンさん、それにしてもすっごい人だねぇ。みんな安全調査の名目で来てるんでしょ?ご飯のことなんかで、いちいちあなたを呼んだりしてていいの?
ダミアン:たしかに…衛非地区に讃頌会の跋扈を許した以上、ポーセルメックスは安全管理者としての責任を問われています。当事者の態度としては、些か適当ではなかったかもしれませんね?
ダミアン:他でもないお二人なのですから、正直に申し上げましょう。私の肩書きは、ポーセルメックスの衛非地区における最高責任者…ですが、実務として担当するのは主に生産管理となります。
ダミアン:ホロウに絡む安全については、グループ上層部から別の担当者が任命されておりました――ええ。当然、もう彼は任を解かれてしまったわけですが。
アキラ:なるほど、あの惜しみない情報提供には理由があったわけだ。とっくに今日のことを見越していたんだな。
アキラ:安全のほうでも権限を持つようになって、ポーセルメックスでのキャリアを着実に歩んでいるようだ。これはお祝いすべきかな?
ダミアン:ハッハッハ、お二人はご冗談がお好きでいらっしゃる…この件はそう簡単な話でもないのです。今の地位を保っていられているだけでも幸運というべきでしょうね。これから控えている安全調査にしたって、薄氷を踏むような思いですよ。
ダミアン:ただ…今回ご出席された顔ぶれを見まして、少しばかり胸を撫でおろしたのは事実です。

ダミアン:本日、晩餐会には数多ご賓客がいらしていますが…各々方の立場という点で見れば、それほど数が多いというわけでもありません。
ダミアン:あちらにいる、洗練された身なりの面々が見えますでしょうか。彼らはTOPSの上層部であり、ご招待した全員が出席されています。これは依然として、TOPSとポーセルメックスの関係が強固であることの証です。
ダミアン:彼らがこの集まりに顔を出してくださったことで、私どもTOPSは一丸となって衛非地区の安全を重視している…そう軍と市政に向けてアピールできるのですよ。
ダミアン:一方で市政の関係部署にも招待状を送りましたが、残念ながら誰一人来ませんでした。つまり市政は、TOPSと軍の双方にとってデリケートである衛非地区に対し、不干渉を貫くつもりなのです。「お前たち自身で何とかしろ」…ということでもありますね。
リン:輝磁をめぐって、TOPSと軍はたびたび揉めてたって聞いてたけど…思ってたよりも深刻そうだね…。
ダミアン:ええ、深刻です。とはいえアンタッチャブルな話でもありません。軍は輝磁の最大の買い手であり、TOPSが衛非地区の実権を掌握できれば実質的に、軍の生命線をも握ったということになります。
ダミアン:だからこそ、もし軍がこの機に乗じて責任を追及してくるようなら…私共としては、たまったものではありませんね。
リン:ってことは…大事なのは、今日ここに来てる軍のゲストが誰かってことだね。
ダミアン:仰る通りです。少し離れたところにいる女性が見えますか?あちらが、軍を代表して来られた方になります。
アキラ:そうなのかい?防衛軍の制服には見えないけれど…いちおうフォーマルな晩餐会のはずだ。
ダミアン:それもそのはず…あちらのイゾルデ女史は軍属ではなく、あくまで軍に雇用されているいち研究顧問という立ち位置です。
ダミアン:軍は士官ではなく、雇われの民間人を出席させました。彼らも同様に、この件には深入りする意思がないということなのでしょう。
ダミアン:侵蝕事故のせいで生産に制限を受けつつも、ポーセルメックスは一切の遅延なく軍の注文に対応しましたから。その誠意を、軍はおおいに斟酌してくれたようですね。
リン:ダミアンさんが楽に構えてるわけがわかったよ。TOPSの上層部だけじゃなくて、今は市政と軍も圧をかけてこなくなったんだもんね。ちなみに、残りの人たちは?みんな年配の人が多いみたいだけど…。
ダミアン:ああ…「調査監督チーム」の方々ですね。皆様エーテルにまつわる業界の専門家です。今回の調査を全面的に監督し、私共に貴重なアドバイスを提供してくださいます。
ダミアン:いずれも学会の重鎮でございますから…こうしてお招きするにあたって、私もずいぶん骨を折りました…。
マイクから響く声:皆様、ご歓談中のところ失礼いたします。しばしお時間を頂戴してもよろしいでしょうか。
ダミアン:おや…「本当の主催者」がご登場されるようですね。
ルクロー:お集りの皆様。この度は衛非地区の安全調査にご参加いただくため、はるばるこの澄輝坪へお越しいただいたこと…ポーセルメックス・グループの共同CEO、ルクローより心より感謝を申し上げます。
フェロクス:私からも御礼を申し上げます。おなじく、共同CEOのフェロクスでございます。
アキラ:あの二人、テレビで見たことがある…どちらもポーセルメックスの最高責任者だったのか。左がルクロー氏で、右がフェロクス氏…。
アキラ:ダミアンさんの上司は、あの二人と言うことになるのかな?
ダミアン:ええ、その通りです。ポーセルメックスの経営陣は、旧都陥落を境に大規模な再編を経験していまして…あの二人が最終的な勝者です。もっとも、今でも水面下では争っているようですがね…。

選択肢:ええ…言っちゃっていいの…?

リン:ええ…上司のこと、そんなふうに言っちゃっていいの…?
ダミアン:ハッハッハ…!お二人を信頼しているからこそ、こうしたお話ができるのですよ。
ダミアン:このたび更迭された安全責任者ですが、あのフェロクス氏の腹心でしてね…突如としてできた空席に、両氏はそれぞれ息のかかった人間を送り込もうと躍起になっています。
ダミアン:私が衛非地区における名目上の最高責任者となれたのも…この競争においてどちらに属することなく、勢力の均衡を保っているからなのですよ。
ダミアン:とはいえ中立を保つ以上、私にこれ以上の昇進は望むべくもありません…かといってどちらかに肩入れすれば、代償も致命的なものになります。それこそ、積み上げてきた全てを失いかねないほどの…。

「…えー…私どもは、会場にお集りいただいた皆様と力を合わせ、安全の最前線を守り抜き…市民たちに胸を張れる成果をお届けする所存でございます!」
「皆様、安全調査は明日より正式に開始されます。その前途となる本晩餐会を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください!」

ダミアン:さてさて…お偉いさんのありがたいお言葉も終わりのようです。お二人のおかげで、どうにか乗り切ることができましたよ…ありがとうございます。
ダミアン:さあ、どうぞ晩餐会の続きをお楽しみください。私は上司のカミナリを楽しむとします…それでは、失礼。
アキラ:リン、ダミアンさんは行ってしまったけれど、僕たちはどうしようか?

選択肢:会場を見て回りたい

リン:ちょっと会場を見て回りたいかな。いろいろ聞いてたら、私もゲストのことが気になってきちゃった。それにほら、あのダミアンさんのことだし…鵜呑みにしちゃうのもどうかと思うじゃん?

TOPSのゲスト:それに、衛非地区最高責任者のダミアンくん…でしたか。讃頌会に対する彼の果断ぶりが、より大きな被害を防いだといえるでしょう。大したものですね…。
(会場にいるTOPSのゲストたちは、みんなリラックスした表情を見せている、確かにポーセルメックスに責任を問いに来たようには見えない。)
(調査監督チームの専門家たちは、お互いに面識のある人が少なくないみたい。それに、調査監督チームとしての職務よりも、自分の研究プロジェクトの方に関心があるっぽい…まあ、誰だってそうなるよね。)

晩餐会会場を見て回った後

リン:うん、なんかね…ゲストたちを見てたら、安全調査って名前のわりにあんまりお堅い感じじゃないのかなって。専門家の人たちも、TOPSの人と和気あいあいだったし…。
リン:ここにはいろんな立場の人がいるけどさ…結局みんなが気にしてるのって、讃頌会どころか衛非地区の安全ですらなくて…「輝磁の供給を、どうやって元通りにするか」…なんだよね。
アキラ:全くもって同感だ。この「安全調査」は、都市の上層部たちがお互いにコンセンサスをとる儀式…そのうえで、住民の緊張もなだめたいという狙いがあるんだろう。
アキラ:仮にホロウの生産ラインに安全上のリスクがあったとして…よほど酷いものでない限り、大事にはしないんじゃないかな。
アキラ:とはいえ、ひとまず置いておこう。何せポーセルメックスの奢りなんて、この先あるかわかならいんだ…美味しく頂くに越したことはないからね。


アリス、ホテルでの一人の部屋にて回想

アリス:うっ…ぐす…。
ダミアン:タイムフィールド家――。
アリス:うぅ…。
ダミアン:新エリー都でも有数の名門であり、科学分野にもその名を轟かせていらっしゃる…。
ダミアン:現在流通している侵蝕緩和剤の精錬に関する特許も、あなたのお祖父様の手になるものだとか。
ダミアン:そんな由緒ある家名が調査監督チームの名簿にあれば、市民たちも心強いことでしょう。
アリス:み…身に余る光栄なのだわ。ただ、祖父は重い病で…
アリス:そんな重責にはとても…。
(※ダミアンがテーブルに足を打ち付けるシーンが入る)
ダミアン:この際、はっきりと申し上げましょう。
ダミアン:その「家名」され名簿にあれば私としては十分なのですよ――あなたもその一族でしょう?
アリス:で、でも私はただの学生で、祖父の代わりになんて…。
ダミアン:フッ、ご存じですよね?例の侵蝕事故で問題となった侵蝕緩和剤とあなたのご一族は切っても切り離せない、と。
ダミアン:わが社はあなた方に対し、訴訟を起こすこともできるのですよ。
ダミアン:薬剤の精錬過程におけるリスクの隠蔽…そんなシナリオはどうでしょうか。
アリス:事実無根なのだわ!だいいちそれは讃頌会が――。
ダミアン:ハッハッハ…!貴族の凋落劇というエンタメを前にして、大衆は気にも留めませんよ。
ダミアン:タイムフィールド家の栄誉は――今やあなたにかかっています。お祖父さまに代わって、よくよくお考えください。
ダミアン:あのご老体に何かあっては、私も寝覚めが悪いですからね。

ログ一部

アリス:ブラックウッド氏は態度こそ強硬だけど、少なくとも契約は守る人だと聞いてるのだわ。私たちのやってることが今回の安全調査に関わっていなければ、バレたとしても対処する方法はあるはず。

浮波柚葉:話を戻すと――もしあの怪物のせいで犠牲者が出たら、HIAかH.A.N.D.が必ず出てくるからね…そうなったら、フェロクスと讃頌会の結託がバレるのも時間の問題でしょ。


ロープウェイをどう動かすかプロキシたちが相談するシーン


アリス
:他にホロウへ入れる手段はないのかしら?
アキラ:あるにはある。それも、ここからそう遠くないところにね…とはいえそこには、衛非ロープウェイでしかいけないんだ。
イゾルデ:つまり、ちょうどポーセルメックスの目と鼻の先というわけだ。
イゾルデ:これは確かに厄介だな。安全調査の影響で、ホロウへ向かうロープウェイは運航を厳しく制限されている。動かすだけでも、ポーセルメックス幹部クラスの承認がいるだろう。

選択肢2:ひとり心当たりがある!

選択肢1.リン:ポーセルメックスの幹部クラス?私心当たりあるかも…しかも割と役に立つ人…。)
選択肢2.リン:待って、私ひとり知ってる!ポーセルメックスの幹部クラスで、私たちに味方してくれるかもしれない人…!
アリス:リン…まさか貴方、ダミアン・ブラックウッド氏を?

選択肢:そう考えた理由を説明する

リン:そのまさかだよ。あの人、ポーセルメックスの共同CEOが派閥争いしてるせいで長いこと板挟みになってて…もううんざりしてるって感じだったの。
リン:私たちっていま、フェロクスのほうを打倒しようとしてるわけでしょ。ダミアンさんからしたら、ルクローさんに取り入る最高の手土産になるってわけ。また出世しちゃうね。
アキラ:冴えてるな、リン。あのダミアンさんの嗅覚なら、自分の利益になると嗅ぎ分けてくれるはずだ。そのうえで、きっと断らないだろう。
アキラ:それに彼が間に入ってくれている限りは、オボルス小隊のことも隠し通してくれるかもしれない。

選択肢:大佐はどう思う?

リン:どうかな、大佐?
イゾルデ:異論はない。現時点で、それが最も成功率の高い方法ならばな。
アキラ:なら今すぐダミアンさんに電話して、会う約束を取り付けよう。

ダミアン:時間通りですね。大変に結構です。

夜:プロキシとアリスとイゾルデとダミアン

ダミアン:ははあ…私の見間違いでなければ、雲獄山の方々のみならず、タイムフィールド様にイゾルデ女史まで…皆様、いったいどういう風の吹き回しでいらっしゃるのでしょう?
ダミアン:認めましょう、リン先生。確かにこれはサプライズと言わざるを得ません。…詳しくお聞かせ願えますか?

これまでに起きたことを、ダミアンに簡単に説明した…

ダミアン:なるほど、なるほど…弊社のフェロクスは長年にわたって讃頌会と繋がっており、ホロウの中に秘密の研究所を設けていた…そしてこのタイミングで証拠認滅を図っており、それにあなた方のお友達も含まれる…と。
ダミアン:リン先生、いまおっしゃったことが何を意味するか…ご自分でわかっておいでですか?

選択肢1:私たちには共通の敵がいる
選択肢2:絶好のチャンスがあなたの目の前にある

(選択肢1.リン:うん。私たちには、共通の敵がいる。)
選択肢2.リン:うん。ダミアンさんの目の前に、絶好のチャンスが転がってるってことだよね。
リン:聞いて。フェロクスのやってることは、もう衛非地区の安全に深刻な影響を及ぼしている。ついでにポーセルメックスっていう会社の未来にも。
リン:私たちと一緒にこの陰謀を阻止してくれたら、衛非地区がこれ以上危険に晒されることはなくなるし、あなたのキャリアにとっておっきな心配事が一つ減るでしょ?
ダミアン:否定派しませんよ。フェロクス氏がいなくなれば、私はたいへんのびのびと仕事ができるようになるでしょう。
ダミアン:ですがこのタイミングで彼が逮捕されれば、衛非地区は安全調査なんかよりも遥かに大きな問題を抱え込むことになります。
イゾルデ:短期的にはポーセルメックスの評判に影響するだろう。だが、安全調査の期間中に御社の手で始末を付けたとなれば、市政や防衛軍があなた方を非難する理由はない。
イゾルデ:それに長期的な視点で見れば、ポーセルメックスの誠意と覚悟を社会に示す機会とも言えるんじゃないか。
ダミアン:ええ、その理屈はもちろん理解しております。ですが、メリットばかりを強調して、リスクに一言も触れないというのは…いささか不誠実なのではないでしょうか?
ダミアン:私が先ほど申し上げたのは、あくまで成功した場合に予想されるトラブルです。では、失敗したら?
ダミアン:どうやら、もうあまり時間がないようではありませんか。フェロクス氏が証拠隠滅に成功してしまえば、あなた方の勇気ある告発も、ただの名誉棄損になり下がってしまうのですよ。
ダミアン:はっきり申し上げます――確かに魅力的な提案ではありましたが、私がオールインするに足る決定打…いわば切り札に欠けると言わざるを得ません。
ダミアン:まあ、私と皆様の仲ですから…今日は何も聞かなかったということにして差し上げましょう。それでは、ご武運をお祈りしていますよ。
アリス:…待って!
ダミアン:おや…タイムフィールド様、まだ何かありましたか?
アリス:ダミアンさん。私に「切り札」があるのだわ!
アリス:タイムフィールド家が、侵蝕緩和剤に関する特許を有してることはご存じでしょう?作戦に協力して頂けるなら、ポーセルメックスに、この特許を無償で譲渡すると約束するのだわ!
リン:ちょ、アリス?何言ってるかわかってる!?
ダミアン:いま、無償で譲渡すると…そう仰いましたか?
アリス:ええ。衛非地区にはたくさんのホロウ内作業者がいる…毎年タイムフィールド家に支払われる特許使用料だけでも莫大な額になると聞くわ。
アリス:それだけじゃない…この特許があれば、侵蝕症状に関する他の分野の研究も促進される。私が知る限り、ポーセルメックスはジョナサン財団に依存せざるをえない現状に、不満があったはずなのだわ。
アリス:だから…ダミアンさん。この申し出なら、貴方が全てをベットする「切り札」たり得るかしら?
ダミアン:ハッ…ハハッ、ハハハハハ!
ダミアン:いやはや…あのタイムフィールド家のご令嬢が、こうも真っ直ぐ私の目を見てお話しくださるとは…ここに来た甲斐があったというものです。
アリス:ということは、引き受けてくれるの?
ダミアン:タイムフィールド家の跡取りたるお方が、文字通り一世一代の賭けに出たのです…ここで引き下がるようでは、ただの臆病者ではありませんか。

(※澄輝坪ロープウェイ駅前で集合みたいなナレーション的一文。ログ補完ssなし)

ダミアン:ロープウェイの手配は完了しています。あとはこの私みずから、責任を持ってあなた方を向こう側までお送りしましょう。
リン:ダミアンさん、ロープウェイなんて動かせるの?
ダミアン:ハッ…このダミアン・ブラックウッド、ただ椅子を尻で磨くだけの無能ではないのですよ。
ダミアン:私の多才ぶりに感謝しておくことですね。なんと言っても、こんな大事なことを他人任せにはできませんから。
ダミアン:ただし、あらかじめはっきりと言っておきます…もし作戦が失敗したら、この一日ロープウェイ運転士は、あなた方に脅されてやったという筋書きになりますからね!
ダミアン:まあ、それで見逃してもらえるかどうかは…運次第ですが。

選択肢:ちゃんと逃げ道を考えてたんだね

リン:なーんだ、しかり逃げ道は用意してたわけね。
ダミアン:逃げ道だなんて心外ですね…これは立場に見合った、サバイバルの心得です。
ダミアン:それで、救出チームのメンバーはもう決まったのですか?
アキラ:ああ。第一陣はリンとアリス、それにオボルス小隊のメンバーが一緒にホロウへ入ることになっている。
アキラ:そうして師匠が到着したら、僕がプロキシとして彼女についていく。ちょうどいま、澄輝坪に向かってくれているところなんだ。
ダミアン:なるほど…儀玄先生が加勢してくださるなら、勝率はさらに上がりそうですね。
イゾルデ:私たちがフェロクスを連れて出てくるという構図は、どうしても各所に角が立つ…そういうわけで、最後は雲獄山に花を持たせることにしたんだ。
ダミアン:ほう、イゾルデ女史はたいへん賢明でいらっしゃる…喜ばしいの一言に尽きますね。


柚葉救出後、翌朝。儀玄が留守番を求める

儀玄:ふああああ…さてと。弟子たち、師匠は出かけるからな。適当観をしっかり守れよ。

選択肢:師匠、今日も会議?

リン:行ってらっしゃい、師匠!今日も会議?
儀玄:ああ。フェロクスを捕まえたとはいえ、やつの処遇を巡ってそれぞれの勢力が一触即発だからな…。
儀玄:雲獄山として助言くらいはしてやるが、いいように使われないようにするのは一苦労だ。ホロウで研究所の片づけでもしてた方がマシだな…。
アキラ:それで言うと…あのホロウの中は、今どうなっているんだろう?
儀玄:ひとまず制御下に置かれたそうだ。讃頌会とポーセルメックスが壊し損ねた証拠が、徐々に運び出されてる最中だろう。
儀玄:ルクローいわく企業秘密が満載だとかで、まずはポーセルメックス主導で中身を検めることになったんだ。そうそう、責任者はダミアンの坊主だそうだぞ。

選択肢:「手土産」が功を奏したみたい

リン:ルクローさんが責任者に抜擢した、ってことは…ダミアンさんの「手土産」、喜ばれたみたいだね。
儀玄:ああ、それと「ミアズマ・フィーンド」の出自だがな…あの怪物を作るために、どうも私が当時ミアズマに残した記憶が使われているらしい。


第二章エンディングの一部

アリス:(※ログ記録、見えている後ろの行のみ)家の資産を維持するのにお金が必要って理由もあったけど…それ以上に、私がまだ一人前じゃなかったことが大きかったみたいで…。
アリス:でも、もう心配ないだろうって祖父は言ってくださったのだわ。だからいくつかは、手放すときが来たんだって。
アリス:特許の収入がなくなるぶん、これからは維持費のかかる一族の施設――図書館や博物館なんかを寄付したり、売ったりする、そのお手伝いを頼まれると思うのだわ。
浮波柚葉:でも、ダミアンは本当に大丈夫なの?
浮波柚葉:彼があなたの言葉遊びに気付いたら?怒って家に仕返ししてくるかもしんないよ?
アリス:侵蝕緩和剤の特許がなくなったいま…もうタイムフィールドの手元に、彼がせびれるような切り札は残っていないもの。
アリス:私たちが今回やったことは、タイムフィールド家がポーセルメックスの脅しには屈さないという意思表示…ダミアン氏もきっとわかってくれるのだわ。
アリス:それに、彼は私たちが思うほど冷酷な人じゃないって思うから。ビジネスマンとして、引き際を弁えることの大切さもきっと知っているのだわ。


第二章エンディングの一部②

ダミアン:「タイムフィールド家が、侵蝕緩和剤の特許を全面公開」…。
ダミアン:まったくしてやられました…約束通り特許を明け渡したかと思えば、こんな仕打ちとは。
ダミアン:私としたことが、子ウサギを少々侮りすぎていたようですね。
モブ:失礼します。フェロクスと讃頌会による、違法な研究のリストをまとめました。
モブ:それとこちらを…オブスキュラが設置された場所のリストです。
(※ログ記録なし。ダミアンの「ん?…これは」を音声で確認。)
ダミアン:この半年、讃頌会の研究所は、衛非地区に三百以上ものオブスキュラを設置していながら一つも回収していない…。
ダミアン:…何を企んでいるのでしょう?




シーズン2 第三章の一部

市長から活動お墨付きをもらうパエトーン

リン:でも、讃頌会のやったことは今でも衛非地区の人たちを蝕んでて、ラマニアンホロウのミアズマも、一向に弱まる気配がないんですよね。
市長:――ポーセルメックス共同CEOのフェロクスは、私的に違法団体「讃頌会」と結託し、法と倫理に反するホロウ内実験を行った…そうして、衛非地区の市民、および企業の安全や利益に、甚大な被害を及ぼしたため…。
市長:いや、長々と公式の声明を引用しるのはよそう。端的に言えば、衛非地区におけるポーセルメックスの影響力とその権能の及ぶ範囲は、大幅に制限された。
市長:これで、衛非地区における市政側の調査がスムーズに行えるようになったと、思ったのだが…都市の大いなる獣が、もう一匹、衛非地区に現れてしまったのだ。
市長:防衛軍所属の「ロレンツ少将」率いる部隊が、数日前から衛非地区に次々と駐留をはじめ…ポーセルメックスに対する査問、および讃頌会の鎮圧を名目に、衛非地区に、一時的な軍事管制を敷いた。
市長:我々は今いちど思い出さねばならない。衛非地区は輝磁の主要な産地であり、都市の各派閥にとっては喉から手が出るほど欲しい土地…「都市を守る」という大義名分で、富と権力を得られるなら…願ってもないことだ。
市長:このロレンツ少将は、少なくとも善性の人物ではないようだ。「目的のために手段を選ばない」というのは、まだ穏当な表現だな…個人的な情報網によれば、彼はポーセルメックスのもう一人の共同CEO、ルクロー氏と親交があり、協力関係にあるらしい。
市長:ライバルのフェロクスが失脚したのち、ルクロー氏は衛非地区の利益を代価にロレンツ少将の後ろ盾を得た…防衛軍将校の力は、TOPSにおける彼の活動を大いに助けるだろう。
(※ログ一部省略)
市長:もちろん…あのロレンツ少将が、本当に街を守るために行動をしているかは訝しんでいるが…問題は、ポーセルメックスと防衛軍によって、すでに混乱状態にある衛非地区に市政が介入することで、さらなる権力紛争に発展するということなのだ。
市長:自らの高潔を誇るわけではないが…この一時の利益よりも、市民の安全を優先すべきなのは確かだ。ゆえに、今回は市政であれ、雲獄山であれ、直接手を出すことはできない…
市長:そこで、君たちだ――「パエトーン」。
(※ログ一部省略)
市長:そういうことになる。とはいえ「プロキシ」という単語は防衛軍の報告書に相応しくないだろう。君たちにはこれから、「特任ホロウ技術顧問」兼「市長付き軍事行動特派員」として、彼らを訪ねてもらう。

ロレンツ少将:さてと…ポーセルメックスの人間が澄輝坪で待ってるんだ。なんでも、「防衛軍の駐留を歓迎すべく」一席設けてくれるそうでな。資本にたかる虫どもめ。しぶとく生き延びる術だけは心得ていやがる。

ムービー:ロレンツとルクロー

ロレンツ:一切が順調だな、ルクロー取締役。
ルクロー:今回も頼りにしていますよ。

ホロウにいたロレンツとルクローのところへ居合わせたオボルス小隊

「鬼火」:ロレンツ少将?なぜ少将みずからホロウへ?
(※ログ一部省略)

選択肢:私、この人知ってるよ

リン:ルクローさん、だよね?このあいだポーセルメックスが「安全調査」をしたとき、前座のパーティーで顔だけ見かけたよ。
(※ログ一部省略)
ロレンツ少将:そういうわけでもないのだよ、ルクロー取締役。こちらのお嬢さんは…わざわざ市長が我々を指導するために派遣してくださった特使だ。

選択肢:私が特使だと知ってるんだね

リン:特使なんて大げさな肩書きだけど、私はただ、自分がやるべき仕事をしてるだけだよ。
ルクロー:なんと、市政のお客様だったとは…これはこれは大したおもてなしもできず、大変な失礼を。
(※ログ一部省略)
ルクロー:そろそろ我々は戻ろうではありませんか、少将。こうエーテル活性の高い場所に長居していては、体によくない。
ロレンツ少将:それもそうだ。では行こう。

部隊に守られながら、ロレンツ少将とルクローさんは拠点を離れた。

オルペウス:ぐぬぬ…「特別軍務手続き窓口」にいたあの感じの悪い事務官を除けば…これほど頭にくる人物は初めてであります!
(※ログ一部省略)

選択肢:彼らがここに来た理由は…

リン:ねえ、ここは讃頌会の主要な拠点だけど…同時にあいつらの実験施設って側面もあるわけだよね。
リン:それで、もう一人のCEOが讃頌会と繋がってたせいで、こういう資産のほとんどはポーセルメックスの資産だった…
リン:で、今はまたルクローさん率いるポーセルメックスが防衛軍と手を組んでるわけでしょ?だったら、わざわざあの二人がこんなとこに来た理由って…。
「鬼火」:やめろ、頭が破裂しそうだ!どうせあいつらのことだ、利益を山分けする算段でもしてたに決まってる。


夜(夕方)、駐屯地に戻ったオボルス小隊たち

ルクロー:いやはや、お若い上に慎ましいことだ…そのうえ市長の名代として防衛軍の任務に就いている以上、市政におけるあなたの影響力も少なくないのでしょう。
ルクロー:今回は少将率いる部隊の支援があったおかげで、ポーセルメックスの資産…つまり、フェロクスが讃頌会に預けていた大量の輝磁を、無事に回収することができました。それはそれは相当な額です。
ルクロー:少将とは長年の知り合いでして…やや気難しいところではありますが、信頼のおける協力者なのです。
ルクロー:それが必ずしも、我々が今後手を携える機会があることを否定するものではないはずです。あなたのような人物との協力には、常に潜在的な価値がある。最後まで無事でいてくださるよう願っていますよ。
ルクロー:しかし、憎らしくも哀れなフェロクスはずでに獄中、ホロウへ逃亡した彼の部下たちも、少将のご協力のもと捕らえることができました。今のポーセルメックスに、もはや一点たりとも違法な繋がりはありません。
ルクロー:オブスキュラと呼ばれる実験装置に関しては…フェロクスと讃頌会の協力で生まれたプロダクトではあるものの、その科学的な価値については私も詳しくはありません…とはいえ、貴重な輝磁を用いて製造された、弊社の資産でありますからね。
ルクロー:防衛軍の部隊がオブスキュラの危険性か確認次第、こちらで順次回収させていただきます。


深夜の来客

気さくな警備の哨兵:上官から伝言を預かっています。TOPSからお客様が訪ねていらした、とのことです。

夜に紛れてダミアンさんと接触し、ルクローさんの動向についての情報を伝えた…

ダミアン:ええ、もちろん…ルクロー氏が自らホロウに出向いたことも、例の少将とその部隊の動きについても…すべて私の耳に入っております。
ダミアン:ポーセルメックスと讃頌会、双方の輝磁の在庫を移送する傍ら、フェロクスのもとで働いていた腹心たちを片っ端から捕まえているのです。粛清を恐れホロウの研究所に逃げ込んだ、哀れな私の同僚たちもこれに含まれます。
ダミアン:まだすべての決着がついたわけでもないというのに、あちこちで尻尾切りが始まっているわけですが…はあ。暗君より恐ろしきは、また別の暗君ということなのでしょうか。
ダミアン:TOPSが拾い上げてくれるとも思えませんし、防衛軍が私のような野良犬に、思いやりを示すこともないでしょう。

選択肢:つまりダミアンさんも危機的状況?

リン:ダミアンさん…せっかくフェロクスの失脚に一役買ったのに、新しい上司にはあんまりよく思われてないみたいだね?
ダミアン:ええ、そうなのですよ…「目の前の餌に迷わず喰らいつく野良犬」という、実にありがたい評価を頂きました。まるで私に選択肢があったとでも言わんばかりではありませんか…こちらとしては、食い扶持を失いたくない一心だったのですがね。
ダミアン:率直に申し上げましょう。当初はリン先生をはじめとして、雲獄山の皆様にお縋りする覚悟もできていました。立場がどうであれ、今の衛非地区で公平を重んじ、私なんかの話を辛抱強く聞いてくれる方は、他にいませんから。
ダミアン:ええ…誰かに頭を下げるなんて、とうに慣れっこですからね。

選択肢:残念だけど…

リン:…残念だけど、「リン先生」も状況としてはダミアンさんと似たり寄ったりで…今は動きを封じられてるんだ。雲獄山のみんなにも、簡単には連絡がとれなくて。
リン:一応、ダミアンさんだけなら保護してもらうこともできるんだけど…。
ダミアン:ああ、ですがもうご心配なく。途方に暮れていたところに、ちょうど――「救世主さん」が来てくださったところですから。

ダミアンさんがそう言ったとき――背後から、ちょこんと小さな影が飛び出してきた。

???:はいは~い、ダミっちの「救世主さん」こと、照(ザオ)ちゃんでぇす。
???:ふつうの企業の人って、ザオちゃんを見たら「死神」にでも会ったような顔するんだけどね~。今日は救世主だって、変なの!
ダミアン:コホン…ご紹介いたしましょう。こちら、TOPSよりお越し頂いた、照様です。「クランプスの黒枝」に属されています。

選択肢:クランプスの黒枝?

リン:はじめまして、照ちゃん。「クランプスの黒枝」って…TOPSの加盟企業?いつものビッグネームに比べると、あんまり聞いたことないけど…。
:ウン、知らないと思うよお。「黒枝」は会社の名前じゃないもん。
:審査、裁定、「ルール」の維持…それが、ザオちゃんたちのオシゴト。
:過酷な「競争」って、市場構造の原罪でしょ?だから、円卓の偉い人たち的には、会社のトップ達が血まみれでケンカしてても全然オッケー!なんだけど…。
:――それはあくまで、財政ユニオンのルールと利益をちゃ~んと守ってケンカしてたらの話。
:ビジネスってゲームは、あんましお行儀よくいかないことばっかだけど…円卓がそれを許してるのは、ちょっとした思いやりだから。ルールをわざと破るやんちゃな子には、こわ~いママが、真っ黒な枝を伸ばしてくるんだよお。
:今回のポーセルメックスはちょっとおイタが過ぎちゃったかな~。

選択肢:なるほど、「死神」…

リン:なるほどね、なんとなくわかってきたかも。どうして「黒枝」の人が企業にとって「死神」って呼ばれるのか…。
リン:でも、そういうルールの番人がいるからこそ、TOPSはこの街で押しも押されぬ立場にいられるんだろうね。
ダミアン:私が彼女を「救世主」と呼ぶ理由も、これでご理解いただけたのではないでしょうか。
:まあ、ダミっちの「救世主」になるか、「死神」になるかは、ぜんぶ調べ終わってからじゃないとわかんないけどねえ。
ダミアン:ふっ…そうだとしても、ルクロー氏のような人に生殺与奪を握られているよりは、ずっとましですよ。

選択肢:「救世主」であることを願うよ

リン:ダミアンさんとは友だち…ってほどじゃないけど、ちょっとは人となりを知ってるつもりだよ。
リン:このムチャクチャなゲームで、生き延びるためならなんでもする覚悟があるけど…絶対に一線は超えないっていう信頼もあるの。
:ふうん…キミ、いい眼をしてるんだねえ。とってもシャープできれい…。
:「黒枝」としては、敵になってほしくないかも?ふふ。
:次にザオちゃんと会うときは――その眼が「おこ」じゃないといいなあ~。

「照」と呼ばれた黒枝の一員は踵を返し、その背をダミアンが慌てて追う。
華奢な体とは裏腹に、彼女の放つ厚は、隣のダミアンを飲み込まんばかりだった。


澄輝坪住民の避難開始

人々はロープウェイ駅へと集まり、防衛軍とTOPSの警備の指示に従って、澄輝坪から避難をしている…

ポーセルメックスモブA:労働者たちに急げと伝えろ。ここにある輝磁は、連中の命より値打ちがあるんだからな…。
ルクロー:――聞き捨てならないな。労働者たちに聞かれてはことだぞ。「企業年鑑」に彼らの苦情が乗る。
ポーセルメックスモブB:苦情?社長、そんなものにまで目を通すのですか?
ルクロー:頼れる従業員を育てることは重要だ。でないと、あの時のように…。
ルクロー:役立たずの防衛軍に任せた挙句、会社の資産を守れないどころか深刻な損害を被ることになるのだから。
モブ子供の母親:す…すみません!子どもを…子どもだけでも先に行かせてくれませんか?
(※ログ記録なし。モブ子供の父親の「そうだ、そうだ!子供が先だろうが!」を音声で確認。)
TOPS警備:うるさい!撤退の順番はとっくに決まっている!
TOPS警備:お前らを無事に出してやるために会社がわざわざ金を出してんだ。そこんとこをわきまえて――。
ダミアン:よしなさい!
ダミアン:社のイメージを保つことも、あなたの給与に含まれています。おわかりですね?
(※ログ記録なし。モブ子供の母親の「その…どうしてもだめでしょうか?」を音声で確認。)
ダミアン:申し訳ありません…。
ダミアン:私自身、己の保身もままならないのですよ。



少将専属副官:この施設には、ポーセルメックスの輝磁資源が保管されている。都市の戦略物資が戻ってきた讃頌会の残党に奪われぬよう、ロレンツ少将閣下は、ここの守備を命じられたのだ。


暁光の山道まで来たプロキシとオボルス小隊

「鬼火」:雲獄山の支援もあって、都市部のサクリファイスは制圧できた。こちら側の市民たちはもう安全だろう。
オルペウス:では続く自分たちの任務は、山道方面のサクリファイス及び讃頌会の掃討…並びに「VIP」二名の護衛でありますね?
「鬼火」:つまり…胸糞悪いポーセルメックス共同CEOルクローと、より胸糞悪いオブシディアン大隊少将のロレンツか…。
オルペウス:悪い知らせはルクロー氏との連絡が途絶えていること…良い知らせは、少将が山道下にある避難地点へ向かっていることでありますね!
「鬼火」:良いと悪いが逆の可能性もあるが…コホン、なんとも言えんな。
「鬼火」:とにかく、私情はどうであれ任務は遂行しなければならない。山道周辺の民家も気にかかることだしな。時間が惜しい、行動開始だ!

(※ログ省略)

失神寸前の企業幹部:エーテリアスなんかじゃ、なかった…。
オルペウス:自分たちはオブシディアン大隊です!あなたはもう安全であります!
失神寸前の企業幹部:みんな、死んでしまったの…。
オルペウス:落ち着いてください、もう誰もあなたを傷つけることはありません。
失神寸前の企業幹部:く、来る…!ハァ…ハァ…人殺しの怪物がっ…!
オルペウス:かなり大きなショックを受けておられるようであります…おそらく先ほどの衝撃で、同行者を亡くされたのかと…。

選択肢1.彼女はポーセルメックスの人間だと思う 選択肢2.彼女はポーセルメックスのお偉いさんだと思う
(※どちらでも台詞同じ)

リン:この恰好…多分、ポーセルメックスの人だと思う……確か、晩餐会でも見かけた気がするし。
「鬼火」:気に食わない連中ではあるが…こうして野垂れ死ぬべきかと言われれば…。

オルペウスの胸元にある軍用無線機から、イゾルデ大佐の声が響いた。

イゾルデ:「鬼火」…君は知りたがっていたな…あのとき、誰が私たちの戦友たちを死なせたのか。
イゾルデ:流れるべき血は二つ…一つは賄賂をちらつかせたポーセルメックスのもの…もう一つは、それを受け取った指揮官のものだ。
イゾルデ:そして、ポーセルメックスの血は…たったいま流させたばかりだ。
「鬼火」:イゾルデ、それはつまり…。
イゾルデ:そうだ。ポーセルメックスのルクローこそが、あのとき軍の指揮官を買収した企業側の首謀者に他ならない。
イゾルデ:当然、彼の傍らで恩恵を受けた者たちも無実ではないからな…よって共に血を流してもらった。

選択肢:無実ではない…?

リン:無実ではないって…そうだとしても、まずはちゃんとしたところで裁かれるべきだと思うけど…。
イゾルデ:プロキシながら、君の正義感にはつくづく感心する…しかし…きっと君にも、過去に似たような経験があるだろう?
(※ログ一部省略)
イゾルデ:フッ…「鬼火」…もう一人の名前も、知りたいとは思わないか?
イゾルデ:ポーセルメックスの小切手欲しさに、私たちに汚れ仕事をやらせた当事者…。
(※ログ一部省略)
「鬼火」:ロレンツ…戦友たちの死も、私が長いところ苦しんできた、この滑稽な体も…。
「鬼火」:全て、やつのせいだと…?
イゾルデ:ルクローは死んだ。そしてロレンツは、君のいる道の先だ。
イゾルデ:私はもう自分の決断を下した。今度は気味が決断する番だよ、「鬼火」。
イゾルデ:お互い、同じ道を歩む唯一の同志であるはずだ…失望させないでくれ。

イゾルデ大佐との通信が途絶えた。


イゾルデがロレンツを撃って逃亡した後の泅瓏囲の浜辺

:ポーセルメックスの現CEO、ルクロっちは…うーん、サクリファイスの襲撃による事故死…でいっか。

選択肢1.事故かもしれない 選択肢2.事故ではないかもしれない
(※どちらでも照の回答同じ)

:それはねえ、どっちでもいいんだよお。ザオちゃんは「黒枝」を代表して、ポーセルメックスのガバガバ運営とルクロっちのスキャンダルを調べに来ただけだから。
:ルクロっちと少将の間で、ワイロの受け渡しがあったって聞いたからせっかく飛んできたのに…二人とも、もういないなんて…あーあ。
:黒枝が出てくるまでもなく、「運命」がお仕事してくれたんだね。まあ罰としてはちょっと重すぎたんじゃないかなってとこは、諸説アリって感じだけど。
:今いちばん気にしなきゃいけないのは、ポーセルメックスには新しいリーダーが必要だってことかなあ。円卓を失望させないようなリーダーが、ね。
:「黒枝」のやり方を「清算」って呼ぶ人もいるけど…ザオちゃん的には、あの裏切った軍人さんだっておんなじ動機で動いてたんじゃないかな?って思うよお。


インターノット、バナナバーガーの書きこみ

【雑談】昨日のニュース見た?

防衛軍、TOPS、市のお偉いさんたち、とにかくトップだらけは集まって「澄輝坪分治管理計画」の会議やってるらしい。
私としては澄輝坪のことなんて、あの方たちに何の関係があるの?って思って、ポーセルメックスで聞き込みしてみたら、なんとダミアンも行ってるって!
彼はTOPS代表ってところかしら。どんな結論が出るのか気になるわ。

流星群:そろそろ会議やれって思ってた。澄輝坪は以前讃頌会のせいでめちゃくちゃになってたけど、今は讃頌会がほぼ壊滅状態だから、当然責任追及とか今後の対策について話し合うべきでしょ。でも議論ばっかしてないで、早く実際の行動に移してほしいわ。
まあいいや:讃頌会は消えたけど、ミアズマはまだ残ってるじゃん…こっちが澄輝坪の真の敵だろ?俺に言わせれば分治管理なんて話はもうやめて、競争入札にしようぜ。ミアズマを完全に解決できた奴が澄輝坪を管理する資格を得る。それでいいじゃないか。
クリスピーチキンレッグ:それなら俺のイチオシは雲獄山だな!防衛軍もTOPSも頑張ってるけど、ミアズマを片付く戦力と言えばやっぱ儀玄先生たちでしょ!
オシシの大ファン:雲獄山が澄輝坪の管理を?それマジでありそうだな。裏情報だけど儀玄先生もその会議に参加してるらしい。ニュースでは触れられてないけど、もう何日も適当観で見かけてないしな。


シーズン2 第四章の一部

シナリオフックとなる冒頭

怒る鉱夫:どういうつもりだ!こっちが先に見つけたんだぞ!立派な背広着てりゃ、横取りも許されんのかよ!
(※ログ省略)
リン:(※ログ記録、見えている後ろの行のみ)また作業員の人たちとポーセルメックスがケンカ?
狛野真斗:押忍、しょうもねぇとこ見られちまったっスね…。(※「。」あり。原文ママ。)実は最近オレら、ミアズマに覆われたエリアが後退してるってことに気付いたんスよ…それで、前は立ち入り禁止だった「昔日の丘」ってとこに行けるようになったんだ。
狛野真斗:あそこはいま金鉱脈みたいなモンで…まだ手つかずの輝嶺石が山ほど埋まってるうえに、馬鹿デケェ施設の廃墟を見たやつもいました。
狛野真斗:だから、みんなで一回ちゃんと準備してから探索を…と思った矢先に、ポーセルメックスのやつらに先を越されちまったんス。連中、大金ばらまいてこの辺のプロキシとホロウレイダーを根こそぎ雇っちまいやがった。
狛野真斗:このままじゃ、やつらがTOPSの工場に輝嶺石を運び込むとこを、指くわえて見てるだけ…ってとこになっちまう。

選択肢:どうりであの人があんなに怒ったわけだね

リン:確かに、聞いてるだけでイラっとくるね…あのパウルって人が怒るのも無理ないかも。


ログ一部

(※ログ飛ばし飛ばし)

狛野真斗:リンちゃん、案内はよろしくお願いするっス!ポーセルメックスの連中より先に、まっさらな鉱区を見つけてやらあ!
動揺している鉱員:俺たち、パウルに連れられて鉱物を探しに来たんだが、たまたまポーセルメックスの連中と鉢合わせちまってよ。みんなピリピリしだして、だんだん歯止めもきかなくなくなって…
「武術師範」パウル:いえ、それは真斗のアニキたちだけでお願いします。ポーセルメックスも、輝嶺石も、今の自分にはどうでいいって言うか…俺は適当観の武術師範として、邪崇を滅するためにここにいるんで!
Fairy:はい。検索の結果、名前が「パ」から始まる「武術師範」は見つかりませんでした。最も近いのは、「パ」から始まる料理長です。

ムービーシーン:パウルに連れられて着いた「町」


話者不明:見ろ、着いたぞ!
話者不明:これが…「町」…?

「武術師範」パウル:ああ、ウエスト先生、おかげさまで順調だ!おまけに…誰と会ったと思う?
モス:パウルは子どもの頃に伏汐祭を見て、道場の師範になるという夢を持つようになった。TOPSに入る前のウエストは、資格を取って音楽の教師になることを目指していた。
モス:俺たちはみな、かつて夢見た自分たちの姿で生きてる。それは侵蝕でもなければ、幻を見ているわけでもない…あえて名前を付けるなら、「夢縋り」…とでも呼んだらいい。

澄輝坪に戻る

狛野真斗:安心しろ、他に助っ人を探してくっから。最悪ポーセルメックスにツラ貸してもらうしよ…そろそろ連中にもひと働きしてもらわねぇとな。まあ、適当観の先生たちがいてくれたら百人力なんだが…。



昔日の丘の「町」から澄輝坪に戻って翌朝の飲茶仙


リン:あっ、「黒枝」の照ちゃん!
:食べながらお話したいし、なんでも好きに頼んでいいよお。太っ腹なザオちゃんのおごり。
:みんなとは先に少しお話したから、もう本題に入ろっか。まずはポーセルメックスのことかな~…いまはザオちゃんが管理してるんだあ。あ、ダミっちが用事で衛非地区にいないから、その代理ね。

選択肢:ダミアンさんもここを出たんだ…

リン:(そっか、ダミアンさんも衛非地区を離れたんだ…師匠たちとタイミングが一緒なのは、偶然かな…。)
:なんかね、社員のひとりがダミっちの操業停止命令を無視して、ホロウレイダーとこっそりラマニアンホロウに入ったみたい。輝嶺石が欲しかったのかもしれないけど、そのまま行方不明になっちゃったんだよねえ。
:で、いろいろ調べてたら…キミたちにたどりついたってわけ。
狛野真斗:たぶん、パウルとウエストのことっス。なんで照ちゃんには、昨日のことゼンブ話しときました。
:(※ログ記録、見えている後ろの行のみ)行方不明になってるのは二人だけじゃないみたいだねえ。他にもホロウレイダーが閉じ込められてるのかも。
:だからポーセルメックスには当面、衛非地区での業務を全面停止してもらったんだあ。人命救助が最優先だもんね?そういうわけでみんなの力、ザオちゃんに貸してほしいの。
:正直、またポーセルメックスの誰かが衛非地区でトラブったら、さすがに黒枝もお手上げかもだし~…。
狛野真斗:ジブンとしては、断る理由ねぇっス。とっととパウルを連れ戻さなきゃならねぇ以上、人手はあるだけありがてぇ。
リュシア:真斗くんに同じ!ねえ照ちゃん、エビ蒸し餃子、おかわりしていい?
:もちろん!食べて食べて~。…それで、あの「町」とそこに「住んでる」人たちの写真とか、映像とか残ってないかなあ?
:行方不明者の情報があれば、色んな方面に救援の申請ができるから。めんどっちい手続きもだいぶマシになるかも。

選択肢:それがね…

リン:そのことなんだけど…実は何も録れてなかったりして…。「町」を覆ってるミアズマがすっごい特殊でね、中では普段使ってた技術が軒並みダウンしちゃうの。うちのボンプは自律行動になるし、もうてんやわんやで…。
:そっかあ…うーん、特殊なミアズマ…。
リュシア:あたしの描いた似顔絵ならあるよ。全員分。
:似顔絵?いいねいいね。黒枝にもスケッチが得意な同僚がいるんだあ。リュシアちゃんは、実地調査っていうのをよくわかってるんだねえ。
(※ログ一部省略)
:まあとにかく…リンちゃん、ミアズマのせいで色々使えなくなっちゃう件だけど、コレでどうにかならないかな?

照ちゃんが箱ほどの大きさの装置を差し出してきた。

:TOPSの最新研究なんだあ。その名も「輝磁の匣」!高密度の輝磁で出来てて…小さい範囲ならエーテルの活性を安定させたり、ミアズマを希釈してくれるよお。


「町」から戻ってまた飲茶仙

アキラ:やあリン、早く席に着くんだ。ちょうどエビ蒸し餃子を追加したところだからね。

選択肢:今回も照ちゃんのおごりなの?

リン:あっ、もう食べ始めてるじゃん!まさか今回も照ちゃんのおごり…?
:経費で落ちるから気にしないでいいよお。それじゃいつも通り、食べながら話そっか。とりあえずは今の状況だけど~…。
:「町」のなかは「夢縋り」だらけで、講堂を調べても、行方不明者の本体は一人も見つからなかった。これはちょっと深刻かも~。


盤岳から記録の抽出を終えた照

:はいは~い、さらば~…。

盤岳を見送った後、照は電話をかけた。だが相手は「上」の人間ではなく…

:あ…もしもしダイアちゃん?キミがずっと探してたやつ、見つけちゃったんだあ――そ、「パージユニット・ゼロ」。衛非地区にいてね、今は「盤岳」って名乗ってるみたい。
:あっ、まだお礼は早いよお?ザオちゃんタダ働きなんてしないんだからね。
:わ、わかったから落ち着いてってば~…お耳が痛いよお。そんなにお礼がしたいなら、「あれ」持ってきてもらおっかな。きっとあの子たちの役に立つから。


三度目の「町」

狛野真斗:なんで澄輝坪に戻らねぇんだ?ポーセルメックスの人間もアンタを探してんだぞ。
ウエスト:ポーセルメックスに入った当初は、時間を見つけて資格を取り、家庭教師でもしようと思っていました。でも、あのような駆け引きばかりの場所に長くいると、そんなことを考える気力も失せてきます。


戻って三度目の照との「町」について会話

(※ログ飛ばし飛ばし)
:はいは~い、状況はバッチリ把握してるよお。捜索隊の編成も済んだし、明日には出発させるね。キミたちがナイスタイミングで情報をくれたから、無駄足がずいぶん減っちゃった!

:まあ、そう思うよねえ。黒枝との絡みがなかったら、TOPS=ダミっちみたいな人ばっかってイメージだろうし…ボスのおかげで黒枝の構成員は十人十色だから。ほらダイアちゃん、続けて~。
(※中国語版と英語版にダミアンのくだりは無い。)

リン:へぇ~…うん、まあ、いいんじゃないかな…。
ダイアリン:好評で何よりです!とにかく、この装置の出力は「輝磁の匣」と比べ物になりません。起動に成功すれば、部屋ひとつぶんのミアズマをあっという間に吸収できちゃうんです!
ダイアリン:いわば、即席のシェルターができちゃうんですね~!これで繭が破れてもエーテリアスになる心配がありません!その場で全員を救出したら、あとは夢縋りを片付けながら出るだけです!まあ、起動に成功すればですけど。
アキラ:なんだろう…「起動に成功すれば」という言い方が、すごく引っ掛かるな…。
ダイアリン:えーと…実は「輝大侠」って、ちょっとワガママなところがあるんですよねー。ほんのちょっとぶつけただけで、エネルギーがドバー!っと漏れちゃうっていうか。起動時にちょっとでもミスがあると、吸収効率がガタ落ちなんです。
:もっと安全な新型も開発中なんだけど…それでも試してみる価値はあると思うよお。さてと、各プランの前置きはこのくらいにして、戦力は二手に分ける作戦で行こうかな。
:共同捜索隊が正面から突っ込んで、夢縋りたちを引き付けるから…その隙にみんなは「輝大侠」を持って、講堂へ行って欲しいの。うまく繭のある部屋に入れたら、そこで装置を起動させて。
:万が一うまくいかなかったら、撤退してくれていいよお。ザオちゃんたちはそのままプランAに切り替えるから。あ、装置はちゃんと回収しといてね。

選択肢:やってみる価値はありそう

リン:やってみますか…!うまくいけば、色んな問題がいっきに片付くもんね。
:うんうん。キミたちは装置の起動、ザオちゃんたちはそれを援護、ざっくりそんな感じだねえ。明日の朝一番に出発しよお。

エンディング一部抜粋

:あと一時間経って出てこなかったら、ザオちゃん、追加で捜索部隊を派遣するとこだったんだからあ。

:およ?初めましての人がいるね。キミがイドリー?

:はいはい…とにかくみんな無事でよかったよお。この任務がうまくいったのはみんなのおかげ…だから今日はゆっくり休んで。また飲茶仙の個室を取っておくから、改めてお礼をさせてねえ。
:それとリンちゃん。貸してた「輝磁の匣」は置いていってね?

イドリーイベントに続く会話

(※ログ飛ばし飛ばし)
:繭は迷子になった人たちを守ってくれたけど、万能じゃない。救出されたとき、みんなすごく栄養失調になってたの。最初に「町」に入った人たちは特にね。

:もちろん!あとポーセルメックスがエコールームの使用権を買って改装したんだあ。今はカウンセリングと相談サービス専門になってるよ。
:助かった人たちも具合がよくなったらそこでカウンセリングを受けてもらう予定なの。
:時間があったら、あとでエコールームを覗いてみて。もしかしたら、知り合いに会えるかもしれないよお?

翌朝

(※ログ飛ばし飛ばし)
アキラ:起きたんだね、リン。さっき、照が資料を届けてきてくれたんだ、君なら興味を持つ、だそうだ。

アキラ:ああ、どれもチェック済みで、僕たちに見せてもいいコピーだそうだ。僕はもう目を通したけれど、なかなか興味深かった。

狛野真斗:ホロウ事故の後始末っつーことで、ポーセルメックスが物件を買って、メンタルクリニックを開くのにリディア先生を呼んだって話っス。

狛野真斗:ああ。衛非地区じゃ、まともに救急車なんざ走らねえ。何かあったらポーセルメックスが車を回すことになってんだ。

狛野真斗:だな。オレらみてぇな庶民には望むべくもねぇ。ポーセルメックスんとこで働いてるダチにでも、ダメもとで聞いてみっか…。


シーズン2 第五章の一部

シナリオフックとなる冒頭

貫さん:やあお若い先生がた!俺はこのあたりで鉱夫をやっている貫ってモンだ。鉱区跡地でトラブルがあってな…ここに、儀玄先生が直々に取ったお弟子さんがいると紹介されたんだが…。
葉瞬光:鉱区跡地…あそこで、何かあったの?
貫さん:ああ。鉱夫仲間たちと、盤岳先生んとこの道場に通ってるやつが、ミアズマに閉じ込められちまったんだ!

選択肢:鉱夫たちが閉じ込められた…?

リン:閉じ込められちゃった…って…ポーセルメックスはいま操業を停止してるんじゃなかった?私の知る限り、いま現場を仕切っている人はそういうの絶対破らない人だと思うんだけど…。
貫さん:いや、生産エリアのほうじゃない。鉱区跡地はかなり古い鉱山で、採算が合わなくなってからほとんど放棄された場所なんだ。
貫さん:というのも、あそこじゃ10年前…ミアズマの大量発生で多くの鉱夫やその家族が命を落としたんだ。設備や機械も置き去りのまま、長いこと忘れ去られてたんだが…。
貫さん:最近、あの辺のミアズマが沈静化したらしく、それがまるで「引き潮」のようだと話題になったんだ。
貫さん:それでピンときたマネージャーか何かが、状況をろくに確かめないまま…再開のためだとかいってこっそり何人かを調査に行かせちまったんだよ。
貫さん:10年前の事故を生き延びた鉱夫連中のなかには、この機会に、あそこから思い出になるようなものを持ち帰りてぇってやつもいた。だから俺たちもノーとは言えなかったんだ。
貫さん:けど、こんなことになるなんて…!巻き込まれた同乗の弟子ってのも、おそらく用心棒を買って出たんだろうが…結局そいつも帰ってきていない。
貫さん:ポーセルメックスが何人か助け出してくれたらしいが、それ以外はまだ目途が立っていないらしい。
貫さん:今動いてるのはポーセルメックスの手配した人間だけ、おまけに当の盤岳先生にも連絡がつかないときてて…どうにも不安だから、適当観を頼らせてもらうことにしたんだ。
葉瞬光:貫さん、心配しないで!ワタシが一緒に行くから、案内をお願いできる?

選択肢:私も一緒に行く

リン:(鉱区跡地…まさにサラと兄弟子が向かったところだね。救助に向かうなら、瞬光と一緒に二人の手がかりを探せるかもしれない…。)
リン:私も行くよ、姉弟っ…光ちゃん!ちょっと準備したいことがあるの、貫さんは座標だけ教えてもらっていい?私たちも、あとですぐ向かうから!
貫さん:わかった!俺は戻って救助を手伝おう。お二人とも、恩に着る!

助けを求めてた鉱員は、情報を伝えて、そのまま慌ただしく立ち去った。

アキラ:Fairyは向こうの状況を概ね把握した。ポーセルメックスの方で一部の人は救助できたけれど、マネージャー、鉱員、それと盤岳先生の弟子の3人が、まだ行方不明のようだ。



プロキシと瞬光と盤岳の救出行動中にダイアリン登場

ポーセルメックスのマネージャー:お、おい…本当に、俺を安全に送り届けてくれるんだろうな…?
ポーセルメックスのマネージャー:今回の査定がどれだけ大事かわかっているか?もしこのまま俺が、『作業再開に向けた安全性分析』のレポートを提出できなかったら――。
ダイアリン:はいはい、大丈夫ですから黙っててもらっていいですか~?まったく羨ましくなる鈍感っぷりですねぇ。これだけやらかしといて、ちっとも気付いてないんですから…。
ダイアリン:あとで適当におべっか使ってればなんとかなるなんて…まさか思ってませんよね?
ポーセルメックスのマネージャー:やらかした?…どういう意味だ…?
ダイアリン:はあ~~~。報連相のできないダメ人間のお説教なんて、今日のお仕事にはなかったんですけどね?おたくにクレームが入ったと聞いたので対応に来てみたら、こんな危ないところに逃げ込むなんて。
ダイアリン:まぁ、とはいえ?あらゆるクレームに対して最も迅速かつ効率的な解決策を見つけること…それがあたしたち「TOPS愚書横断型カスタマーサポート」の目指すところですからね。
ダイアリン:あんたの知能は未就学児レベルですから、ぜひあたしのことは知育教材か何かだと思ってください。
リン:ダイアリンだ、また会ったね!部署横断カスタマーサポートってなあに?たしかダイアリンって黒枝の人じゃ…。
ダイアリン:シーッ…生きていくのって大変ですよね?人生も仕事も、選択肢が大いに越したことはないじゃないですか。…その様子だと、そちらも野次馬ですか?

プロキシたちと別れたダイアリンは照と合流

:どうだったダイアちゃん?いい人を演じてみた感想は。
ダイアリン:えへへ、いい人に見えてましたか?点数稼ぎのついでに、新しいお友達をちょっと手伝ってあげただけですよ。
:もう、すっかり夢中なんだから…同僚として忠告しておくけど、任務を忘れちゃだめだよお。
ダイアリン:ふーむ、任務ですか…それはTOPSのですかね?それともボスの?
:ダイアちゃん?黒枝ん裁決官なら…誰の意思に従うかなんて、考えるまでもないよねえ?
ダイアリン:冗談ですってば。まったく照ちゃん先輩は手厳しいんですから。「あれ」はちゃんと回収してみせますよ。それで?優しい先輩はお手伝いにきてくれたんですか?
:そう思うの?でもザオちゃん、タダで働いたりはしないからね。ボスだってザオちゃんのやり方を認めてくれてるんだもん、同僚だからって特別扱いしないよお。
ダイアリン:ほんっと照ちゃん先輩って、「肉食系ウサちゃん」を地で行ってますよねぇ…でも安心してください。それを知ってて借りを作るほど、あたしもパーじゃないですから。
:ふふん、わかってるならよし。でも万が一失敗したら、そのときはちゃあんと後始末のお代を貰うからね。とにかく、とっとと取り掛かっちゃった方がいいと思うなあ。

(※ログ一部省略)

:あのねえダイアちゃん…任務中だよお?つまんない冗談言ってる場合じゃないんだから。
:事情は分かったけど、だからって任務の最終工程は疎かににしないでね?一応いまの話は、ザオちゃんも気に留めとくから。
ダイアリン:もっちろんですよ!そうそう、あたしが助けたポーセルメックスのアホですけど…どうします、彼?
:うーん。ダイアちゃんがタイミングよく登場できたのは、あのお馬鹿さんのお陰だけどねえ…ただの不確定要素でしかないから。
:ザオちゃん、そういうのが何よりキライなんだよねえ。


シーズン2 第六章の一部

照、瞬光、プロキシの三人行動が始まる直前

:(※ログ記録、見えている後ろの行のみ)あくまでザオちゃんは、TOPSっていう大きな括りそのものじゃなくて、「クランプスの黒枝」に属してるから。
:ザオちゃんたちのオシゴトは「審査」と「裁定」、それから、「ルール」を守らせること。
:このあいだ、澄輝坪に派遣されたTOPSの役立たずなコたちが、ザオちゃんの「裁定」対象だったみたいにね。あんまりあの人たちと一緒くたにしないでほしいかな。
:それに組織って、大きくなると中がゴチャゴチャしてくるっていうのは、もう不可抗力みたいなものだから。
葉瞬光:その、つまり――。
:ザオちゃんは、責任をもってこのオシゴトをしてるの。いまの澄輝坪を管理してるのが黒枝だってこと、忘れないでねえ。
:世の中は結局「等価交換」――。
:ザオちゃんたちは、澄輝坪からたくさんのものを貰ってるんだから、澄輝坪を守る責任もあるよね。もらいっぱなしじゃ筋が通らないもん。

サンブリンガー崇拝像と思しき物の前でのプロキシたち

ロックスプリング:その災厄の中で、彼女は人々を救うべく奔走したようだけど…生き残った人たちは、逆に彼女こそが原因だと非難したらしい。輝磁を掘りすぎたことがホロウの怒りに触れた、という未開的な批判で、彼女が姿を消すまで追い立てたんだ。
ロックスプリング:もちろん、どちらのパターンもただの噂だ。本当のことなんてもう誰にも分からない。僕たちには、なんの参考にもならないだろうね。
:もしその噂が本当だとしたら…ザオちゃんたちの目の前にある鉱山に、その「縦穴」があるかもってことだよねえ…。
:この場所がサンブリンガーと関係してるなら…異常なミアズマに、彼女もからんでだりして?(※「だりして」は原文ママ。)
ロックスプリング:実は僕もそう考えてた。たぶん、僕がここをさまよう理由なんだろう…なんとなくわかるんだ、創造主の気配とでも言うのかな。
(※ログ一部省略)
ロックスプリング:愛していた人々からそうした仕打ちを受けた後、ミス・サンブリンガーが一転して人類の敵になったとしても…それは当然のことだろう。
:大好きな人たちに裏切られて、闇落ちかあ。まあ、よくある話ではあるけど…
葉瞬光:で、でも…ミス・サンブリンガーは初代「虚狩り」の一人でしょ?なのにそんなことって…
:「虚狩り」なんて、ただのバッジと称号だもん。それをつけてるからって、人間の気まぐれな本質までは変わらないよお。
葉瞬光:照さん…その、なんて言えばいいのかな。アナタの人間に対する見方って、すいぶん悲観的なのね?
:……。
:人と人を繋ぐいちばん確かなつながりは、結局「価値」があるかどうかだから。サンブリンガーの消失にまつわるお話も、おんなじ教訓を伝えてると思うな。
:そうでしょ?サンブリンガーを亡き者にしようとした人たちだって、そのなかで、彼女の価値が「プラス」から「マイナス」になったんだもん。
:そしてサンブリンガーにとって価値のない人たちを、どうして守ったり、導いたりしなきゃいけないの?
:そこまでされても、寛容と慈悲の心で他人に接することができるなら…もう「人」じゃなくて「神様」だもん。虚狩りはすごいけど、まだその域には達してないと思うなあ?
葉瞬光:でも…アナタの言う通だとしたら、人と人の間には、永遠に本当の「愛情」なんて存在しないことになっちゃう。
葉瞬光:損得だけでつながってる関係なんて、いつ壊れてもおかしくない…ふとしたことで、あっという間に亀裂が入って、この世界は、争いと醜さでいっぱいになる…。
葉瞬光:ワタシたちは…そんな地獄みたいな世界に生きてるって言うの?
:瞬光ちゃんが気付いてないだけで、この世界はとっくにそうなんだよ。たぶん、それをキミには見せまいと、頑張ってくれた誰かがいるんだろうねえ?

選択肢:(勇気ある者は対立から目を背けない)

リン:照ちゃんの言うことはもっともだけど、確かにちょっと悲観的すぎるかな。ホロウなんて災害と隣り合わせなのに、それでもまだみんなが理性を失くしてないのは…やっぱり価値や利益だけが全てじゃないからこそだと思うんだよね。
リン:私たちにまだ感情がある以上、誰かを思いやったりするのは別に神様だけの特権じゃないもんね。
葉瞬光:リンったら、いいこと言うわね!
:フンだ、ずるい言い方しちゃって。別にザオちゃん、キミたちをペシミストに変えたいわけじゃないから。
:身を以て体験しないうちは、やっぱり期待したくなっちゃうのが普通だし。

第六章最終日前日。最初の高志グループ関係者との接触

目の前に突然、怪しい黒服の集団が現れた…

???:ターゲットを確認した。青溟剣の剣主、葉瞬光で間違いない。
葉瞬光:アナタたち、何者なの?
???:…どういうことだ、普通に喋ってるぞ。おまけに戦えるくらい回復してるのか?
???:チッ、話が違うじゃないか。たしか情報じゃ、こいつは――。

黒服はそこまでで、言うべきことではないことを口にしかけたと気付いたようだった。

選択肢:私たちを狙ってきてるよ

リン:どういうこと、狙いは私たち?しかも瞬光に起きたことを知ってる…?
葉瞬光:…アナタたち、一体何が目的?
???:まあいい、任務に影響はない。
???:葉瞬光、今すぐその青溟剣を渡せ。
葉瞬光:青溟剣を…?
葉瞬光:この剣をどうするつもり?これは雲獄山の宝物なんだから!それに、剣主じゃなかったら扱えもしないのに…。
???:知るか。その剣を手に入れない限り…俺たちの任務は終わらない、それだけのことだ。

選択肢:邪魔しないで

リン:邪魔しないで!私たちには、青溟剣が必要なの…このままだと澄輝坪が…ううん、衛非地区全体が危ないかもしれないんだよ!
???:衛非地区を救いに行く、勇者ご一行というわけか…
???:だが、たとえ澄輝坪がまるごと消え失せようが、俺たちには何の関係もない…。
葉瞬光:なに言ってるのよ!澄輝坪に、罪のない人がどれだけ住んでると…
???:知ったことかと言ってるんだ。誰とも知らんやつに慈悲をかける価値なんてない。俺は自分の任務を遂行するだけだ。
???:大人しく青溟剣を渡すんだ。さもないと俺たちのボスが――。
:ターゲットと悠長におしゃべりしてあげるなんて、キミは優しいんだねえ。
???:お前は――!
:どうして雑魚の人に限って、戦う前に何か言わないと気が済まないのかなあ。
:勝者になりたいなら、勝利で語らなきゃ。でしょ?
葉瞬光:え?照さん、急に何を…。

瞬光の言葉が終わらないうちに、照ちゃんは真っ先に飛び出していった…

高志グループ関係者との戦いで、照とはぐれた主人公たち

周囲を長い間探したものの、照ちゃんの姿は見当たらなかった…

葉瞬光:どうしちゃったんだろう…こんなふうにいなくなるなんて、あの人らしくないわよね…。
葉瞬光:まさかとは思うけど、あいつらに捕まっちゃったとか…?

選択肢:照ちゃんの実力なら心配ないよ

リン:照ちゃんは強いし、そう簡単に捕まるとは思えないけど…戦ってるうちに移動しすぎちゃったのかな?
葉瞬光:どうしよう、これってワタシのせいだよね…。
葉瞬光:あの人たちの狙いは、ワタシが持ってる青溟剣だったんだから…。

選択肢:まず落ち着いて

リン:落ち着いて、なにか方法を考えるから…Fairy、照ちゃんの信号は採れる?
Fairy:付近に信号は検出されませんでした。照様が連れ去られた可能性もありますが、信号機の破損および不具合、もしくは照様が自ら通信機の電源を切断した可能性も考えられます…。
葉瞬光:とにかく…あの黒服たちを追いかけて、確かめないと!
葉瞬光:リン、ここで見張ってて。照さんが道に迷っただけなら、またここに戻ってくるかもしれないから!

選択肢:じゃあ手分けして行動しよ

リン:じゃあ手分けして行動だね。瞬光、気をつけて!
葉瞬光:うん!きっと照さんを見つけるわよ!

一方その頃、彼らから死角になっている付近…

:二人とも、おばかさんなんだから。
:いい加減気付いてもよさそうなのにねえ。だってザオちゃん…。





第六章最終日前日。夜(夕方)の澄輝坪に戻ってきた照と瞬光とリンのいるシーンの照

:いちおう、御礼を言っておくね。ザオちゃんを、その…置いていかなかったこと…

選択肢:どういたしまして

リン:どういたしまして。でも、こっちだって照ちゃんに助けてもらってるからね。

照ちゃんは応えなかった。まるで内心になにか葛藤しているかのように…ようやく振り向いたその顔には、今までに見たことのない複雑な眼差しがあった。

:前から聞きたかったんだけど…キミたちって、どうしてそう簡単に人を信じちゃうのかな?
:お互いの利益を確かめもしないうちから、一方通行で善意を振りまくなんて…
:価値と利益は、人と人を繋ぐいちばん確かな土台になるの。
:どんな関係だって、突き詰めたら駆け引きしかないんだから。そこに価値がないなら、そのあたりで野垂れ死んじゃったって誰も気にしてくれない。さっきの黒服が言ってたみたいにね。
:みんな、なんとなくそういう「ルール」があるって…わかったうえで生きてると思うんだあ。表立っては言わないけど。
葉瞬光:もちろん、照さんの言う駆け引きってのも確かにあるとは思うけど…そういう冷たいルールだけじゃないから、世の中成り立ってるって感じることもあるの。
葉瞬光:もっと…こう…お互いが、寒い夜に寄り添って暖を取るような…そんな関係が。
葉瞬光:あえて名前を付けるなら、「愛情」とか?ワタシは師匠やお兄ちゃん、それにリンやみんなからそういうのをたくさん貰ってきたわ。
葉瞬光:価値とか利益だけが人と人の関係じゃない…って思うのは、きっとこの「愛情」があるからだと思うのよね。

その言葉に照ちゃんの体が一瞬こわばったように見えた。古い傷口に触られたように、口が反射的に反論の形を取ったものの…言葉が発されることはなかった。

しばらくして、ようやく彼女は再び口を開く。その声色はどこか諦観めいていて、どこか他人事のようだった。

:うーん、やっぱりわかんないかなあ。 瞬光ちゃんの言う「愛情」っていうの、一度も感じたことないから。
:ザオちゃんちはね、大家族だったの。まあお家っていうより、 生き残りを賭けた蟲毒みたいなとこだったんだけど… 血のつながりが水より薄くて、唯一あるルールらしいものは、等価交換だけ。
:食べ物、資源、情報、そういうのを一つでも多く持ってこれたコが、少しだけ、他のコよりいい扱いをしてもらえるの。
:ある日なんて、すっごい寒い冬に、薪と乾パンを交換してこいって、 お外に行かされたんだけど…。
:子どものザオちゃんは足元を見られて、 持ってるものをぜーんぶ取り上げられちゃった。雪の上に突き飛ばされて、「物乞いのクズ」って言われたっけ。
:しょうがないから手ぶらで帰ったら、役立たずのザオちゃんは丸二日間…なんにもないところに閉じ込められたの。
:そのうちパパだった人が、お腹がペコペコで死んじゃいそうなザオちゃんの前にみんなを集めて、こう言った。
:「よく見ておけ。この子にはもう価値がない」
:それでザオちゃん、お家から追い出されちゃったんだあ。
:価値がないっていうのは、人として見てもらえないってこと… それがようやくわかったんだよね。
:ザオちゃんがいまこうしてここに立っているのは、あちこちを彷徨いながら、必死に勉強して…自分が役に立つって、証明できたからなの。
:今でもよく覚えているよお。商人の一団をお手伝いしていたとき、びくびくしながら、取引の書類を指さしたの、「これ、罠です…」って。
ザオちゃんが、初めて人として見てもらえた時だった。
:そのとき、ニコニコしながら 「お嬢ちゃん、その頭に入ってるものの価値をわかってる?」 って聞いた人がいて…それが、いまザオちゃんの上司なんだよねえ。
:…はあ。なんだかいっぱい喋っちゃった。 とにかくザオちゃん、キミたちにそこまでの価値は示してないと思うんだけどなあ。もう一回聞くけど、どうしてお節介を焼いてくれるの?
葉瞬光:話してくれてありがとう、照さん。でも…本当に感じない?ワタシたちの間には、もうとっくに「愛情」が行ったり来たりしてるって…それに気づくのに、もうちょっと時間が要るだけだと思うのよね。
葉瞬光:ワタシとっくに、照さんがすっごくいい人だってひしひし感じてるもの。
:ザオちゃん…ほんとうにキミがうらやましいよ。
葉瞬光:えっ?
:まあいいや。とりあえずその「照さん」っていうのやめよお?こんなお話しておいて、他人行儀なのもなんだかヘンだもん。ほら、「照ちゃん」って言ってみて。
葉瞬光:…うん!照ちゃん!

照ちゃんは少し恥ずかしげに顔をそむけた。耳たぶの赤みがいつにも増して強いような…

:はいはい。じゃあ、キミたちはそろそろ雲獄山に合流しなきゃいけないだろうし…お邪魔はしないでおくねえ。
葉瞬光:えっ?照ちゃんは一緒に来ないの?
:ザオちゃん、感動の最下位とかにはあんまし興味ないんだあ。それに、黒枝はまだ処理しなきゃいけないことが山積みだし。

第六章最終日。朝、ラマニアンホロウ突入前

市長:また、澄輝坪の守りを固めるには、君が必要不可欠なんだ。儀玄君。ここで、時間を無駄にするのはよそう。
儀玄:……。

選択肢:私も瞬光と一緒に行くよ

リン:私も瞬光と中心部に行くよ!プロキシとして、何があっても…無事に連れて帰ってみせるから!
:ザオちゃんも行くよお。今回はもう何度も一緒に行動したし、その…仲間として、連携はバッチリだもんねえ。
:もちろん、お目付け役としての立場もあるから。黒枝の最高戦力として、ますますザオちゃんが適任ってわけ。


第六章最終日、高志グループ関係者と反乱軍に遭遇する前

:…そうそう、この辺でキミたちに助けてもらったんだよねえ。
葉瞬光:あの時のこと?ふふっ…あれはリンのお手柄だったわよね。
:…ザオちゃんね。ホントはずっと、瞬光ちゃんが羨ましかったんだあ。
葉瞬光:…えっ?
:キミは、青溟剣に選ばれた剣主。人混みの中でも、すぐみんなに気付いてもらえて、いつもキミを中心に人の輪ができる…だから、自分の価値を証明しなくても、欲しいものは何でも手に入る。
:そしてザオちゃんは…ずっと「選ばれない子」だった。
葉瞬光:照ちゃん…急にどうしたの…?ワ、ワタシ、わかんないよ…
:どんなに認めたくなくても、人と人の間には、やっぱり…生まれつきの違いがあるよね。「才能」とか、「運命」とか、人によって呼び方は色々だけど…。
:その点ザオちゃんは、とにかく運に恵まれなかったなあ。
:さっき部隊を分けるとき、みんなの前でザオちゃん、黒枝の最高戦力って言ったよね?あれ、ウソっぱちなの。
:だって黒枝には、才能に恵まれた人たちがたくさんいるんだもん。ダイアちゃんは、亡くなった人たちの声が聞けるし、盤岳先生には、長い時間の中で積み重ねた経験と知恵がある。もちろん、他のメンバーもすごい人ぞろい。
:ザオちゃんだけ、なーんにもないんだ。いちおう、人一倍負けず嫌いではあるんだけどねえ。
:ちょっと気を緩めたら、黒枝なんてあっという間にクビになって、あの価値のない生き物に戻っちゃうかもしれないの。だから…キミたちが見てるザオちゃんは、朝から晩まで、必死で取り繕ってる虚像のすがた。
:「常勝不敗」なんて肩書きにしがみついてるのも、失敗したらそこで終わりって恐怖に追い立てられて、おヒザ擦りむきながら頑張ってきたことだけが、ザオちゃんの財産だから。
:みんなにはお肉が好きって言ってるのもウソ。ほんとはお野菜のほうが好きだけど、見た目通りの草食じゃ、カッコつかないかなあって…あはは、おっかしいよねえ…!
葉瞬光:照ちゃん…ずっと前から言おうと思ってたんだけど…アナタ、自分に厳しすぎない?

第六章最終日、高志グループ関係者と反乱軍に遭遇

???:前回は油断したが、今度はそう簡単に逃がさんぞ!
葉瞬光:アナタは…前に襲ってきた人たちね!
???:その通りだ、お嬢さん。前にも言ったように、俺たちの目的はその青溟剣…大人しく渡せば、これ以上誰も傷つかずに済む。
???:渡さないと言っても、力づくで奪い取るまでだが。
葉瞬光:そんなに青溟剣が欲しいの?前にも言ったけど、青溟剣は剣主にしか使えないのよ。普通の人にとっては、ただの鉄クズなんだから!
???:その鉄クズをどうするのかは俺たちの考えることじゃない。こちらは命令通りに任務を遂行するだけだ。

選択肢:命令通り…

リン:命令通りに、ね…前から見覚えあるなって思ってたんだけど、まさか、あんたたちはTOPSの人間?

照ちゃんは俯いてて、その表情は見えない…
そうしている間にも、TOPSの増援が次々と集まってきた…

TOPSメンバー:まったく厄介なターゲットだ。だが安心するといい。お前たちに避ける人員も、時間も、たっぷりあるからな。
TOPSメンバー:どうするべきかはわかるだろう。さあ、青溟剣をこちらに渡せ!
葉瞬光:わ、ワタシは誰も傷つけたくないし、青溟剣だってこんなところで使うべきじゃない…
葉瞬光:でもアナタたちがこれ以上邪魔するなら…こっちだって容赦しないわよ!

選択肢:その通りだよ

リン:瞬光の言う通り、青溟剣は渡さないんだから!こうしてる間にも、ラマニアンホロウはどんどん広がってる…このまま「始まりの主」を封印できなかったら、衛非地区はホロウに呑まれちゃうんだよ!わかってるの?
TOPSメンバー:衛非地区がホロウに呑まれる?それは大変だな!
TOPSメンバー:――で?俺たちに何の関係がある?
TOPSメンバー:俺たちはここへ仕事に来ただけだ。上からのお達しでは、青溟剣手に入りさえすれば功績もボーナスも欲しいままだそうだからな!
TOPSメンバー:黒枝の裁決官様も、これに心動かされたクチじゃないのか?
:黙ってて。
TOPSメンバー:…なあ、お前も青溟剣を奪うように命じられたんだろう?
TOPSメンバー:どうしてそんなふうに突っ立ってる?俺たちがここで力を合わせれば、仕事はすぐ終わるというのに。
TOPSメンバー:ははぁ…なるほど。俺たちが消耗するのを見計らって、手柄を横取りするつもりだな?さすがの狡猾さだ、黒枝の「常勝不敗」と呼ばれる所以だな…。
:黙っててって言ったよね。いい?
:黒枝の裁決官「照」が命じるよ――青溟剣奪取の計画を放棄して、ただちに撤退しなさい。
葉瞬光:照ちゃん!でもそれじゃ、アナタが…!
:わかってる…キミは、ザオちゃんが何もしなくたってココを切り抜けられるよね。でも…瞬光ちゃんの力は、こんなところで無駄にしていいものじゃないから。
TOPSメンバー:お前…TOPSの命令に逆らうつもりか?
:だったら何かな?
TOPSメンバー:黒枝における「利益」の裁決官、照…聞いたことがあるぞ。元は流れ者だったが、黒枝のボスに気に入られてTOPSに入ったんだったな。
TOPSメンバー:黒枝を裏切り、TOPSに背けば…権力も後ろ盾もないお前が受ける制裁は、想像を絶するぞ。
:それこそ、キミたちには「関係ない」よねえ。
TOPSメンバー:その席に着くのは容易ではなかったはずだ。血が繋がっているわけでもない他人のために、全て捨てるというのか?
:ウン。ザオちゃん、もう決めたから。
TOPSメンバー:愚かな…「利益」を裁く立場のくせに、利益というものが何一つわかっていないようだ。
TOPSメンバー:だがそういうことなら、はっきり言わせてもらおう。こちらもお前の命令に従うつもりはない。業績を伸ばすまたとない機会を、棒に振るわけにはいかないからな。
TOPSメンバー:あくまでそちら側に立つをいうのなら、一緒に始末させてもらうまでだ。
TOPSメンバー:それだけじゃない。上にも報告させてもらう。お前は高志グループを…いや、TOPSを敵に回したんだからな!

第六章最終日、封印成功後

リン:でも先生、「災難」ってどういうこと…?「数え切れない命が消える」って…挙句に、自分のことを…
葉瞬光:リン、その、今は…あんまり深く考えなくてもいいんじゃないかな!
葉瞬光:途切れ途切れの記録を見たからって、わかるわけないし…大体こういうときって、全体が見えたら本当のことは全然違ったりするでしょ?
:うんうん。意味深な言葉ではあったけど…その程度の悪意なら、TOPSのパーティーでしょっちゅう飛び交ってるしねえ。


第六章最終日、澄輝坪に戻った三人


瞬光ちゃんと照ちゃんと一緒に澄輝坪へと戻った。久しぶりに見る穏やかな街並みに、どこか時間を超越したような感覚に陥る。

:さてと。万事解決したし、ザオちゃんも、そろそろ報告に戻ろっかな~。

照ちゃんはそう言いつつその場を離れようとしたが、二歩ほど歩いて足を止め…振り返る。彼女にしては珍しく、視線を私たちから外したまま。

:プロキシ、それに瞬光ちゃん…今回はありがとね。
葉瞬光:そんな、御礼を言わなきゃいけないのはワタシたちの方っていうか…照ちゃんはあのTOPSの人たちを止めてくれたもの!
:んー…まあ、元を辿ればザオちゃんのせいっていうか…
:自分でめちゃくちゃにしたものをお片付けしただけ、かな。お礼を言われるようなことじゃないよお。

選択肢:照ちゃん、任務はどうするの?

リン:でもそれじゃ照ちゃん、任務はどうするの?だってほら、「青溟剣の奪取」だし…
葉瞬光:そうよね…TOPSから直々にもらった任務だったんでしょ?
葉瞬光:もし失敗ってことになるなら、「常勝不敗」の称号はどうなっちゃうの?
葉瞬光:えっと…青溟剣、貸してあげよっか…?
:いいのいいの、気にしないで。こっからもう、キミたちには関係ないからねえ。
:前に瞬光ちゃんが選択をしたみたいに、これが、ザオちゃんの選択だから。
葉瞬光:…そっか、そういうことなら、ワタシも照ちゃんの選択を尊重するわね。
葉瞬光:でも、手伝えることがあったら遠慮なく言って!ワタシたち、命を懸けて戦った仲間なんだから!
:…わかったよぉ、約束。

そのとき、見覚えのある二つの人影が…

(※ログ一部省略)
ダイアリン:え、ええっ!?タダ働きは死んでもしない主義の照ちゃん先輩が…!?ひょっとしてニセモノじゃないですよね…?確かめますからお耳をモフモフさせてくださいっ!

第六章最終日、ラマニアンホロウの危機が去って、クランプスの黒枝に報告に戻った照とダイアリンと盤岳と???(黒枝ボス)

その頃、とあるオフィスの一室にて…デスクライトだけが灯る薄暗い室内に、人影がひとり、鎮座していた。その表情はおろか、顔立ちさえもはっきりとは見えない。

???
:照…私の記憶が正しければ、あなたが任務に失敗したのは今回が初めてね?
???:黒枝の誇る「常勝不敗」ともあろう者が…珍しいこともあるものだわ。
:…そうなの。この失敗は、全部ザオちゃんの責任。
:どんな処遇でも、受け入れる覚悟はできてるよお。
:黒枝からの除名だって、別にーー。
???:そう結論を急がないでちょうだい。…ねえ照、「もう一度青冥剣を手に入れに行ってきてほしい」といったら…あなたは受けてくれるかしら?
???:次はどんな手を使ってもいいわ。たとえば…あの剣主の生死も問わない。どう?
:……
:残念だけど、無理かな。
???:あら?私の命令でも?
:客観的に言うとね…今のザオちゃんじゃ、青冥剣の力を使いこなせるようになった剣主には勝てない。
:それにあのコには…ちょっと手を出したくないかな。
:だからごめんなさい。ザオちゃんにはできない。
???:…照、あなたのことはずっと賢い子だと思っていたわ。けれど…

息をするのも憚られるような、重苦しい沈黙が続いた…しかし、その重圧を打ち砕いたのも、沈黙を強いた当人だった。

???:…ふふ、うれしい驚きもあるものね。
:……?
???:安心して、照。今回はお咎めなしということにしましょ… むしろ結果には満足してるわ。
???:あなたの「等価交換」至上主義は…私、前々からどうにかしてほしいと思っていたの。 今回の任務では、学びがあったようで何よりね。
???:それに…私としても、青冥剣を奪うのは本意じゃなかった。
???:あなたの気づいているでしょう。今回の任務が、高志の老人達たってのご用命だったこと… 目先の利益しか考えられないお馬鹿さんたちには、いつだってイライラさせられるわ。
???:とはいえ、彼らもこれで別の計画を模索するんじゃないかしら。
???:あの、「虚ろ狩る戎具」に関してはね。
:それって…
???:いいこと、照。クランプスの黒枝が忠誠を誓うのはTOPSそのもの…それを構成する一部や、ましてや個人では決してないわ。


照、信頼度イベントのひとつ

:(※ログ記録、見えている後ろの行のみ)ここの常連さんなんだから。

選択肢:お金には困ってないと…

リン:そうなの?全然お金に困ってるイメージなかったんだけど、まさか質屋の常連さんだったなんて…。
:それとこれとは別だよお!
:ザオちゃんね、こういう場所が好きなんだあ。
:ひとつひとつに、それぞれのお値段がちゃんとついてて…等価交換がきちんと成り立つもん。とってもシンプルで、とっても公平。

そう言いながら、照ちゃんはカウンターで品物を見定めている。ここにあるものは元の持ち主が買い戻すことをあきらめた品々であり、中には相場よりだいぶ安くなっているものもある。でも、彼女は値札には目をくれず一つ一つを真剣に眺めていて、まるで隠された価値を見出そうとしているみたい。

:初めて質屋に入ったのは…ちっちゃい頃、何日もご飯を食べてなかったときだったなあ…。
:店主はおじいさんだったけど、一目見て、すぐ察してくれたの。
:ザオちゃんが持ってたものの中で、唯一価値のあるもの…ずっとつけてたネックレスを指さして、電卓をちょちょいって弾いた。
:一か月はゴハンに困らないくらいの額だったかな。
:そのとき、初めて気づいたの。欲しいものがあるなら、それは同じくらい価値のあるものと交換しなきゃダメなんだって。
:逆に言えば…価値に見合ったものを差し出せる限り、欲しいものはなんでも手に入るってことだねえ。

照ちゃんは少しの間黙り込むと、カウンターから小さなブレスレットを手に取った。半透明の石を輪っかのように繋いで、証明をキラキラと反射している。その美しさに、思わず見とれてしまった…

:キミにもわかる?これはけっこうお宝だよお。
:店長さん、これくださいな。包装もしてくれる?

ブレスレットは丁寧に包装され、照ちゃんの手に渡された。彼女はそのまま振り返ると、それをこちらに差し出す――。

:はい、ドーゾ。

選択肢:?

リン:えっと…これ、くれるの?
:ウン。これは等価交換の先払い。新エリー都で最強のプロキシ様が、これからザオちゃんを助けてくれるかもしれないもんね?

選択肢:取引と人間関係はセットなんだね

リン:照ちゃんにとって、人との関係と取引は本当に切っても切れないものなんだね。
:…取引なら、ルールがあるから…。




シーズン2「アウトロ」下

クライマックス戦闘前

プロメイア:朽峰の言う「大物」は暗号だ。正式な開発名称を、「対虚狩り鎮圧機甲」と言う。

選択肢:虚狩り…鎮圧機甲?

リン:う、虚狩り…鎮圧機甲?でも、なんで?
プロメイア:さあ…TOPS内部では当初、単純な戦力レベルの指標とされていた。本気で虚狩りと敵対するわけもない。
プロメイア:だが、どうもそうではなかったらしい。上層部は「ラミル」の正体に気付き、先手を打っていた可能性もある。
プロメイア:あの大会は彼女をおびき出す手段に過ぎず――
プロメイア:お前たちやロームル、そして私さえも、レミエールを「詰み」に追い込む、駒でしかなかったとしたら?
アキラ:本当に、あのフリンツ合金の音動機がレミエールにとって必要なものだったのだとしたら…それでいろいろと納得がいくな。
(※ログ一部省略)
(※イベントムービー)
シーシィア:ななな、なにこのデカブツ!こないだのメカロームルよりよっぽどヤバいんですケド!?
ビリー:うおお…!あの装甲厚にエネルギーゲイン…悔しいが、さすがはTOPSの仕事だ。ほんのりジェラってきたぜ!
ビリー:けど、絶好調の俺様に出会っちまったのが運のツキだ…どんなすげぇメカだろうと、パーフェクトにKOしてやんよ!
プロメイア:対虚狩り制圧機甲、「テラー・ラプトル・エグゼキューター」だ。
ビリー:うぉっ!ダセェ…!名前はもう少しどーにかなんなかったのか…?
シーシィア:ちょ、ビリー!なんでさりげなく後ろに行っちゃうワケ!あーし見てるかんね!
プロメイア:操縦者に告ぐ。誰の命令を受けてここにいる?
テラー・ラプトルの操縦者:プ…プロメイア様、聞かずともおわかりでしょう…!我々はTOPSの意思に従い、目標を回収すべく派遣されたのです!

選択肢:ここには何が隠されてるの?

リン:目標って?ここには一体何が隠されてるの?
テラー・ラプトルの操縦者:部外者に聞かれて、素直に答えるとでも?
テラー・ラプトルの操縦者:本来の仕事をする前に、TOPSの重要資産を脅かす「不安定要素」を始末する…それだけです。
プロメイア:黒枝の裁決官として、ここの指揮権を引き継ぐ。直ちに撤退しろ。
テラー・ラプトルの操縦者:何を仰います、裁決官様…あなたは状況を理解されていない…!
プロメイア:撤退しろ。最後の警告だ。
テラー・ラプトルの操縦者:どうしてわかってくださらないのです…!あなたがここにいるせいで、事態が穏便に済まなくなってしまったというのに!



HoYoFair投稿のダミアンボイス

(※ダミアンのみ)
照様、いえいえ。たいしたことではないのですが、お伝えしておこうかと。
フェスの照明についてですが、ええ、バッチリです。
新エリー都で一番の輝きを保証いたしますよ。
もちろんステージの音響についても抜かりなく。
はい。また、かねてより企画させていただいているメイド服の件ですが、男性の出演者を何名か見繕っております。
ええ、ええ。全てはフェスを成功させるため。ちなみに、本当にちなみになんですが、照様。当日、ご出席のほうは…。ありがとうございます!
やはり全ては、照様のご支援あってこそです。



迷い路の謎:ベーグル計画

「羊飼い」:ご紹介しますは、ポーセルメックスの最新製品!HIAとH.A.N.D.が共同で特注した「エーテルサイレンサー」だ!アクティブノイズキャンセリング技術と高純度の輝磁製多層構造が合わさって200時間以上に及ぶ長時間稼働と安心安全を保障しますってな!

ダミアンに話しかけるところから始まるサブクエスト

ダミアン:おや、雲獄山の若先生ではありませんか…。最近オーモンド調査基地の建設に携わっているとお聞きしました。いい機会ですし、あなたにも話しておきましょう。
ダミアン:H.A.N.D.の依頼で、ポーセルメックスより輝磁の素材が届いたばかりですが、こちらのD・エータ女史は、さらに防護設備を追加したいと仰っていましてね。企業間の取引である以上、本来なら勝手な追加はでいないのですが…。
ダミアン:ホロウに立ち向かうという意義のある事業は、ポーセルメックスにとっても大きな実績になります。私の一存で追加することはできますが…。少々、お力添えをいただく必要が。
ダミアン:実は、照様が以前パパゴホロウにいらした際、プライベートコレクションの『哀愁バラード・アニバーサリー』をなくされまして。なにも再生するだけで、周りが一気にひんやりしてくるレコード、だそうですが…。
ダミアン:あなた方は不定期にパパゴへ赴き、物資を回収すると伺いました。よろしければ、ついでに探してきていただけませんか?
D・エータ:検索中…関連の任務レポートを発見。最近、幻想空間を調査していた調査員が、「身も凍るような音楽を耳にした」とのことです。関連する位置情報をマークしました。回収をお願いできますか?

確かに音楽が聞こえる…けど、なんでなのか、ゴミ箱から流れてる気が…。
ゴミ箱を開けようとしたその瞬間、背後から伸びてきた手に引き留められた…!

バーニス:プロキシちゃん!久しぶり!もしかして、ニトロフューエルを飲みに来たの?
バーニス:んー?これの中に何が入ってるか知らないの?
バーニス:えっとね、この間「アイアンタスク」のクーラーが壊れちゃって、どうしよって考えてて、ニトロフューエル飲みながらドライブしてたら、なんかひんやりした音楽が聞こえてきたんだ。
バーニス:音のする方向に行ってみたら、この天然冷蔵庫みたいなガソリンスタンドを見つけちゃって、しかもゴミ箱から良い感じのBGMまで流れてるの!だから、ここを私のニトロフューエル倉庫にしちゃった!
バーニス:うん!すっごく使えるよ!ここで冷やしたニトロフューエルを飲んだお客さんがね、みんなみ~んなボロ泣きしちゃうんだ!あっ、そういえば、プロキシちゃんは何しに来たの?

冷却効果を持つ特別なレコード、『哀愁バラード・アニバーサリー』を探しているのだと、バーニスに説明した。

バーニス:んー…そのレコードって、あのゴミ箱の中に入ってたりしないかな?言われてみれば、中身のこと確認してないかも…開けてみよっか?
バーニス:探してたレコードってこれじゃないかな?はい、どうぞ!なくした人も、きっと戻ってくるの待ってるだろうしね。

選択肢。1:ほんとにいいの? 2:ニトロフューエルはどうするの?

バーニス:平気平気、飲んじゃえばいいよ!今夜ブレイズウッドでパーティー開いて、みんなで残りを飲み干しちゃおっかな!



:へぇ~…ホロウの中でこ~んなにおっきな基地を建てられるんだねえ…。
ダミアン:ええ。我々ポーセルメックスは今後、調査基地の各種修繕業務をサポートいたします。必ずやTOPS全体の手本となるプロジェクトに…。
:ザオちゃんの…レコード?
ダミアン:ええと…いえ、なんでもありません。きっと、そう…たまたま見つけられたでしょう…。
:…ん-?リンちゃん、詳しく説明してもらってもいいかなあ?

ダミアンさんから依頼を受けたこと、そしてバーニスからレコードを取り戻した経緯を、照ちゃんに包み隠さず話した…

:つまり…ダミっちが職権乱用して、物資をちらつかせながらキミたちにこれを探させてたってことお?しかも、冷蔵庫が壊れちゃったバーニスさんから、冷却機能付きレコードを奪い取るよう強要したんだあ?
ダミアン:深く反省しております、照様…。すべて、私の軽率な行動が招いた結果であり…。
:「照様」じゃないって、何回言えばわかるのかなあ?仕事中は役職で呼ぶこと!
ダミアン:申し訳ございません…。
:もう…次はナシだからね。それじゃ、早く調査基地に行って、物資を取り寄せてきてえ。一番最初にレコードを見つけてくれたバーニスさんにも、それなりの報酬を出してあげなくちゃ。
:そうだ、冷蔵庫を何台か送ってあげよっか。前に「メイキュール」が新しいスマート冷蔵庫を発表したんだよねえ?なるはやで仕入れてきてえ。発送先は「猪突猛進」っていう運送会社で…。
ダミアン:はい…はい…今すぐ手配いたします!


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