普通じゃない僕らの旅。1章 1話〜

1章 1話 僕らが出会ったのは

僕らは運命的な出会いをした。

学校に行けない僕らは、学校に行けなくなった人たちの"学校"に行ってた。

そこはうるさくないし、私服で行ったってよかった。

よかったんだけど…。


ぼくはいつも通り、学校に行った。

「おはよー!」

なんて言ってたかな。その日はいつもより元気だったと思う。

「ゆめくん、おはよー!」

ぼくの友達、せつくんだ。拙くんは、なんていうかな、みんなを引っ張ってくれるんだよね。"なんでここにいるんだろうか"って思っちゃうくらい。

…そんな僕らは、生きづらさをどっかで抱えていた。

そう。みんなにとっちゃ、普通じゃないことだ。


そんな普通じゃないぼくは、いつも通り授業に参加した。

「ゆめくん、変だよ。」

1時間目だったかな。授業の中で、意見を出して発表するみたいな、そんな授業。

ぼくは変だと言われた。

そんなこと、とっくにわかってたからなんも言わなかった。

そしたらね、

「拙くんはゆめくんの意見、どう思う?」

って拙くんに聞いたんだっけな。

なんて言ったと思う?拙くん。

いいと思う?変だね?

そんなんじゃないよ。

ぼくはしっかり覚えてる。その言葉がぼくを救ったんだから。

「面白いね。」

って。

ぼくって面白いんだ。今まで、変としか思ってなかったから、びっくりしたよね。

なんて言うんだ?

僕が拙くんのことを"面白い"って思ったのも、そこからだった気がするな。

その出来事をきっかけに、僕らは惹かれあったのかも…な。

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空音日和。 応援してもらえたら、嬉しいです。