見出し画像

海外翻訳作品シリーズの続編が、なぜ出版されないかAIに聞いてみた【追記あり】

 2024年末から2025年初めにかけて、ドイツの作家クラウス・コルドンの『ベルリン1919』、『ベルリン1933』、『ベルリン1945』(岩波少年文庫)を読みました。

 訳者の酒寄進一大先生のあとがきによると、作者クラウス・コルドンが同じベルリンを舞台とした作品が、他に二つあるそうだ。
 
 一つは、『ベルリン1919』より前の時代。
 もう一つは、東ドイツ時代に生まれ育った作者及び作者の親を含めた自伝的な話。(つまり、重なる時代もあるが、『ベルリン1945』より後の時代。)

 それら未邦訳作品と、販売されている通称『ベルリン三部作』を合わせると、壮大なベルリンの物語になるそうだ。(ただし主人公に繋がりはない)

 酒寄進一大先生は、岩波少年文庫新訳以前から、この事に触れているのだが、今のところ、それら未邦訳作品が、翻訳されて発売される気配がない。
 大先生は他の作品を翻訳するのに忙しそうだ。

 そこで、Google検索時に、最初に表示されるAI検索で聞いてみた。
「なぜクラウス・コルドンの作品(新作)が翻訳(販売)されないのですか?」と……

 その回答を要約すると、日本国内には、充分に日本人作家による児童文学が溢れ過ぎて、クラウス・コルドンのような歴史や政治が重たい作品は、受け入れられにくく、翻訳や編集のコストが合わないとのこと……
 

 たしかに、まだナチス政権下のベルリンに興味はあっても、ドイツ統一時代や東ドイツ時代のベルリンに興味を持つ人はあまりいないだろうなあ……


 読む本が少なかったら、受け入れられる余地はあるだろうに……

 日本国内で、創作が盛んなのは、いいことには違いないが、あらゆるジャンルで似たような作品ばかりになっているのなら、こうした海外の作品を翻訳したほうがいいのになあ……と思ってしまった。

 同じく酒寄大先生が翻訳した(ナチスが政権を掌握する前のベルリンを舞台にした)フォルカー・クッチャーの『ゲレオン・ラート警部』シリーズも途中までしか翻訳販売されていない……。 
 ナチスが政権を掌握してしまった時に、主人公や警視庁がどういう動きをするか気になるのに……

 同じくAI検索によると、海外ミステリー作品は、採算がとれなくて、シリーズ途中で翻訳されなくなることがあるらしい……

 自分も図書館で借りているだけだから、偉そうなことは言えないが……

 今、かのハリー・ポッターの作者が別名義で書いたミステリー作品を読んでいるが、これまた、邦訳が途中でストップ。

 あまりミステリーを読まないけど、これらは面白いだけに残念だ……

 え?
 海外ミステリーも似たような話ばっかり?
 

 【追記】 
 似たような話でも、それぞれの作品が、それぞれの読者に何か感じさせるものがあれば、それで作品は価値があると思いますので、一概に現状の出版状況を非難している記事ではありません……多分

いいなと思ったら応援しよう!