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「メキシコ」ソングといえば

ワールドカップも、いよいよ終盤ですね。ラジオでもサッカーの話題で盛り上がっています。特に、日本の試合の時期などは大盛り上がりでした。

日本、残念でしたね。

日本中に夢を与えてくれた、日本代表選手と監督に敬意を払いつつ。

ラジオではこの日、開催地の一つである「メキシコ」がテーマになっていました。

メキシコにまつわるお話、好きなメキシコ料理、メキシコの曲など。

メキシコには行ったことがあるけれど、メキシコの曲なんてほとんど知りません。メキシコが歌詞に出てくる邦楽も思いつきません。


…レゲエなら、ボブ・マーリーとかいるけど、ジャマイカだっけ?
…ボサノヴァはブラジルだったよね。
…メキシコってなんだ?

などと、考えていました。


みなさんは、「メキシコ」ソング、浮かびますか?


◼️「メキシコ」ソングといえば?


捻りに捻って、メキシコっぽいぞ?と、浮かんだのが、「う〜、テキーラっ!」みたいな曲。

そこで、カンニング。

調べると、

The Champsの「Tequilaという曲らしいです。

こちらはメキシコの曲でした。
思わずクネクネしそうなラテン系の曲ですね。


でも、ラジオにリクエストするなら、こっちの方がいいかな?と考えていたのがこの曲でした。

◼️「La Bamba 」(Dragon Ash)


ドラゴン・アッシュがカバーしていました。

ザ・メキシコ!といった、底抜けに明るい曲ですよね。夏に聴きたくなります。


そして、一度聴くとクセになるこの曲もメキシコの曲かな?と、思いましたが、「ハバナ」はキューバでした。惜しいっ。


◼️「Havana」Camila Cabello



こうなったら、メキシコから連想する植物で、この曲とか?

「サボテンの花」財津和夫

何も浮かばん…。


◼️メキシコとQUEEN

さて、QUEENには,メキシコの曲はあるのでしょうか。

ということで、またしつこくQUEENの話です。
(というか、ここからが本題^^;)



1981年、南米で大人気となったQUEENは、初の南米ツアーを行いました。アルゼンチンでは、サッカースタジアムにて大規模ライブを開催。同会場で2公演、会場を変えて3公演。続くブラジルでも、一日あたり13万人を動員する異例の規模のライブを、二日間にわたって行ったのでした。

QUEEN見たさに、南米各地から国境を超えてファンが集まり、大変な騒ぎだったそうです。

アルゼンチンやブラジルのライブ映像を見ると、当時のファンの異常ともいえるほどの熱量が伝わってきます。

そんな熱狂的なファンの歓迎を受けたQUEENは、その約半年後に再び南米ツアーを行い、今回のワールドカップ開催国であるメキシコでもライブを行ったのです。

場所は「エスタディオ・グアウテモク」という、サッカースタジアムでした。今回のワールドカップの会場とは違う場所です。

このあたり↓


当時、南米ではここまでの規模でロックミュージシャンがライブを行った前例がなかったため、ファンは歓喜し、大歓迎が暴動にまで発展するほどだったようです。

QUEENのメンバーは、おちおち外出することもできなかったそうです。

メキシコでも、ライブは大成功。終了後にトラブル(ファンが負傷)はあったものの、ここでも熱狂的に迎えられたのでした。

メキシコツアーでのエピソードとして、個人的に少し胸が痛くなるお話がありました。

QUEENのローディーによると、開始前の舞台下に、マリアッチ集団が待機していたそうなんです。なんでも彼らは、「自分達は舞台でプレイするために高い代金を払ったんだから、舞台に出たい!」と、ごねたそうです。(誰かがマリアッチ集団を騙して、ペソをせしめていた模様。)

もちろん、QUEENのライブの前座にマリアッチが演奏することは許されず、追い返されたそうですが…。ちょっとかわいそう、と同情してしまいました。

メキシコを訪れた時に、偶然マリアッチのおじさん達に出会った時には嬉しかったなぁ、などと勝手にマリアッチに親近感を抱いてしまうという…。個人的な感想でした。


そんなメキシコ含め、熱狂的な南米のファンに感激したQUEENが、彼らのために作ったのがこちらの曲です。

◼️Las palabras de amor = 「愛の言葉」

一部スペイン語で歌っています。

QUEENがファンのために英語以外で歌う曲は、日本のファンに向けた曲、「手をとりあって(日本語)」と、この曲だけです。

外国語の歌詞が出てくる曲は、「ボヘミアン・ラプソディ」の「マンマミーア!」(イタリア語)、「ムスターファ」(アラビア語)、「シーサイド・ランデブー」の「c'est la vie mesdames et messieurs」(フランス語)、などがありますが、これらの曲は、ファンの為の曲ではありません。


◼️Las palabras de amor = 「愛の言葉」QUEEN


ブライアンが、ファンのために作ったこの曲には、こんなスペイン語の歌詞が出てきます。

"Las palabras de amor"
Let me hear the words of love
"Despacito mi amor"
Love me slow and gently

"愛の言葉"
愛の言葉を聞かせて
"ゆっくりと 優しい人"
ゆっくり優しく愛して

"Las palabras de amor""Despacito mi amor"
はスペイン語です。


QUEENから、曲によって愛を示してもらえるなんて、ファンは嬉しいですよね。


そういえば、日本のファンに向けた曲(手をとりあって)を書いたのも、ブライアンでしたね。

そんなブライアンは、以前こんなコメントを残していました。


世界中で慕われ愛される。だけどその一方で、どこに行っても中傷する人がいる。愛してくれる人に囲まれているのに、それでも途方もなく寂しい。


世界中に何十万人ものファンがいても、一方で心ない言葉をぶつけてくる人もいる。たくさんの人に愛されているからといって、傷つかないわけではないのですよね。スターだって、人間なんだもの。




また、別のこんなコメントも。

ある程度の飢えはパーティ・ライフで満たされる。だけど心のなかに恐ろしい穴が空いていて、あらゆる人と一対一であることを求めてる。その求めは決してかなえられない。


ビッグになればなるほど、一対一の付き合いが難しくなる。人との距離はかえって遠ざかっていく…。そんな感覚なのでしょうか。

フレディも、ステージ上で「観客みんなと"×××ピー×××"したい。」とよく言っていました。

フレディらしいストレートなユーモアにクスリとしつつ、言葉の裏には孤独な気持ちが隠されているかも知れないな、なんて思います。(もちろん、本気の可能性もあります。笑)

埋めがたい孤独を抱えながらも、ファンと少しでもつながっていたい。愛を失わないでいてほしい…。そんな思いが、この曲の背景にあるようにも感じられます。

ファンへの愛情と感謝、そして「言葉を超えて心を通わせたい」という願い。そんな思いが、込められているような曲です。

フレディの視線にドキドキしながら、お聴きください。(かなり見てきます)


◼️「Las palabras de amor 」(QUEEN)


余談ですが、フレディが大好きだった「チリコンカーン」は、メキシコ料理の影響を受けた料理なのだそうです。スパイシーな料理が好きだったというフレディは、メキシコ料理と相性が良かったのかも知れませんね。

という、メキシコにまつわるお話でした。

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