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いざ、鹿児島一人旅。知覧特攻平和会館で読んだ手紙

十数年前、私が百貨店に勤務していた頃のことです。
百貨店では、平日に連休がとれる機会が年に数回ありました。

この連休によく、一人旅に行っていました。

ある時、「そうだ、鹿児島、行こう」と思って一人旅に行きました。

広島から鹿児島へ。鹿児島に行こうと思った理由は、その頃、九州新幹線・鹿児島ルートが全線開業したからです。
関西・中国地方と九州が乗り換えなしで結ばれました。

〇いざ、鹿児島一人旅へ

「おおっ、この広島駅から新幹線に乗れば、乗り換えなしで鹿児島中央駅まで行けるのか。楽しみ♪」

本当に、乗り換えなしで鹿児島中央駅に到着しました。
夢のようです。

鹿児島に着いた1日目。
・仙厳園に行ったり
・一人で黒豚しゃぶしゃぶを食べに行ったら、お店が空いていてラッキー♪桜島が一望できるカップルシートに通していただきました。一人広々と、黒豚しゃぶしゃぶを堪能したり
・『島津薩摩切子のお猪口』に魅了されました。後日、奮発してお土産に買ってみたり
・『天文館むじゃき』で、しろくまのかき氷を食べたり

と、満喫しました。

鹿児島旅2日目。
鹿児島旅に来た目的の一つ。行きたかった場所がありました。
それは、「知覧特攻平和会館」です。

〇知覧特攻平和会館へ

目的地までは、鹿児島中央駅から、路線バスで、約1時間20分ほどでした。
知覧につくと、晴天で、蝉がミーンミーンと鳴いています。
バスで行くと山奥という印象ですが、地図でみると、海もわりと近そうです。

会館では、特攻隊員の方々の思い出の品々が展示されていました。
一つ一つを、心に留めていきました。

このnoteに、1通のお手紙の内容を書いてよいものか・・葛藤があったのですが・・。そっと書かせていただきます。

正確な内容ではなく、私の記憶を基にしているので違っていたらすみません。

そのお手紙は、お姉さんに宛てられたものでした。

『お姉さんへ
お父さん、お母さんには(安心させるために)「お国のために頑張ります」と言ってきました。本当のことが言えませんでした。
お姉さんには、本当のことが言いたいです。本当は、こわいです。』

私にも弟がいます。
「もし、同じ状況だったら・・」と想像すると、ぐっと涙が出そうでした。

お手紙の検閲も厳しい時代。このお手紙がご家族のもとへ届いたのか・・どうなのか。お手紙のいきさつは見ていないのですが、その当時、この「本当のこと」を書くこと自体、勇気がいったことでしょう。

ご両親にも本音が言えなかった時代。でも、お姉さんには伝えたい。

その時代の辛さと、知覧の空の青さと、今。

本当に、忘れられない旅となりました。

ご家族や関係者でもないのに、文章で書いてよいものか・・と悩みましたが、そっと書かせていただきました。

#忘れられない旅

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