クッキー缶はせめてお弁当箱サイズであってくれ
ふと視界に入った、期間限定クッキー販売のお知らせ。
可愛らしい缶と、サクサクといい音を立てそうなクッキーたちが、A4サイズのチラシの中でこちらを誘惑している。
こういう催事に来るクッキーは、いいクッキーに決まっている。蓋を開けた瞬間バターが「オッス!おらバター!」と香るやつだ。絶対うまい。
だが、ここで飛びついてはいけない。
見るべきは商品名でも、価格でもない。
缶の大きさだ。
いいクッキーというやつは、なぜか小さい。異様に小さい。びっくりするほど小さい。
20枚入りかぁと飛びついたら、1枚が1円玉サイズだったなんてことも普通にある世界。私が知らないだけで実は妖精やコビトって存在してる?
だからまず缶のサイズを確認する。
写真に映る花やカップとの比較から寸法を推理する。もはや探偵である。
小さいものは可愛い。もちろん小さいクッキー缶も可愛い。片手にすっぽり収まる様子なんて、映えるってヤツだよ可愛い。
でもその可愛さ、求めてない時もあるんだ。
小さいサイズがあるなら大きいサイズがあったっていいじゃない。需要ならここにある。
美味しいやつは小さくあれなんて美学を流行らせた人に物申したい。
美味しいものは腹いっぱい食べてなんぼだぞ。
クッキーなんて、「あと一枚だけ」を五回くらい繰り返してこその様式美だろう。このサイズだと三回目あたりで終了だ。
と、いうわけで。
見なかったことにした。
あと10cm。
せめてあともう10cm、大きくなったら会おうな。
10cm大きくなったからって価格まで大きくなるんじゃないぞ。
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