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2026年冬の渇水情報-2月3日大渡ダム、鹿野川ダムの現状、2月8日までの全国の進行状況-

湖水の翁です。四国の渇水が一段とひどくなっています。今回、貯水率0%となっている2つのダムを訪れてみました。その報告と併せて全国の進行している状況をお知らせします。


1.大渡(おおど)ダム

大渡ダム:2026年2月3日12時頃

(1)ダムの諸元

所在地:高知県吾川郡仁淀川町
水系:仁淀川水系仁淀川
竣工年:1986年
目的:洪水調節や発電のほか、高知市の水道用水の供給や既得用水の安定のため
管理者:国土交通省

(2)当日の天候や貯水率

当日の天候は晴れで、貯水率は0%となっています。次の写真が茶霧湖(さぎりこ:大渡ダム湖)になります。満水に比べると30m以上水位が低い状態です。

貯水率0%の大渡ダムと茶霧湖の様子:2026年2月3日12時頃

※ダムの貯水情報がわかる国土交通省の水文水質データベースでは、管理する水位以下となっていることから、2月3日時点では表示がされていない状況となっています。

(3)仁淀川の渇水調整の現状:2月8日時点

  • 12月23日9時から(自主節水) 節水率 吾南用水30%、鎌田用水30%

  • 12月25日15時から 節水率 吾南用水30%、鎌田用水30%

  • 1月5日17時から 節水率 吾南用水50%、鎌田用水50%、高知上水20%

  • 1月9日17時から 節水率 吾南用水65%、鎌田用水65%、高知上水30%

  • 1月16日17時から 節水率 吾南用水65%、鎌田用水65%、高知上水45%

  • 1月31日19時から 大渡ダムの貯水率が0%となり、堆砂容量を使用する緊急取水に移行

なお、堆砂容量とは、川から流れてくる土砂をためておくための容量なので、管理から40年ほど経過しているので、土砂がある程度たまっていると考えられます。これについては、国土交通省が毎年ダムの堆砂状況を報告していて、大渡ダムは1400万立法メートルの容量に対して460万立法メートルの土砂がたまっており、残り約2/3の容量しかありません。さらに0%になる前の5日間(1月26日19時~1月31日18時まで)の水の使用量は180万立法メートルとなっています。雨が降らずこのペースで水を使うと約1ヶ月足らずの2月下旬で完全に大渡ダムが枯渇する事になります。

2.鹿野川(かのがわ)ダム

鹿野川ダム:2026年2月26日14時頃

(1)ダムの諸元

所在地:愛媛県大洲市
水系:肱川水系肱川
竣工年:1959年
目的:洪水調節や発電のほか、既得用水の安定のため
管理者:国土交通省

(2)当日の天候や貯水率

当日の天候はこちらも晴れで、貯水率は0.8%となっています。次の写真が鹿野川湖(かのがわこ:鹿野川ダム湖)になります。満水と比べると約20m以上水位が低い状況となっています。

貯水率0.8%の鹿野川湖:2026年2月26日14時頃

(3)肱川水系の渇水調整の現状:2月8日時点

  • 12月9日 鹿野川ダムの貯水率0%(厳密には0.8%)となり、ダムからの放流量を毎秒6.0㎥から上流から流れてくる水量(毎秒約3.0㎥)に減量

3.2月8日までの全国の進行状況

前回2月2日に記載した内容から進行した状況についてを報告します。(一部前回未確認だった情報も追加しています。)

(1)茨城県水戸市

(2)太田川水系(静岡県)

(3)淀川水系(布目ダム)

※淀川水系(木津川渇水対策会議)渇水対応タイムラインで、布目ダムの貯水率が43%程度で渇水調整期として取水制限を実施するものとしている。

(4)愛媛県

(5)吉野川水系吉野川

吉野川水系渇水対応タイムライン(吉野川冬~春渇水)で、早明浦ダムの貯水率が60~50%程度で自主節水期、50~10%で取水制限期として位置づけしており、今回50%程度となったことから取水制限を実施するものとしている。(50%程度で第1次、30%程度で第2次としている。)

(6)吉野川水系銅山川

  • 1月20日(火)0時 (自主節水) 制限率 工業用水10%

  • 2月9日(月)0時 制限率 工業用水20% 参考:銅山川3ダム貯水率61.6%(2月6日0時時点)※銅山川3ダム:富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダム

吉野川水系渇水対応タイムライン(愛媛県)で、銅山川3ダムの貯水率が70~60%程度で自主節水期、60~10%程度で取水制限期として位置づけており、今回60%程度となったことから取水制限を実施するものとしている。(60%程度で第1次、50%程度で第2次、40%程度で第3次、20%程度で第4次、10%程度で第5次としている。)

(7)那賀川水系那賀川

那賀川水系渇水対応タイムライン(春渇水等)で、長安口ダムの貯水率が60~50%程度で自主節水期、50%~10%程度で取水制限期として位置づけており、今回20%程度となったことから段階的に水利用の制限を強化している状況。

(8)福岡県糟屋郡宇美町

(9)福岡県京都郡苅田町

(10)佐賀県西松浦郡有田町


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