見出し画像

シルバーアクセサリー『トラビス・ワーカー』(Travis Walker)について

トラビス・ワーカー(Travis Walker / DOUBLE CROSS TRAVIS WALKER)は、1996年にカリフォルニア州ポモナで設立された、アメリカのシルバーアクセサリー界を代表するトップブランドの一つです。

​先ほどご紹介したビルウォールレザー(BWL)とも非常に深い師弟関係にあり、LAのバイカー・ロックカルチャーの血統を正統に受け継ぐ重要ブランドです。その成り立ちや特徴、魅力について詳しく解説します。

​1. 誕生の歴史:ビル・ウォールを師と仰ぐ「最高の弟子」

​トラビス・ワーカーのキャリアは、ビルウォールレザー(BWL)の工房から始まりました。

​BWLのチーフ職人として: トラビスは若くしてビル・ウォールの元で修行を積み、その類まれな才能から、BWLの創設期から黄金期を支えるチーフデザイナー・メイン職人として活躍しました。ビルの右腕として多くの名作の原型を手がけたと言われています。

​独立とブランド設立(1996年): 1996年、自身のオリジナルブランド「DOUBLE CROSS(ダブルクロス)/ TRAVIS WALKER」を設立。師であるビルから学んだ超一流の技術をベースに、独自の感性を爆発させた作品を作り始めました。

​2. デザインの特徴:エッジの効いた攻撃性と様式美

​トラビス・ワーカーのデザインは、BWLのタフさを受け継ぎつつも、より「シャープで攻撃的、かつダークな世界観」が特徴です。

​オリジナル・スカル: トラビスのスカルは、目の彫りの深さや歯の造形、顎のラインなどが非常にシャープで、どこか知性と冷酷さを感じさせる「男前なスカル」として高い評価を得ています。

​ハチェット(手斧): ブランドを象徴する独特なモチーフ。攻撃的で無骨なバイカースタイルを体現しています。

ハチェット ペンダントトップ

​ガーゴイルやチョンプス: 架空の怪物や、鋭い牙を持つ肉食獣のモチーフなど、ダークファンタジーの要素をリアルな造形で表現するのが得意です。

ガーゴイルブレスレット

​3. 技術的特徴:超絶的な「エングレービング」と職人気質

​師匠のビル・ウォールが「生きる伝説」であるように、トラビスもまた「自分の手で作り続ける」ことに強いこだわりを持つリアル・アーティストです。

​フリーハンド・エングレービング: トラビスが来日した際のイベント等で見せる、リューターを使ったフリーハンドの彫刻技術は圧巻です。迷いなくシルバーの表面に滑らかなスカルや文字を彫り込む姿は、職人技術の極みと言えます。

エングレービング

​緻密なギミック: ウォレットチェーンのクリップのバネ性や、パーツ同士が滑らかに連動する噛み合わせの精度など、ジュエリーとしての「道具としての完成度」が非常に高いのも特徴です。

​4. レザーワークの融合とカスタム

​元々BWLで頭角を現したこともあり、シルバーだけでなくレザー製品(ウォレットやジャケット)のクオリティも超一流です。

​アリゲーターやエレファントスキン: 希少なエキゾチックレザーを大胆に使用し、そこにシルバーパーツや、レザーを何層も重ねるインレイ(パッチワーク)技法を組み合わせた財布は、バイカーやコレクターの憧れの的となっています。

​まとめ

​トラビス・ワーカーは、「ビルウォールレザーのタフなクラフトマンシップを受け継ぎつつ、よりダークで都会的なエッジを加えた、超実力派ブランド」です。

​ブームに左右されず、ロサンゼルスのポモナにある自身のアトリエで、一点一点にソウル(魂)を吹き込むモノ作りを続けており、シルバーの持つ「重厚さ」と「芸術性」を本気で味わいたい大人の男たちから熱狂的に支持されています。

いいなと思ったら応援しよう!