中高生こそ読んでほしい1冊【職業としてのAV女優】中村淳彦著
こんな人にぜひ読んで欲しいです。
・現役の中学生から高校生
・中学から高校生の子供がいる方
・役所や福祉関係の仕事をしてる方
理由を1つずつ説明します。
1.中学生から高校生
学校図書館の関係者へ。
もし可能なら是非置いてほしいです。
地方に住んでいるとあまり聞きませんが、
東京など都会だと高額のモデルのバイトを
募集してることがあります。
なった人たちの取材によると、
「モデル募集」の広告がきっかけだそうです。
堂々とAV女優を募集してるわけではありません。
それはそうです。法律のグレーゾーンですから。
一般的なモデル事務所なら、労働者派遣法など
労働者を守る法律がありますが、
AV女優たちにはそれはありません。
そもそもそういう事務所自体、認可がおりません。
今はスマホで探すと簡単に
そういう仕事がヒットします。
どんな経緯で彼女たちがAV女優を始めたか、
手口を知っておくのは有益だと思います。
2.中学生や高校生の子どもがいる人
私の子供たちは5歳と2歳です。
まだまだ幼い子供たちですが、
10年後は中高生になってます。
「女の子の親だけ知ってればいいでしょ。
うちは男の子しかいないから関係ない」と
思う方もいますが、
AV男優の方のインタビューもありました。
無関係ではなさそう。
出演する側の問題だけでなく、
大人になったら、彼らが消費する側に回ります。
制作過程の裏側を知るだけでも
価値があると思ってます。
3.役所や福祉関係の仕事をしてる人
なぜ、最後にこれを加えたかというと、
シングルマザーや若い女性で生活保護申請に行くと
「風俗なり、AV女優でもなって稼げばいい」と追い返された事例を聞くからです。
そもそも昔なら稼いで借金を返すという時代でしたが、今は変わってきました。
驚かされたのが、
AV 女優の80%の人は
一般的なOLよりも稼いでいません。
稼げているのは、ほんの一握りの人です。
そもそもAV女優の倍率は25倍です。
面接にすらたどり着けない人が多数です。
容姿端麗でスタイルが良く、性格にも難がなく、
コミュニケーション能力が高いハイスペックな女性しかなれなくなっているのが現状です。
そして性風俗の現状も大差ありません。
こちらも供給過剰で、
以前に比べて収入の水準が下がってきてます。
容姿端麗でコミュニケーションがある人なら
それなりに稼げるかもしれませんが、
そうでない人はまともに稼ぐことすらできません。
問題は報酬だけではありません。
そもそも肉体労働で、長く働けません。
性産業では、一番価値が高いのは18〜22歳、
ちょうど大学生に相当する年齢です。
年を取れば取るほど価値は下がっていきます。
長く続けられる仕事ではありません。
「そんなに困ってるなら風俗でも行けよ」と
追い返すのは暴言でもありますが、
世間知らずでもあると言わざるを得ません。
・感想
著者の言う通り、「AV女優にしても性風俗にしても
関わらずに済むならそれに越したことはない」というのが感想です。
性産業と一般的の仕事の大きな違いは、
経験を積めば積むほど
価値が下がっていくことです。
一般的な仕事なら仕事を覚えて、スキルが上がっていけば給料が上がることがあります。
しかし、 AV女優に関しては
最初の作品が一番ピーク。
あとは経験を積めば積むほど価値が下がっていくという真逆のパターンになります。
投資する人ならイメージできるかもしれませんが、
保有するだけでどんどん価値が下がる投資商品を
わざわざ買いませんよね。
性産業全体、そういうイメージを持ちました。
驚かされたのが稼げないのに
続けてる人がたくさんいることです。
この本について、Twitterで投稿しました。
あるフォロワーさんと話していたら
「お金だよ」と言われました。
そこで疑問が出てきました。
「お金が一番の理由なら、稼げない時点でやめそう。何でやめないんだろう」と矛盾を感じました。
疑問に感じながら読み進めると
「承認欲求を満たせる」と結論が出ました。
少なくとも撮影中は、
周りのスタッフの人からよくしてもらえるし
「かわいいね」と言ってくれる人もいるでしょう。
「必要とされてる」と感じても無理はありません。
それでも私は子どもたちに対して
「あまり関わって欲しくない」が本音です。
彼らが大きくなったら、
性教育とセットで伝えたいと思いました。
以上、ちえでした。
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