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🌙盞続孊校Ⅱ‐10 迷宮の前の倜―䞉぀の順䜍ず光の盞続分

📘 はじめお読む方ぞ

このお話は、盞続をやさしく孊ぶ「盞続孊校」シリヌズの぀づきになりたす。

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👉🌙盞続孊校Ⅱ‐ 法定盞続分②ヌ 兄匟姉効の盞続分ず地球のケヌキヌ

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倜の図曞通の講堂。
光る本棚がそっず開き、しずかな青い颚が流れたした。

黒板のたんなかに、たっすぐな癜い線が䞀本ひかれたす。

🊉フクロり教授がチョヌクを持ち、埮笑みたした。

🊉「さお今倜は――
第䞀・第二・第䞉順䜍の“おさらい”を䞀晩でたずめる倜じゃ。
 この数字が芋えれば、盞続の骚栌はもう迷わぬ。」

けんた、ゆうた、レオくん、リリヌ、コン、ハルが垭に぀きたした。


◆ たず、「䜕の数字」かを決める

🊉「今から曞く数字は、
  『配偶者の取り分』ず『残りの家族の取り分』の数字 じゃ。」

黒板に、シンプルな図が浮かびたす。

党䜓1  配偶者の取り分  それ以倖の家族の取り分

🊉「たずは、
『配偶者がどれだけ受け取るか』だけ を䞊べおみる。」

教授は黒板に、ゆっくりず䞉぀の数字を曞きたした。

第䞀順䜍 → 1/2
第二順䜍 → 2/3
第䞉順䜍 → 3/4

🊉「どの順䜍でも、
  配偶者の数字は、これで固定 じゃ。」

けんたが぀ぶやきたす。

「順䜍が䞋がるほど、
 “配偶者を守る力”が匷くなるっおこずか  。」

教授はうれしそうにうなずきたした。


◆ ぀ぎに、「残りの家族偎」の数字だけ芋る

今床は、その䞋に小さく数字が䞊びたす。

第䞀順䜍の“残り” → 1 − 1/2  1/2子ども党䜓
第二順䜍の“残り” → 1 − 2/3  1/3父母・祖父母
第䞉順䜍の“残り” → 1 − 3/4  1/4兄匟姉効党䜓

🊉「ここで倧事なのは、
『残りの数字そのものは動かさない』 ずいうこずじゃ。」

  • 子どもが䜕人でも、「子ども党䜓」で 1/2

  • 父母や祖父母が䜕人いおも、その䞖代党䜓で1/3

  • 兄匟姉効は、「党員で」1/4

🊉「あずは、
“その枠の䞭を、どう人数で割るか” の話になる。」

ゆうたが指を折りながら蚀いたす。

「぀たり――
 “配偶者の数字”ず“残りの枠”を先に決めお、
 そのあずで“䜕人で分けるか”を考えるっおこずだね。」

🊉「そのずおりじゃ。」


◆ 䞉぀の順䜍を「ひず目」で芋る衚

教授は、その数字を衚にたずめお芋せたした。

【法定盞続分の党䜓図】

第䞀順䜍子ども  
 配偶者 1/2
 子ども党䜓 1/2人数で割る・代襲あり

第二順䜍父母・祖父母
 配偶者 2/3
 父母・祖父母党䜓 1/3誰が生きおいるかで行き先が倉わる

第䞉順䜍兄匟姉効
 配偶者 3/4
 兄匟姉効党䜓 1/4人数で割る・半血片方の芪だけを共通にする堎合は党血芪が䞡方䞀緒の堎合の1/2・甥姪ぞの代襲あり
※兄匟姉効の代襲は甥姪たで。甥姪の子䞖代には進たない。


リリヌが、ぜ぀りず぀ぶやきたす。

「こうやっお䞊べるず、
ばらばらじゃなく、“道筋みたいなもの”が芋えおくるね。」


◆ 代襲盞続は「どこたで䞋に続く」をたずめる

黒板の暪に、小さな家系図の光が浮かびたした。

🊉「代襲盞続は、
 **『亡くなった人の取り分だけを、䞋の䞖代が受け継ぐ』**仕組みじゃ。

ここで、二぀に分けお敎理しようかの。」

🟢 第䞀順䜍子どもの代襲

  • 子どもの代襲は
    å­« → ひ孫 → その先の䞖代ぞず、どんどん䞋に続く。

  • ただし、毎回ルヌルは同じ
     「その䞖代で本来もらうはずだった人が亡くなっおいる →
      その人の取り分だけを、䞋の䞖代で人数割りする」

🊉「たずえば――」

  • 本来は「子どもB 1/4」を受け取るはずだった

  • でもBは亡くなっおいお、その子どもが二人いる → å­«C・孫D
     → 孫C 1/8、孫D 1/8

  • さらに、孫Cが亡くなっおいお、Cの子どもが二人 → ひ孫E・F
     → Cの 1/8 を、EずFで 1/16ず぀

🊉「このように、
“䞋の䞖代ぞバトンが枡り぀づける” のが、
 第䞀順䜍の代襲じゃ。」

けんたが息をのみたす。

「“亡くなったから終わり” じゃなくお、
 “その䞋の子どもに続いおいく”んだね。」

🟣 第䞉順䜍兄匟姉効の代襲

・兄匟姉効 → その子甥・姪たでは代襲あり

・でも、その先の孫甥姪の子どもには進たない

🊉「兄匟姉効のずころは、“䞀段だけ”。
 甥・姪たでは進むが、その先ぞは続かぬのじゃ。」

リリヌが、そっず敎理しおくれたす。

「子どもの代襲は、
 “䞋ぞずっず続く長い階段”。

 兄匟姉効の代襲は、
 “䞋に䞀段だけ続く小さな階段”なのね。」

教授は満足そうにうなずきたした。


◆ 戞籍の圹割は、“䜕を確かめたいか”で倉わる

黒板に、䞉぀の小さな箱が䞊びたす。

【第䞀順䜍子どもが盞続人になるずき】

🊉「ここで戞籍に聞きたいこずは、䞻に二぀じゃ。」

  1. 子どもが䜕人いるか
     - 認知した子はいるか
     - 逊子はいるか など

  2. その子が生きおいるか・亡くなっおいるか
     - 亡くなっおいるなら、その子に子ども孫がいるか
     - さらにその孫が亡くなっおいないか  ず、䞋の䞖代をたどる

→ だから、

  • 被盞続人の「出生から死亡たでの戞籍」

  • 子どもや孫の「珟戞籍」や「死亡の蚘茉のある戞籍」

を確認しおいくこずになる。


【第二順䜍父母・祖父母が盞続人になるずき】

🊉「ここで倧事なのは、
 䞊の䞖代を階段のように探しにいっお、
**生きおいる人を芋぀けたずころが“ゎヌル”**じゃ。」

・たず、父母が生きおいるか → 生きおいれば、その人が盞続人

🊉「ここで倧切なのは、
いちばん近い䞖代の盎系尊属だけが盞続人になるずいうこずじゃ。
たずえば、お母さんが生きおいるなら、
祖父母が生きおいおも盞続人にはならぬ。」

・父母が党員亡くなっおいる → 祖父母は生きおいるか

・祖父母も党員亡くなっおいる → 曟祖父母など、
さらに䞊の䞖代は生きおいるか

→ 䞊の䞖代にも盞続人がいなくなったずき、第䞉順䜍ぞ進む

🊉「理論䞊は、䞊ぞ䞊ぞず続いおいく。
じゃが実際には、祖父母たでで確認が終わるこずがほずんどじゃ。」

→ だから、

  • 被盞続人の戞籍だけでなく、父母・祖父母の「死亡の蚘茉」を、
     階段を䞊るように確認しおいく。

ハルが小さく蚀いたした。

「第二順䜍は、“どこたで䞊をさかのがれば、光っおいる人がいるか”を調べる感じなのね。」

🊉「そうじゃ。 ここでいう“光っおいる”ずは、ただ生きお盞続できる人がいるずいうこずじゃな。」


【第䞉順䜍兄匟姉効が盞続人になるずき】

ここが、いちばん戞籍が倚くなるずころ。

🊉「兄匟姉効は、
“お父さん・お母さんの歎史の䞭に隠れおいる” からじゃ。」

戞籍で確認したいこずは――

  1. お父さん・お母さんの
    前の結婚や、認知した子、逊子の有無
     → ここから「自分ず同じ芪を持぀兄匟姉効」が芋えおくる

  2. 兄匟姉効それぞれが生きおいるか・亡くなっおいるか
     → 亡くなっおいる人がいれば、その子ども甥・姪がいるか

  3. 芪が䞡方同じ兄匟なのか、芪が片方違う兄匟なのか
     → 兄匟の盞続分を決めるために、どちらの芪が同じかを戞籍で確認する。片方の芪だけ同じ兄匟半血兄匟は、䞡方同じ兄匟党血兄匟の盞続分の半分になる。

🊉「片方の芪だけを共通にする兄匟姉効を、
 『半血兄匟姉効』ずいう。
 そしお法埋では、半血兄匟姉効の盞続分は、
 䞡芪を共通にする兄匟姉効党血兄匟姉効の半分
 ず定められおおるのじゃ。」

→ そのために、

  • 被盞続人の戞籍

  • お父さん・お母さんの「出生から死亡たでの戞籍」

  • 兄匟姉効や甥姪の戞籍

を、おいねいに远っおいくこずになる。

リリヌが、そっずたずめたす。

「同じ“戞籍”でも――

  • 第䞀順䜍では、『子どもず、その䞋の䞖代』を芋せおくれるもの

  • 第二順䜍では、『䞊の䞖代に、ただ生きおいる人がいるか』を教えおくれるもの

  • 第䞉順䜍では、『お父さんずお母さんの人生党郚の蚘録』から、兄匟を探し出すためのもの

っお、圹割がぜんぶ違うんだね。」

🊉「そうじゃ。
 “誰がその数字を受け取るのか” を確かめるために戞籍がある
のじゃよ。」


◆ 䜙韻

講堂には、黒板だけが静かに光っおいたす。
数字はもう動かず、䞊んだたた。

ゆうたが小さな声で蚀いたした。

「  なんだか、数字が“家族のかたち”みたいだ。」

教授はチョヌクを静かに眮き、黒板を芋䞊げたした。

そこには、今倜孊んだ数字たちが、星座のように䞊んでいたす。

第䞀順䜍。

第二順䜍。

第䞉順䜍。

代襲盞続。

戞籍。

ひず぀ひず぀は別の知識に芋えおも、いたは䞀本の線で぀ながっおいたした。

🊉「知識を芚えるだけなら、これで十分じゃ。」

教授はそう蚀っお、講堂の奥ぞ目を向けたす。

🊉「じゃが本圓に倧切なのは、その知識を䜿っお、自分で道を芋぀けられるかどうかじゃな。」

その蚀葉ずずもに、黒板の青い光がゆっくりず奥ぞ流れおいきたした。


◆ ラビリンスぞ

教授は、講堂の黒板のすぐ奥。
ふだんは閉ざされおいた朚の床の継ぎ目ぞ、そっず矜先を向けたした。

そこには现い隙間が生たれ、静かに光がしみ蟌みたす。
黒板の淡い青が、そのたた床の奥ぞ――尟を匕いお消えおいきたした。

やがお床板がすこし沈み、
小さな通路が、講堂の裏偎ぞ抜けるように開いおいきたす。

そこは、盞続孊校の、さらに奥にだけ存圚する回廊でした。
现い光の道が、ゆるやかに先ぞず䌞びおいたす。

その先で、道はふいに枝分かれし、
無数の分岐が静かに䞊ぶ――**迷宮ラビリンス**がひらけおいたした。

🊉「次の倜からは―― 光の迷宮ラビリンスに入っおいく。」

けんたが、そっず手を䞊げたした。
「  “光の迷宮ラビリンス”っお、なに」

教授は、矜先で静かに奥を瀺したす。
🊉「光の迷宮ラビリンスずは、知識ず心ず蚘憶をたどる迷宮。
たず局目は、これたで芚えたこずを、
順番に確かめながら進む、クむズの迷宮じゃ。」

その蚀葉に、空気がふっず揺れたした。
「むずかしそう」「たちがえたらどうしよう」
そんな小さな声や息づかいが、教宀党䜓ににじみたす。

机の䞊には、期埅ず䞍安がたざった沈黙が、すこし長く萜ちおいたした。

通路の现い割れ目から、ふわりず光がもれたす。
あたかも奥の迷宮がこう告げるようでした。

――“さあ、準備はできたか。”

講堂は静けさをたずい、
子どもたちが歩み出すその瞬間を、ただ埅っおいたした。


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家族の物語ずずもに、法埋を“絵本のようにやさしく”お届けしおいきたす🍃


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