✨ 小さな“できた”を連れて行く大阪旅──キッザニアから、夜景のホテルへ
✦ 序章 秋の朝に、旅の灯りがともる
秋の朝。
カーテンのすきまから入ってきた光が、
なんだかいつもよりやわらかく見えた日だった。
「今日、たのしみだね」
そんな声が、朝ごはんの前にぽつりと落ちて、
家の中の空気がふわっとあたたかくなる。
こうして、我が家の小さな秋旅が、そっと始まった。
まず向かったのは、キッザニア甲子園。

✦ 0章 キッザニア──“できた”が小さく積もっていく日

ふたりが選んだのは、ゲームをつくるお仕事体験。
白い机にちょこんと座って、画面を見つめる目が、いつもより少しだけ真剣で。
できたところを見せたくて、ちらちらとこちらをのぞいてくるようだった。
「見てるよ」と小さくうなずくと、ふたりの肩がほんの少し上がって、うれしそうな顔になる。
その仕草が、なんともかわいくて。
こういう時間って、きっとあとで思い返しても、やわらかく胸に残るんだろうなぁと思ったりした。
キッザニアでは、親は実はけっこう大変。
アプリを開いては空き状況をチェックして、埋まりそうな予約を目がけて、子どもと手をつないで小走りしたり。
「間に合え〜!」と心の中でつぶやきながら、“やりたい!” を叶えるために、けっこう必死になっている。
でも、ふたりが満足そうに席に座った瞬間、
「頑張ってよかったぁ」と胸の奥がふっとあたたかくなるのだった。
帰りの車では、ふたりそろってコトンと眠ってしまって、
その寝息を聞きながら
“今日は、二人とも、なんだかちょっとかっこよかったね” と夫と笑いあった。
そのまま、みんなでホテルへ向かうことにした。
✦ 1章 ロビーの光と、あたたかさ
大阪マリオット都ホテルのロビーへ入ると、
ふわりとあたたかい空気が広がってきて、
自然と歩き方がゆっくりになった。

天井のライトが、静かに降る雪みたいに揺れていて、
子どもたちは思わず足を止める。
「きれいだね」
そんな声が、いつの間にかこぼれていた。
大きなクリスマスツリーも置いてある。
近くを通るだけで胸のあたりがふわっと明るくなるようで。

夫が「これ、家にあったら毎日明るいんだけどなぁ」とぽつり。
子どもたちが「大きすぎるよ〜」と笑って、
みんなの声がやさしくロビーに溶けていった。
こうして笑い合える時間があるだけで、
旅って、もう成功したような気がしてくる。
✦ 2章 部屋の夜景──静けさがやってくる時間
部屋のドアを開けた瞬間、
大きな窓いっぱいに、夜の大阪がひろがっていた。

子どもたちは少しだけ息をのんだようにして、
ゆっくり近づいていく。
ガラスにそっと手を置いて、そのまま静かに見つめていた。
「……なんか、すごいね」
その一言が、夜景の光にやわらかく混ざっていくようで。
夫も、窓の外を眺めながら
「なんだか、夢の中みたいだな。」
と小さくつぶやいた。
そのあと、テイクアウトしたスシローのお寿司を広げて、
夜景をおかずにみんなでつまむことに。
同じお寿司なのに、この景色の中で食べると、
どうしてこんなに特別に感じるんだろう、と思わず笑ってしまった。
なんだか、寝るのがもったいなくて、遅くまで、キラキラ光る夜景を眺めて過ごした。
✦ 3章 朝のCOOKA──光の中で食べる大阪の味
翌朝、カーテンを開けると、
夜とはちがうやわらかな大阪の街がひろがっていた。

朝食を食べにCOOKAに向かうと、
窓からの光がテーブルをそっと照らしていて、
気持ちまで明るくなっていくようだった。

そこで子供たちが、うれしそうな声をあげる。
「見て…!たこ焼き、ある!」
朝からたこ焼きがあるのは、なんだか大阪らしくて、
それだけで旅気分がもう一段あがる気がした。
卵料理はできたてを運んでもらえるし、
おにぎりもその場で握ってくれる。
聞いたことのないようなオシャレなメニューもちらほらあって、
どれを選ぼうか迷ってしまう。
みんなで好きなものを選んで、
ゆっくり味わう朝になった。
✦ 4章 てんしばと動物園──“好き”に会えた日
ホテルのすぐそばにある、てんしば。
朝の空気は少しひんやりしていたのに、
子どもたちは元気いっぱい走り出していく。
「ゆっくり行こ〜」と夫の声が背中から届く。
こどもの体力ってすごいなぁ。
親はまだ昨日のキッザニアの余韻で、少し重いのに。
そのまま天王寺動物園へ向かった。

こんな街の真ん中で、ライオンやキリンなど、さまざまな動物に会えるなんて、なんだか不思議だ。
ここで一番喜んだのは長男だった。
大好きなカメのコーナーで立ち止まり、じっと目を合わせるように見つめて、
「この子は〇〇ガメでね…」と教えてくれる声が、なんだか誇らしげ。
そして、ふとつぶやいた。
「……レオくん、元気かなぁ。」
✦ 5章 太陽の塔──紅葉の中で立つ “おおきな時間”
旅の最後に向かったのは、太陽の塔。

公園内は紅葉がちょうど美しくて、
赤や黄色の葉が静かに塔を包むように揺れていた。
ふたりはその場で立ち止まり、
しばらく動かずに見上げていた。
裏側の“黒い太陽”を見たとき、
「すこしこわいね…」
そんな声がそっと聞こえてきた。
そうだよね。
きっと、こわさと美しさが、ひとつになって心に残るんだと思う。
帰り道、後ろの席から
「今回の旅も、とっても楽しかった!」
という声が重なって聞こえてきて、
思わず夫と顔を見合わせて、ふわりと笑いあった。
そんな、小さな“好き”が静かに積もっていって、気づけば心がぽかぽかする、そんな素敵な旅だった。
いつか、誘っても、「もう一緒に行かないよ」と言われる日が来るのかな。
それまで、こんな旅をひとつひとつ積み重ねていけたら嬉しいなぁ。
📌 Information
■ 🏨 宿泊:大阪マリオット都ホテル(Osaka Marriott Miyako Hotel)
・あべのハルカス内にある高層ホテル
・夜景も夕景も美しく、高層階からの眺めは圧巻
・ロビーや館内の季節装飾が華やかで、フォトスポットもたくさん
・朝食「COOKA」は、子どもも大人も楽しめるラインナップ
・あべのハルカス直結で、飲食店やショップが豊富
・旅行とショッピングが一度に楽しめる立地

🌿 クラブラウンジ(Club Lounge)
大人がひと息つける落ち着いた空間。
館内中央には本物の木が植えられていて、枝に添えられたイルミネーションがふわりと光ります。
〈アフタヌーンティータイム〉
・サンドイッチ、ケーキ、ゼリー、チョコ、分厚いポテトチップスなど
・オーダーメニューもあり、子どもたちも大満足
・スパークリングワインは、アフタヌーンティーの時間も楽しめる
〈カクテルタイム〉
・豊富なアルコールと前菜が並ぶ“大人の時間”
・まさかの「松茸ご飯」まで登場して驚きました
※夜は子どもの入室不可

🍽 朝食(LIV KITCHEN COOKA)
開放感があり、朝の光がとても気持ちよい朝食会場「COOKA」。
ファミリーでも利用しやすく、ゆったり食事ができます。
・大阪名物の たこ焼き
・和洋豊富なメニュー
・卵料理はオーダー式
・自動パンケーキ機
・おにぎりやフレッシュジュースも目の前で作ってくれる
・見ているだけで楽しいコーナーがたくさん

🚶♂️ 立地の魅力
ホテルのすぐそばには、子ども連れにぴったりのスポットがたくさん。
・てんしば(徒歩すぐ)
・天王寺動物園(徒歩)
・通天閣(徒歩でお散歩がてら行ける距離)
・あべのキューズモール(Q’s MALL)
──子ども向けの遊び場があり、少し遊ばせたいときにも便利
串カツや射的、商店街の雰囲気も楽しめて、
“家族旅行と相性のいいエリア” という印象でした。

🧳 これまでのおはなし
🌿 旅のものがたり とは?
家族で出かけた小さな旅を、
そっと物語のように綴っていくシリーズです。
そこで出会った景色、
子どもたちの“できた”がふわりと灯る瞬間、
帰り道に胸の奥に残ったあたたかさ。
そんな一つひとつを、
静かに、大切に書きとめています。
🌙 次の旅のおはなしも、またゆっくり読んでもらえたら嬉しいです🍃
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プロフィール
🌿司法書士ママ|みか
平成19年司法書士試験合格。
売買・相続などの不動産登記や会社・法人登記に15年以上たずさわっています。
家族の物語とともに、法律を“絵本のようにやさしく”お届けしていきます🍃
🐢レオくんからひとこと
「ぼくも、まいにち けんたくん・ゆうたくんと まなびちゅう🐢💚」
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