見出し画像

Bluetoothの闇 ①ネットで売られている安価なイヤホンは、なぜ駅で音が途切れるのか?


ネット通販を見ていると、Bluetoothイヤホンが驚くほど安く売られています。

1,000円台
場合によっては、それ以下

買って家で使ってみると、

「普通に聞こえるじゃん」

音楽も聞ける
YouTubeも見られる

ところが朝の通勤時間。

駅に着いた途端、

プツッ……プツッ……

音が途切れる。


「あれ? 壊れた?」

ところが会社に着くと、また普通に聞こえる
これ、イヤホンが壊れているとは限りません

実はBluetoothというものを理解すると、
「安いBluetoothイヤホンを買うとき、値段と音質だけを見ていていいのか?」
という、ちょっと面白い問題が見えてきます。



Bluetoothは「無線通信」である
Bluetoothイヤホンというと、
「スマホとイヤホンをつなぐもの」

くらいに考えている人も多いと思います。

しかしBluetoothも立派な無線通信です
そして主に使っているのが、
2.4GHz帯。

ここでWi-Fiに詳しい人なら、ピンと来るかもしれません。
2.4GHz帯はWi-Fiでも使われています。

朝の駅を想像してください。


スマートフォン、Bluetoothイヤホン、スマートウォッチ、PC、タブレット、Wi-Fi、テザリング……

大量の無線機器が存在しています

つまり、

目には見えないけれど、電波だらけです

自宅では数台しかなかった無線機器が、朝の巨大ターミナル駅では桁違いに増える。
当然、Bluetoothもその影響を受けます。



家では普通なのに、駅では音が切れる
ここが無線通信の面白いところです。

同じスマートフォン
同じイヤホン

なのに、
使う場所によって通信品質が変わる
これはWi-Fiを考えると分かりやすいでしょう。

自宅では快適だったWi-Fiが、人の多いイベント会場では遅かったり不安定になったりする。
Bluetoothでも似たことが起こります。

通信状態が悪くなれば、

* 音が途切れる
* プツプツする
* 一瞬無音になる
* 接続が不安定になる

といった現象が起こりやすくなります。

つまりBluetoothイヤホンの性能は、
「静かな部屋で音が出た」
だけでは分からないのです。


ここから先は

3,971字

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?