五十音に神様が宿っているなら、あなたは今、どの音を必要としますか?
古事記には、たくさんの神様が登場します。
天照大御神、須佐之男命、伊邪那岐命、伊邪那美命……。
これまで私は、古事記を「神話」として読んできました。
けれど、あるときふと思ったのです。
「古事記を、おとだまメソッドの視点から読んだら、どうなるのだろう?」
おとだまメソッドでは、日本語の一音一音に、それぞれ異なる響きがあり
魂があると捉えています。
「あ」という音。
「か」という音。
「さ」という音。
「た」という音。
同じ「声」でも、響く音によって、身体や心に感じるものが違います。
そこで、古事記に登場する神々と五十音の「行」を重ねてみました。
たとえば、
母音は「命そのもの」
「あ・い・う・え・お」という、すべての音の土台となる母音を、天地の根源を象徴する神々と重ねます。
天之御中主神
高御産巣日神
神産巣日神
命が生まれる前の、根源的なエネルギーです。
「か行」は「創造」
伊邪那岐命・伊邪那美命。
国を生み、神々を生んだ創造の神々です。
「か」という音には、何かを始め、形にしていく力を重ねてみることができます。
そんなイメージです。
こうして見ていくと、
母音 命そのもの
↓
か行 創造
↓
さ行 祓い
↓
た行 行動
↓
な行 共感
↓
は行 息吹
↓
ま行 愛
↓
や行 成長
↓
ら行 循環
↓
わ行 統合
という、一つの「生命の物語」が見えてきます。
これは、古事記に書かれている神々の分類ではありません。
古事記を、おとだまメソッドという独自の視点から読み解いた「音の神話」です。
神様の名前を覚えるだけではなく、
「私は今、どの音を必要としているのだろう?」
「私の声には、どんな響きがあるのだろう?」
「今の自分に足りない音は何だろう?」
そんなふうに、自分自身の声と心を見つめることができます。
古事記には、声や言葉が世界を動かす場面もたくさんあります。
特に印象的なのが、天岩戸の物語です。
天照大御神が岩戸に隠れ、世界から光が失われたとき、神々はどうしたのでしょう。
歌い、踊り、笑い、声を響かせました。
そして、閉ざされていた岩戸が開き、光が戻ってきます。
「声によって、世界に光が戻る。」
おとだまメソッドでは、
声を整えることは、
自分自身を整えること。
音を響かせることは、
内側にある生命力を目覚めさせること。
そして、自分の声を取り戻すことは、
自分らしく生きる力を取り戻すこと。
そんなふうに考えています。
古事記×おとだま。
神話を学ぶだけではなく、
神々の物語を「自分の声」に重ねてみる。
五十音を声に出しながら、
自分の中にある「神話」を感じてみる。
もしかすると、古事記に描かれている神々は、
遠い昔の神様の物語だけではなく、
私たち一人ひとりの中にある
「生きる力」の物語なのかもしれません。
これから、おとだまメソッドの視点から
「古事記と五十音」の世界を
少しずつ紐解いていきたいと思います。
あなたなら、今、
どの音を響かせたいですか?

