①オンライン英会話を2年続けた私が、突然の海外出張で一言も喋れず絶望した話【前編】
こんにちは。製造業で働く、リーダーママの莉子です。
このnoteでは、忙しい毎日の中でコツコツ続ける「私の英語奮闘記」を中心に、仕事や家事、美容のちょっとした知恵やリアルをゆるっとシェアしています。
いつもは水曜と日曜にお届けしていますが
今回は嬉しい誤算の「フライング土曜配信」です。
週末ののんびりタイム☕のお供に、ゆるっとお付き合いいただけたら嬉しいです。
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以前の記事で、私が英会話を始めた「ちょっとカッコ悪いきっかけ」についてお話ししました。
10歳以上年下の上司が海外との会議で見事な英語を操り、周囲から大絶賛されている姿。
画面の前でただ引きつった笑顔を浮かべることしかできず、自分の無力さにがっかりしたあの日のことです。
ぶっちゃけて言えば、当時の私のモチベーションは、純粋な向上心というよりは「私もあんな風に羨ましがられたい!」という、ちょっとした自己顕示欲でした。
でも、そんな不純(?)な動機から始まった私の英語学習ですが、現実は予想外の方向へ進みます。
なんと、私が必死にオンライン英会話にしがみついているうちに、そのバイリンガル上司が海外の会社へと転職してしまったのです。
目標であり、頼みの綱でもあった彼がいなくなり、私はポツンと1人取り残されてしまいました。
そもそも、私は製造現場のエンジニア。普段から現場で機械をいじり、本業のアウトプットさえ頑張れば、会社から英語のスキルなんて1ミリも求められていません。
英語ができる彼がいなくなったことで海外との会議もパタリとなくなり、気がつけば私は、
ただの「毎日パソコンの前で25分間、外国人と喋っている人」になっていました。
仕事で使うあてもないまま、特に英語を話す機会もない日々が、淡々と過ぎていく。
それでも、「あの悔しさを忘れたくない」という意地だけで、オンライン英会話を細々と続け、気がつけば2年が経っていました。
ある日突然、上司から驚きの指示が飛んできました。
「今度、上海に行ってきてくれないか?
7万人規模の大きな展示会があるから、うちの技術のプレゼンをしてきてくれ。」
???🤯🤯🤯
一瞬パニックになりましたが、プレゼン自体は、私が日本語で少し話すたびに、隣にいる通訳さんが中国語に訳してくれるという、手厚い同時通訳スタイルとのこと。
「これなら、私は専門的なエンジニアとしての説明に集中すればいい。英語はそんなに使わないだろう」と高を括っていました。
ありがたいことに、会社が通訳さんを男女2人も現地で手配してくれたのです。
「よし、これなら安心だ!」と胸をなでおろして日本を飛び立ちました。
……しかし、本当の試練はここからでした。
心強い味方である通訳さんたちは、現地(上海)の空港の「外」で私を待ってくれています。
つまり、飛行機を降りてから、あの張り詰めた空気の入国審査を突破するまでは、完全に私1人。
「まぁ、入国審査くらいなんとかなるだろう」
そう思ってゲートへ進んだのですが、現地のスタッフさんは私が中国語を話せないと分かった瞬間、容赦なく「英語」に切り替えて話しかけてきたのです。
「え、ちょっと待って。上海って英語の国だっけ…!?」
2年間、画面の向こうの優しい先生たちとしか英語を話してこなかった私の前に、突然、リアルな英語の荒波が押し寄せてきました。
🚧第1のハードル:入国カードの「裏面」
まずつまづいたのは、入国審査の手前で書く「外国人入国カード」でした。
渡された紙を見ると、どうやら裏表の両面に記入欄がある様子。
「えっと、私は裏面も書くべきなのかな?」
確認したくて、近くのスタッフさんに思い切って話しかけてみました。
頭の中で必死に組み立てた英語は、これ。
「Should I write back?」
自分では「裏面に書くべきですか?」と言ったつもりだったのですが、あとから冷静に調べたら、これ本来は「メールを返信する」って意味の熟語だったんです。
入国審査のゲート前で、紙を片手に「私はメールを返信するべきですか?」って真顔で聞いてくる日本人(笑)。
しかも単語の組み合わせだけ見たら「私は背中に文字を書くべきですか?」とも取れるわけで……。
そりゃあスタッフさんも「はてな?」という顔をしますよね。

🚧 第2のハードル:指紋認証ゲートでの「I'm Japanese!」
冷や汗をかきながら、次はいよいよ入国審査のゲートです。
ここでは顔認証と指紋認証が必要でした。機械の周りにある案内写真や、前に並んでいる人たちの動きをじっと観察し、「よし、あんな感じね」と真似して指を置いてみたのですが……なぜかエラーで通れません。
後ろには長い列。焦る私。
するとスタッフの方が、こちらに向かって早口の英語で何かを指示してきました。
中国語ではなく、間違いなく英語を話してくれている。それなのに……驚くほど、全く聞き取れないのです。
「え?何?親指?人差し指?置き方が悪いの!?」
何度もエラーになり、完全にテンパってしまった私。迫り来るプレッシャーに耐えかねて、気がつけば困り果てた顔で、大真面目にこう叫んでいました。
「I'm Japanese!(私は日本人です!)」
……いや、だから何だという話なのですが(笑)、私のあまりのパニックぶりに、スタッフさんは「あぁ、もう、しょうがないなぁ……」という呆れ顔に。
そして、私の手をギュッと掴むと、機械のセンサーにペタッと力強く押し付けてくれたのです。
力技の強制認証。
こうして私は、命からがら(?)入国審査を突破しました。

🚧第3のハードル:ホテルのチェックインでフリーズ
ようやく空港を出て通訳さんと合流し、一安心してホテルへ到着。
しかし、ここでも再び「1人」になる瞬間が訪れます。ホテルのフロントでのチェックインです。
スタッフさんから何かを英語で話しかけられたのですが、「あれ?これって何て言ってるの……?」と、またしても言葉が全く出てきません。
自分の名前を名乗るのが精一杯で、カードキーを渡されるまで、その後どう動けばいいのか全く分かりませんでした。
ロビーの片隅で、私は激しいショックに打ちのめされていました。

勉強法のミスへの気づき
よく英語の教材や市販の本で、「空港での英会話」「ホテルでのチェックイン」といったシチュエーション別の特集がありますよね。
当時の私は、「そんなの基本中の基本だし、今さらやらなくていいや」と完全にスルー。
2年間、オンライン英会話の日常会話テキストを、ただただ上から順番に進めて読んでいただけだったのです。
「私、こういう『現場のリアルなシチュエーション英語』、何一つ勉強してこなかったんだ……」
旅の始まりにして、早くも自分の勉強方法のミスに気づかされ、愕然としました。
でも、本当の恐怖は、この日の夜に待っていたのです。
(深夜、ホテルで部屋の鍵が突然壊れたお話は、次回へ続きます!)
🍽️ おまけ:冷や汗のあとは、絶品上海グルメ!
入国審査とホテルのチェックインで、人生最大級の冷や汗をかいた私ですが……
せっかくの初上海、どん底の気分のままでは終わりません!
現地では通訳さんたちに案内していただき、最高に美味しい本場のグルメを満喫してきました。
まずは、上海の高級料理店でいただいた贅沢なコースです。
テーブルいっぱいに並ぶ上品な中華料理に、昼間の緊張が一気にほぐれていきました。

さらに別の日は「きのこ火鍋」をいただきました。

辛い!美味しい!と言いながらみんなで囲む鍋は最高に楽しかったです。
英語では大苦戦した旅の始まりでしたが、上海の美味しいごはんには、完全に胃袋を掴まれてしまいました(笑)。
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それでは、また次の記事で。
